季語:寒月、寒の月
こんばんは。遅い登園です。
寒月。とても神秘的な月に思えました。
他の季節の月とは違う、より冴える月ですね。
「寒」が匂いたつ句を作るというのが肝心なのかなと思いつつ
できているかはどうなのかな?とも感じるところです。
せっかく作ったので投句します。
似たような句を並べてみました。
しかし似ていて実は解釈は違います。
①このカオスの世の中から私だけをその冴えた目でどうにか見つけ出して灯してください。ちょっと縋る様な気持ち。
②この混沌とした世界の中で生きる私にもちゃんと寒の月が照らしてくれている。安心感。
ちょっとお月様に聞きたくなりました。
宇宙の目で見たらどう見えるのでしょう?
水辺(海、湖など)に月の光が反射して一本の筋の様に光っている。
それがあたかもどこかに導かれる道しるべの様だと。
さて、お月様はこの様に心に何か思わせる不思議な力があります。
月を見ると人は心が揺さぶられるようですね。
私ももれなくその一人の様です。
占星術の「月」の表すものは無意識的な世界や人の潜在的な部分を表すと言われます。そして「インナーチャイルド=いくつになっても心の中に住んでいる本能的な子供の自分」という概念とも関係しています。
大人の自分の内に隠されている欲求や感情に正直な子供の自分。
だから、人は月を見ると無意識に感情が揺さぶられてしまうのかもしれませんね。
さて、さて、ここからは情景の俳句。
日本家屋の屋根の瓦が連なっている街並みを想像しました。
寒月が照らしたのはいぶし銀の様に輝く街並みではなく
風雨が酷かったのでしょうか。
瓦に風雨で散った葉や風で傷んだ瓦屋根の街並み。
「寒」を意識して作りました。
最後はキュン句♡
これは冬(寒中)に結婚をする花嫁さんの句。
前日の夜に部屋に置かれているウェデイングドレスを眺めている花嫁さん。
緊張と期待と希望とで輝くイメージが「寒」の緊張感と冴え冴えしている
イメージと重なりました。
それでは、皆さま、良い夢を♡
おやすみなさいませ。
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