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日常の彩り/エッセイ

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かぞく写真は、全員揃って撮らないと意味がないと思ってた

前提として、私はかぞくが大好きだ。この30年の月日の中にはいろんなことがあったけれど、それ…

Ayano hirota
3か月前
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最近の私は、見ている世界を捉えなおそうとしている(のかもしれない)

今日はちょっと真面目モードに。(こういう書き出しの仕方って、自分を守ろうとしてるよね…。…

Ayano hirota
1か月前
7

何に慣れるかで、今の自分が創られる

「私は料理が苦手だ」と言うと、大体の人からは「え、意外!」という言葉が返ってくる。今思え…

Ayano hirota
1か月前
6

取りこぼすのではなく「今はまだ」遺せないだけなのかもしれない

「言葉はいつも、大切ななにかを取りこぼす」 いつもどこかで気にしていた言葉を、不意に人か…

Ayano hirota
2か月前
7

大切な人の大切な瞬間に立ち会いたいから、ゆっくりと、長く続く道をゆく。

ふと、1年前にインタビューをしたはるちゃんと当時の話をする機会があった。 「いつかお願い…

Ayano hirota
2か月前
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「最近気になることは?」という問いに「着たい服がないこと」と答えたわたし

あえて書くほどでもないし、人に言うほどでもないけれど、最近着る服がないことが気になってい…

Ayano hirota
2か月前
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道草をして出逢ったふたりと私/michikusa in 代官山蔦屋書店 haruka nakamura × 大給亮一(sundaysfood)

「雪降るんだって」 「えっ?!うそっ!!」 楽しみにしていたその日に雪マークがついていることを知ったのは、開催日3日前のことだった。 暖冬だね、春みたいだねとみんなで話していた2023年から2024年にかけての冬も、暦が大寒を迎えた頃にはすっかり冬本番の寒さになっていた。でも、雪マークはこの日が初めてで、なんてロマンチックなタイミングなんだろうと思った。 なぜなら、待ち焦がれた haruka nakamura さんと大給亮一さんの「道草」の日だったからだ。 遡ること一

分からないと落ち込んでいた自分から、分からないを楽しめる自分へ。

今日、「あ。今の自分、好きかも」と思える時間があった。それは、分からない問題に直面した時…

Ayano hirota
3か月前
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布団から出たくなかった私を起こしてくれたのは

「うわっ!もう9時じゃん……。やらかした。」 時計の針が、何度見ても9時であることを示し…

Ayano hirota
4か月前
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「何もない人生」なんて1つもないという事実

よく「私の人生、普通だよ」って耳にすることがあった。確か、小学生の頃だったかな。 幼いこ…

Ayano hirota
4か月前
15

「どうして」ばかり考えて「どうしたら」を考えていなかったから、いつまでも次の一歩…

今思うと「私なんて」時代、私の思考はいつも「どうして」と考えていた気がする。 何かが起こ…

Ayano hirota
5か月前
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「結婚しないの?」って、なんで挨拶みたいに言えるんだろう?

28歳で離婚した。 私のなかでは「結婚生活を卒業した」卒婚だと思っているし、別にネガティブ…

Ayano hirota
7か月前
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「年齢を言い訳にするのには、まだ早いのかもしれない」と思えた話。

30歳の私が、フリーランス10ヶ月目になったある日、27歳の友人に仕事の相談を受けた。 「去年…

Ayano hirota
8か月前
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流れるように辿り着いた場所

2023年、8月。住み慣れた土地、岐阜を離れて、海のある街に移り住むことにした。私のこれまでの人生の計画には、全く予想していない展開で、我ながら面白いなぁと思う。 ここでは、今までの生活が非日常に思えるほど、生活する人も、流れる時間も、景色もまるで違っていて。 例えば岐阜。朝は堤防から陽が昇り、すれ違うご近所さんには「おはよう」と挨拶をするのが日課だった。夏になると、夜にはそこらじゅうの田んぼからカエルの大合唱が聞こえて、冷たい風が窓から吹き込む。 かたや、新しく暮らす