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【季語:東風】の思い出

東風を調べてみると春風の総称とありました。
春風のイメージはそれぞれの方のイメージで詠んで宜しいのかな?
と解釈して、私のイメージの東風=暴風雨です。
春の嵐の結婚式を詠んでみます。

結婚式は2008年3月。
このホテルで式を挙げる決め手になったのは
まさにその年にリニューアルオープンする桜の日本庭園が目当てでした。
桜は季節のものなので、もしかしたら3分咲きぐらいを期待して。
とにかくそのホテルの庭園で写真を撮りたかったのです。

潤む目のてるてる坊主雨東風に
         (あめこち)


自他ともに認める雨女です。
結婚式は大荒れ予報。
私は前泊をして窓辺にてるてる坊主を何体も飾りました。
ティッシュで作ったてるてる坊主。
室内なのになぜかマジックで書いた目が潤んでいるようです。
てるてる坊主まで泣いているぅ(´;ω;`)ウゥゥ

結婚式当日となりました。
天気予報は大当たり!!エーン(;_:)

婚姻日なびくベールに東風じゃれて

いや、じゃれるどころではありません!!!!!
実際の状況はこちらでした。

ベール飛び東風のイタズラ婚姻日

セットした頭まで持っていかれましたよ。首がひん曲がるぅぅぅ~
雨は小雨になりつつも暴風がものすごい。
(遠方の友人は飛行機が遅れ、遅刻するぐらいの暴風雨)
雨が小雨になりつつあったので重厚感ある門扉の前で写真なら撮れるかも?と淡い期待を抱きつつ、一歩外出てみましたら、、、
ビュービュー、ひゅるるぅ~、あぁぁぁ~れぇぇぇ~!!

ピン一本でマリアベールが完全に吹っ飛ぶのを食い止める(笑)
セットした髪も、、、(´;ω;`)ウゥゥ
完全に外は諦めました。

いや、諦めません!!
暴風雨だったことでいろいろと変更があったので残念過ぎて。。。

式後は雨は止みましたので、外写真にチャレンジしたい!!
ですが、「ドレスの裾が汚れます」とのことで、アウトでした~。
それでも諦めきれずドレスの中に介添え人さん潜ってもらい
裾を上げていただき上半身のみ写真を撮りました。
わがままを聞いていただきありがとうございました。
一生の思い出となりました♡

東風でもう2句。

東風吹けば新人闊歩期待の目

太平洋から大陸へ吹く東風。押し寄せてくる大きな風をイメージ。
新入社員が入ってきてしかもちょっと自信げに(笑)
そして周囲の先輩方は期待の目、興味の目で見ているのでしょうね。

夕東風や雲の形を眺めをり

空を眺めるのが好きです。
雲を眺めては、あっ、くじらがいる♪
波が押し寄せている♪
龍がいる♪
なんて雲の形は飽きずに見られます。
夕東風でいつの間にか形が変わっていくのをただ眺めています。
そんな句です。

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