見てた大人と、なってみた大人

大人になった。そう思った日だった。まだ青年だと思っていた私は、いつの間にか今年25歳の立派な大人になったのだ。

地元のお祭りがあった。お祭りには神輿を担ぎ、ラッパを吹き、祭りのメインどころで活躍する青年団というものがある。小さい頃見ていた青年団は立派な大人!ってかんじだった。実際になってみた私は立派な大人ではない。けど、青年団をやってたみんなは立派な大人だった。25歳だけど、青春ってかんじ。妻子持ちの子もいるし、もちろんお仕事もしている。けど、青年団の時は青年に戻るのだ。かっこいいなと思った。

同級生にたくさん会った。みんなそれぞれの道を歩んでいた。地域に密着してる組とそうじゃない組で分かれるけれど、またみんなであの頃のように戻れたらなって少しだけ思った。あの時とは環境も何もかも違うからたぶん無理だけれど、みんながみんな幼馴染みたいな27人に戻れたらいいななんて思った。自分も結婚したり子どもできたりしたらそんな余裕はないんだろうけれど。

神輿が神社から出て行く場面。みんなが一生懸命取り組んでいる顔付き。全てがキラキラしていて感動した。弟もそんな世界に飛び込んでほしいなって思った。どうかチャンスが巡ってきますように。そっとお願いした。

見ていた大人は凄く立派だったけれど、なってみた大人はまだまだ全然子どもだ。けど、立派な大人として見られているんだろうなってことは思った。しゃんと背筋を伸ばして生きられるよう、今週1週間が勝負。がんばるぞ。どの道を行っても立派な大人に近づけるように、最悪じゃない決断を、しよう。

かっこいいみんな。お疲れ様。

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