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【独立開業】会計士が独立してみたら感じることをつらつらと【公認会計士】

こんにちは。突然思い立ってnoteを書いてみることにしました。
中の人は、独立1年目の公認会計士です。

紆余曲折を経て2023年に独立したのですが、いざ独立すると、組織に勤務していた時にはイメージしてなかったことが日々起こったり起こらなかったりしてます。

そういったことを自分の備忘を兼ねて、つらつらと書いていきたいと思います。もし参考になったら嬉しい限りです。


中の人の簡単な経歴

説明する必要があるか不明ですが、まずは、当noteを書いている人のプロフィールを書いてみます。

会計士としては平均的なキャリアかな

いわゆるBIG4監査法人で、6-7年ほど務めてから独立しました。

キャリアとしては、業種・規模様々な…というテンプレ的な感じのキャリアですので、大手監査法人にいたら多くの人が積むであろう平均的なキャリアを歩んできたと思います。

海外案件をバンバンしました、とか、IPOに特化しましたとかいうわけではないので、ホントに平均的なキャリアと思います。

監査法人で感じたことなど

6-7年ほど務めると、良いことも悪いこともまあいろいろとあるわけでして、パッと思いつく限りですがそれぞれ以下があったのかなぁと思います。

良かったこと

  • リスペクトできる上司多め

  • 一緒に仕事したいと思える後輩多め

  • なんやいうても自由度は高い

幸いなことに、人間関係には恵まれた方だと思います。あと、監査法人ってなんやいうても一般事業会社と比べたら色々と寛容なことも多く、恵まれている点が多かったのかなと振り返って感じます。

悪かったこと

  • 残業時間があまりにも多い

  • プライベートに侵食するほどの業務量

  • いくらがんばっても組織が故、評価は一律

一方、悪かったことも当然あって、なんといっても「業務量の多さ」です。
具体的には毎日の残業時間として現れてきて、プライベートがどうしても犠牲になってしまう感は否めなかったです。


独立して感じること

という感じで、監査法人勤務を経て独立したわけでして、まだ半年くらいしか経ってないですが、以下のような感想を抱いてます。

自由度爆上がり

これは最も感じることで、毎日の自由度がめちゃめちゃ上がりました(ホントにめちゃめちゃ)。

気分が乗らないなら平日でもマルマル休みにしてもいいし、朝が苦手なら11時から仕事をしてもいいし、お昼明けに中抜けで美容院に行ってもいいし、とにかく自由です。

働く場所も、セキュリティを守っているという前提で、在宅でも事務所でもカフェでもコワーキングスペースでもどこでやってもいいです。

単価は1万円/時間くらいかな?

組織に勤務していた時は、毎月の給料をもらうだけでしたが、独立していると当然そういうわけにもいかず、自分で何かしらの仕事を見つけるなりしてやっていかないといけません(そらそうか)。

となると「自分の時給」を意識することになります。案件によるのでなんとも言えないところはありますが、監査法人でシニアスタッフクラスなら10,000円/hくらいが目安のひとつになると思います。

監査法人時代にマネージャー経験があったり、もっと高いスキルがあればさらに上の単価になると思います。

良い仕事を取れるかは縁の要素が大きい

「良い仕事」っていうのは、まあ人によって定義が違うと思いますが、1番分かりやすいのは「どれだけの報酬をもらえるか」になると思います。
(もちろんその他にも、やりたいこととマッチするとか、誰と一緒にするとかもあるけど、それは今回省略。)

で、そういう「良い仕事」に巡り会うパターンとしては、やっぱりなんやかんや言っても「紹介」で巡り会えることが多いです。
なので、タイミングとか運とか、あとどれだけ各方面に信頼関係があるかが重要かなと日々感じてます。

ちなみに、仕事の内容や単価にそこまでこだわらないなら、会計士jobとかのサイトを使えばいろんな案件があるので、少なくとも食いっぱぐれることは99%ないです。
https://cpa-workstyle.com/

やっぱりマーケットは東京が強い、圧倒的に強い

いろんな案件は、やっぱり東京にたくさん転がっている印象です。また報酬の水準も高いような印象です。
どういう環境で身を置くかは大事なんだな~って痛感。

独立するための条件・いつがいいか?

ほな、独立するにはどうしたらいいの?って話で、まあ世間的には「マネージャーまでいって管理職を経験した方がいい」とか、「金商法の主査を経験した方がいい」とか、いろいろ言われたりします。

他にも言い出したらキリがないですが、わたしは「独立したいと思ったタイミング」でいいのかなと思います。

もちろんマネージャー経験があった方がいいとかはその通りですが、そのためだけに独立のタイミングを見極めるのはあまりにも機会損失が大きいと思います。

どれだけミニマムでも3年か

「独立したいと思ったタイミング」が独立する時、と先ほど述べましたが、とはいえ新卒で1年目から独立したらいいかと言われたらそれはちょっと違うかなと思います。

ほとんどの人は大手監査法人をファーストキャリアとしてスタートすると思いますが、とりあえず3年くらいはいたほうがいいんじゃないかなと思います。

特にこれといった理由はないのですが、オーソドックスの監査の形を知るとか、ある程度の人脈を作っておくとかそういう点もありますし。

3年超えたらマジいつでもいい

逆に3年くらいを超えたら、いつでも独立していいと思います。

今の組織に残ってやりたいことがあったり、そんな独立したいとかの気持ちは持ってないよといった状況であれば独立なんかせずとも今の環境でがんばればいいですが、いつか独立したいと考えているなら早い段階で独立に踏み切ってもいいと思います。


独立したらどんな仕事が具体的にあるの?

独立したらいろんな仕事がありますが、思いつく限りを書いてみます。
最近はどれもリモートで対応できるやつもあるね。

監査の非常勤バイト

まずはあるあるです。1番取り組みやすいやつです。時給はシニアスタッフクラスで6,000円~7,500円くらいの印象です。

決算支援

決算支援といってもいろいろありますが、経理代行的なことから、IPO支援含めいろいろあります。

税務関係

独立した当初あるあるで税務関係も鉄板です。多分ですが独立したら周りからチラホラ確定申告手伝って~みたいなお声がけがかかると思います。まあ税理士登録をしないといけないですが。

コンサル関係

コンサルって言っても色々ありますが、財務DD、再生とかがあります。いずれも高単価案件ですが、監査法人の経験のみではちょっと厳しい雰囲気です。

その他無限にいろいろある

他にも補助金がどうだの、創業時の支援がどうだの、仕事のパターンは無限にあります。

どんな人が独立をしたらいいのか?

「どんな人が独立に向いてるの?」ってQに対するAは、ズバリ「会計士全員」と考えます。

会計士はみんな独立したらいい

独立したら収入が不安定になるとか、将来の不安とか、いろいろ悩みは付きませんが、それをはるかに超える自由さが手に入ります。

独立するのには勇気がいりますが、その一歩がこの後の人生を大きく変えることになると思います。

最後にまとめ

多くの人は、はじめは大手監査法人にいくと思いますが、3年くらい経ったらみんな独立したらいいじゃんって思います。

独立して不安はもちろんいっぱいあるけど、食いっぱぐれることは絶対ないし(最低限の稼ぎはできる)、頑張れば収入は青天井。まあお金のことは置いとくとしても圧倒的自由が手に入るので是非前向きに検討しましょう、というのが中の人の意見です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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