頑張ることに、少し、疲れてしまった君へ。～時をかける夢追い人より～

君は今、どの時空間を漂っていますか？

過去に縛られて、今現在を見つめられずに居る。
私がその昔、未来と呼んだ今の時間に求めた世界は、どの平行線に吸い込まれて消えて行ったんだろう？
昔、大好きだった人影も、
休日、ふざけて遊び歩いた人影も、
愛して止まなかった大切な故人の人影も、
過去に溶けて消えてしまった。
気付けば、自分の周囲に留まってくれた縁は、家族以外になくて笑える。

大好きだった、、、
表す言葉が過去になってしまっても。
蘇る、、、思いだけは殺し様がなくて。
現在(いま)に存在しない者達のことを今(リアル)に想わせて自分を離さない。
世間では、それを執着と言うらしい。
でもこれは、当事者には酷な告知だ。

君は過去の生き残りだ。
ただ一人、過去の中の生存者だ。

ジャングルの中で一人戦い続けた日本兵に掛けてやる言葉じゃない。
彼は、執着で日本兵を続けた訳じゃない。
君はどんなにか切なかったろう？
どんなにか悩ましく、苦しくて、居たたまれなかったことだろう？
どんなに孤独を一人の心に仕舞い込んで居ただろう？

きっと君は、手放したくても、過去を放り投げられなかった、最強に不器用で、奇跡的に不運な人なのだろう。
私は、そんな普通すぎる、弱くて心優しい、愚鈍な君のその真っ直ぐさが大好きだ。
きっと君くらい間抜けな垂直人間も、他にはなかなか見つかるまい。
かえって珍種なくらいだよ。
自分の弱点を誇ってくれ。

君は、、、今、、、どの時空間を漂っている？
ちゃんと今を見つめられているかい？
今の君を、
今の時間に、
今という関係で繋がっている、
今大切な人と、
君はちゃんと向き合えているのかい？

君の大切な人は、
いつ、、、
大切だった人なんだい？

君以上に間抜けな私は、その人を大切なこと自体が間違いだとは、けして言わない。
過去でも現在、未来でも、
大切なことに違いはない。

私はその、君の鎮まらぬ強く深いエネルギーが、今を直視出来ていないことだけが、
唯一、心配でならないだけだ。
大切な気持ちはずっと、手放さなくていい。

今、ちょっとだけ、深呼吸してみて。
今、君が生きている時間を感じてみて欲しい。
時間を感じる、、、突然言われても。
1、2、3で、全て腑に落とせる人は居ないだろう。
時間は目視出来ないから。
今この瞬間の自分の姿、世界を見出だすことは容易いことではないだろうが。
時間というものに支配されている私達人間は、それを全く無視して生きることは許されない。
君の命にも、時間は配分されているのだから。
君のこの一生は、今世、一度限りなのだから。

いっそ、来世にも、過去世にも、期待はしてくれるな。
今世を精一杯、自分らしく、最大限に笑って生き抜いて行って欲しい。
それが、未来をより最も輝かしく繋ぐコツだから。
私の意図する世界はこう。
片想い人も、最低最悪な憎まれ人も、皆が、安心して生きる世界に、私も笑顔で生きていること。
小さな心で平和を願う、
果てしない夢追い人な私はいつしか、
時間の魔法に眠らされていた。
時間を認知するって、案外難しい。
出来ているようで、意外と魔力に封じられていたり。

負けないで。
現在(いま)に目覚めて。

これが、私に、昨夜宇宙から届いたメッセージとでも、言っておきます(笑)。
思い掛けず、仕事帰りのコンビニの駐車場で、
真っ暗な夜空から、
流星のように降ってきたメッセージ13枚を
非常に頑張り屋さんの君に捧ぐ。
お疲れ様。
いつも、努めて、熱心な君に幸あれ。

今日もどこかで歯を食い縛っている、星の仲間達へ。