見出し画像

荒川区立第七中学校で行われた「校内ハローワーク」の様子をお届けします!

荒川区立第七中学校で職業人を招いた「校内ハローワーク」が行われました!様々な業種・職種の方をお招きし、お仕事の裏側や講師の方のバックグラウンドなど貴重なお話をお伺いすることが出来ました♪
普段出会うことのない企業様・職業人の方を招いた職業人講話会の様子をお届けします!

荒川区立第七中学校 校内ハローワーク


荒川区立第七中学校では、1年生のキャリア教育の一環として、様々な職種の方を講師としてお招きし「校内ハローワーク」を実施しています。
今回は、この「校内ハローワーク」よりイロガミでご紹介させて頂いた方の講話の様子をご紹介します!


校内ハローワークの始まりは、体育館での開会式から!
1年生が体育館に集合し、改めてハローワークや働くことの意義などについて確認しました。
『働く時に考えればいいや!ではなく今回の会では、将来につなげられる機会にしてほしい』との先生の想いを受け取った生徒の皆さん。
講師の先生の紹介後、元気いっぱいのあいさつをしている生徒の皆さんの気合も十分!自然と講師の方々へ体が向く意識の高さがとても印象的でした。
いよいよ、自分たちが興味のある職種に分かれて講和会が始まります。

今回の講話会では、医師・薬剤師・メーカー企業等の他、イロガミからはデザイナー、IT企業様より2名様をご紹介させて頂きましたので、その様子をお届けします♪

ブックデザイナー 折原カズヒロ様

今回お話を聞いていた生徒のみなさんに、デザイナーに興味があるの?と声をかけると、皆さん元気な声で「はい!」と返事!そのようすに折原さんも「嬉しいね~!」と終始和やかなムードで始まりました。

ブックデザイナーとして活躍されている折原様より、制作の流れや仕事のやりがいなどをお話しいただきました。
実は折原さんは、書店より皆がたくさん手に取って読んでくれる図書館の本が好き!とおっしゃっていて、本への愛が感じられた瞬間でした。

今回は、実際に折原さんがデザインを担当した本をご持参いただき、ブックデザイナーという職業に対してなかなかイメージが難しい生徒の皆さんも、わかりやすい説明を受けて興味津々な様子!

ブックデザイナーとは、本の作者や出版社の依頼を受けて、本のコンセプトに合わせたデザインを作成するお仕事。ブックデザイナーは本を作る仕事でありながら、ひとりで完結できない職業でもあるとおっしゃっていました。

折原さんがデザインされ、書店で並べられている本を手にとり、このデザインに至るまでの複数のアイデア・デザイン案を持ってきていただき、ご紹介いただきました!
どうしたらお客さんが手に取ってくれるか考えることが仕事!色遣いやフォントで雰囲気や印象が変わるという説明を聞きながら熱心に比較する生徒の皆さんの姿が印象的で、楽しそうにお話くださる折原さんへのまっすぐな視線が印象的でした。

太宰治著の「女生徒」という本では、様々なデザイナーの方々がデザインされた本を実際に持ってきていただけました。
同じ本でも、紙の素材や帯の仕組みなど全く異なるデザインに「うわー!」と驚いた様子。実際に触れながら紙質やデザインなど体感して頂きました。
デザイナーによって本の見え方が全く異なり、デザインも人によって違う。そこに面白さを感じる!とのお話では、生徒の皆さんからも質問が!

生徒様:
1つのデザインを考えるのにどれくらい時間がかかるの?
折原様:
少なくとも2週間は考えて作ります。短い時間でいい物ができたと思っても、次の日見たら気分が変わったり、形にしてみたら違ったなと思うことが良くあります。なので、良い案が出来ても時間をかけて考えて作るようにしています!

生徒様:
ブックデザイナーの仕事で大変だったことは何ですか?
折原様:
デザインはかなりの時間を要するので、時間がない時や、抽象的でよく分からない内容で注文があると大変です。

普段何気なく読んでいる本ですが、様々な業界用語を教えて頂きました!
“装丁”はデザインを意味するものであり、誰がデザインをしたか書かれています!と教えて頂き、生徒の皆さんもこれから多くの本を読むにあたって色んな見方ができるようになったのではないかなと感じました!

株式会社エイチツオー・スペース 谷口様

学校法人を始め、多くのクライアント様に対し、Webサイトの構築や動画の制作、スキルアップ支援等を行っている株式会社エイチツオー・スペース様から代表の谷口様がご登壇!

