ファクトリーブランドの可能性
2019年がはじまりました。今年は今までよりずっと充実の年に出来たらなんて思いながらカタカタと綴っています。
さて、前回はファッションデザイナーになるために「縫製工場で働いてみる」という提案をしましたが、果たして近道なのか?と思われたのではないでしょうか。
ハイブランドと呼ばれるブランドの縫製やパターンを知ることは確実に近道だと感じるのですが、じゃぁ地方に居たままデザイナーにはなれるのか?ということにスポットを当ててみたいと思います。
例えばこちら。
めちゃめちゃあったかそうだし、かっこよくないですか?どんな会社なのかな〜と思っていたら、母体は工場さんでした。ブランドが出来上がるまでのストーリーもなるほど納得なので、下の記事はぜひ読んでもらいたいです。
(もちはだ着てみたい…!)
四季のある日本だと、残念ながら国内のファッションブランドさんからの依頼だけでは閑散期が出来てしまうので、その閑散期を利用して自社のブランドのアイテムを生産するところもあるようです。
ファッションブランドさんに技術を鍛えられた工場が独自に面白い手法を考えて新しいものづくりをして、それをいち早く形にできるのはやっぱり自社だからこそですし、自分たちの技術だからこそ自信を持ってコレは素敵だと打ち出せるはず。
その技術を集合させちゃったのがこちら。
製品にかける情熱の掛け方がすごい。もしかしたらこれからのブランドに必要なのは、この熱意への共感なのかも。
片手間でなく熱意を持ってブランド運営している工場さんも増えているようですし、ファクトリーブランドをするなら素晴らしい技術を活かす知識だけじゃなく、その技術や衣服への愛情と、デザインに転換するチカラが必要になりそう。
そんな時外部のデザイナーを探して依頼するという方法もありますが、ファッションへの想いもあって、新しいことにチャレンジする勇気を持った工場の若手のアイディアがファクトリーブランドの幹になったら…なんて考えるとデザイナーの道は首都圏だけにあるわけではないと感じるのです。
どんな工場で働いたらいいか?は、そのアイテムに一生懸命になれるか?ということが重要な気がするので、何しろ自分が好きだな、ついこういうの買っちゃうんだよねというようなアイテムを縫っているところがよさそうですね。
わたしが日頃ご一緒させていただいている全国の工場さんでも、若手不足で困っているところが多くあります。もしこのnoteをみて工場で働くことに興味を持ったけど、どうやって探したらいいかなぁなんて思った方がいましたらお声がけくださいませ。もしかしたら、チカラになれることがあるかも!
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