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『プリティ・リーグ』~エンタテイメントでありながら溢れる人間愛

『プリティ・リーグ』を何十年ぶりかに再見しました。
原題が全く違うので『プリティ・ウーマン』のヒットでプリティがついちゃってるので何だか冴えない印象のある映画ですが、個人的に素直に泣いちゃう隠れた名作です。
久々に鑑賞したら大号泣💦

アメリカ映画らしいエンタメ感があるのに、登場人物がみな素敵で人間愛があふれています。
素直に「こんな映画いいな♪」って思えてきます。
ひねくれてる場合じゃないと感じる映画。

戦時中に男性の野球リーグができなくなって、女性の野球リーグが作られた実話を基に映画化。
監督はペニー・マーシャル。彼女の映画は本当に笑いや感動がつまっていて大好きです。
「ビック」「レナードの朝」も素敵な映画です。
素直にアメリカ映画らしい映画を作る監督だと感じます。
今回もひねくれ者でごめんって観ながら泣きました( ´艸`)

主役はジーナ・デイヴィス演じるキャッチャーのドディ。
クラシック美人な雰囲気もハマる女優さんなんだとこの映画を観て思いましたが、やっぱり姉御肌でカッコいい♪
その妹のキティ役のローリー・ペティも凄くいい!!
姉に対する複雑な想いとか切なすぎるくらいです。
終盤の姉妹の展開に大泣き。

そして、アル中気味の元大リーガーのトム・ハンクスが監督役。
もう、口は悪いし飲んだくれだし、女性に野球はできないと決めつけてるどうしようもない人ですが、トム・ハンクスがもう上手すぎてこの役が個人的に大好きです♡
女性選手たちのやりとりもいちいち面白くて笑いつつもホロリと泣いちゃいます。

チームメイト役のマドンナやロージー・オドネルも見せ場がたっぷりで二人の掛け合いも凄く面白いし、可愛いです♪
この二人も口が悪いのになんともチャーミング。
ラストにマドンナの曲が流れるので思わず「タイアップかよ!」と言いたくなるのはご愛敬です。

そして、久々に観て気づきました・・・。
ジーナ・デイヴィスの夫役がビル・プルマンだった!!
ビル・プルマンと言えば私の中では主演女優の相手役男優というイメージで良い人なのに振られ役。
※世間的な代表作は『インディペンデンス・デイ』のアメリカ大統領役( ´艸`)
当時、「ビル・プルマンがまた振られてたね」と友人と映画を観るたびに言っていた思い出が💦
サンドラ・ブロックの『あなたが寝てる間に…』を観た時に友人と「今回はビル・プルマンが幸せになって良かった」と喜びあいました~。
そして、今回は大丈夫です!
ほんとチョイ役ですが、すごく素敵な感じなのでビル・プルマンに目がいってしまいました。
そんな発見も楽しい映画。

アメリカ映画らしい素直に感動できるし、女性たちの頑張りにも応援したくなる!
ラストの老年期の女優さんたちもみんな野球選手時代の俳優さんたちの雰囲気を残していてびっくり。
後日談もしっかり紹介されていて2度泣かされる。

素直な映画もいいな~と思えてきます。
作家性の強い映画や難しい映画も良いけれど、素直に映画に感動して元気をもらえるのも一つの映画の在り方。
どちらも大好きだな~と思っています。
久々にこの映画が観れてラッキーでした♪


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