中学生の皆さんが授業で取り組まれているプログラミングが社会でどのようなところで活かされているのか、ウェブプログラマーのお仕事はどのようなことをやるのかについて分かりやすくご説明頂きました。

講話会冒頭、プログラマーとしてご活躍されている谷口様から学生の皆さんに「スクラッチってやったことある?」との声掛けに、「やったことあります!」との声が上がるなど、最近の中学生は非常に高度な授業に取り組んでいるんだなと感心していました。

22歳の時に起業され、その後ウェブプログラマーとして約24年間活躍されてきた谷口さん。
生徒の皆さんには馴染みのあるプログラミング言語や普段学習している英語が仕事では活きていくというお話に、皆さんも真剣にメモを取っている姿が印象的でした!

プログラミングは理数系が得意な人がなる職業って本当?という話を聞いたことはありますか?
谷川さんは、この問いに対して、プログラミングになるには英語はもちろん、高校生になると勉強する「微分・積分」での知識が求められます。
これらのことが、「理数系が得意な人がなる仕事」といわれるようになった由縁かな?とおっしゃっていました。

高校生になると、文系・理系と選択をしなければならない時期が必ず訪れます。将来の夢を見据えて選択するのはもちろん良いことですが、この教科が将来どのような仕事に繋がるのかな?ということを頭の片隅において選択してほしいなと思います♪

お仕事やプログラミングに関するお話が終わった後、生徒の皆さんからたくさん質問が出てきましたのでご紹介します!

生徒様:
プログラマーになって難しかったことはなんですか?
谷口様:
私の頃は、勉強する手段のようなものが全くなくて。当時は現在のように、プログラミングに関する本やプログラミングスクールのようなものがが本当に少なかったんです。なので、本屋さんに行って限られた本の中から、自分で勉強していくんですけど、全然理解できないし、インターネットも党委はなかったので調べる手段がなかった点は本当に苦労しました。
プログラマーは単語を理解して、自分でプログラミングを構築する力が凄く求められるので、その点は本当に大変だなと思います。

生徒様:
どんなことをプログラムに伝えているのですか?
谷口様:
私の会社の場合、特に大学などからご依頼いただくことが多いです。
一番わかりやすい物だと、ホームページのお問い合わせ欄です。
お問い合わせ欄に入力し送信すると、私たちが作ったプログラムが動き出して、振り分けをします。内容を担当者の方に送ってあげたり、お問い合わせの内容を記録して、後から参照できるようにしたりという仕事をしています。

生徒様:
プログラマーになって大変だったことはなんですか?
谷口様:
IT業界は進化が非常に早く、昔Webプログラマーでやっていたことが今ではAIがやるようになったり、昔使っていたプログラミング言語が今では使われなくなったりすることもあります。
IT業界やプログラミングは日々進化していくので、対応していくためにはずっと勉強し続けなければいけないところが大変ですね!

勉強するのは学生まで!と思われている生徒の皆さん!
実は社会に出てからも、常に勉強しながら仕事をしていくんだということを谷口さんのお話からも少し感じて頂けたのかなと思います。

学生時代の学びが社会でどう活かされいるのか感じ取っていただき、今後の学習や進路にも生かして頂きたいですね♪

様々な職業で活躍されている講師の方々のお話は非常に魅力的なお話でした。生徒の皆さんからも、色々な職業があることを知りお話を聞くことができて楽しい時間だったという感想を頂きました!

生徒代表者の方からのメッセージ
本日は貴重なお時間をしていただき、ありがとうございました。
私は折原さんの、“本を触ったときの紙の質感までブックデザイナーの方は大事にしている”という話が一番印象に残っています!
今回は本当にありがとうございました!

今回は、第七中学校で行われた「校内ハローワーク」の様子を一部ご紹介しました!

実際にデザインされた本や仕事で使われている道具などに触れることだけでなく、普段会うことの出来ない職業の方から話を聞ける貴重な経験!
このような職業人の方々のお話を中学1年生の段階でお聞きし、自分の将来に活かす準備として、素晴らしい機会になったと思います!

今後もイロガミ公式noteにて職業体験や講話会の様子を発信していきます♪

私たちの仕事について子どもたちに知っていただきたい!という企業様。
私たちの学校の生徒にこんな職業の方からの話を聞かせてあげたい!という学校担当者様。

是非お気軽にご相談ください♬

この度はお忙しい中ご協力頂きました、折原様・谷口様。
貴重なお話をして頂きまして誠にありがとうございました!