きっかけはなんだっていい。最初はただ根拠のない自信だけだったんです。
よしっ!飲食店を開業するぞ!って決めたのは
そばにいたパートナーが夢を叶えた事がきっかけでした。
さかのぼること学生時代
高校3年生の時、将来をどうしようか。
就職するのか進学するのか。
そんなことを考えながら卒業までの時間を
危機感もなくただただ過ごしていました。
とにかく鮮明に覚えているのは
「仕事なにしてるの?」って聞かれたときに
かっこいい!すげー!って言われたかったんです。
ただそれだけ。
それだけを軸に考えました。
かっこいい仕事。。。
美容室。メイクアップアーティスト。特殊メイク。
調理師。イルカの調教師。
とにかく学校案内を取り寄せました。
悩む。
進学に進むきっかけ
その時、姉の結婚式がありました。
身内の結婚式があり高校生ながらいいなーって感じたのを覚えています。
そこでウエディングという仕事があることを知り
「これだ!」とすぐにブライダルの学校の資料を取り寄せそのまま勢いで入学しました。
専門学校へ入学しブライダルの勉強していくうちに
楽しかったんですがなんか違うなーって何がしたいんだろうなーって考えるようになったんです。
放課後に居酒屋チェーンの厨房でアルバイトとして働いていたのですが料理長や店長がとても優しくて楽しくて仕事のない日も顔を出すほど大好きだったんですけど、ブライダルの勉強よりこっちのほうが楽しいしシンプルに好きだったんです。
私がやりたいことってこれなのか?と頭のなかにはいつも料理がありました。
あっという間に卒業間近
2年という月日はとても早くあっという間に卒業が迫ってきました。
年が明けあと2か月後には卒業。
就職先も特に決まっておらず何がいいのか何をしたいのかギリギリまで考えました。
そんなとき「ところでさ、」料理長が言います
「独立して店だすからうちにくるか?」
なんてナイスなタイミングなんだ!と料理に興味があったのですぐに「行きます!」と返事をしました。
現実とのギャップ
卒業月にオープンしたため、お店のスタートと同時に店に入りアルバイトから始めました。
大好きな居酒屋で働けるぞーと意気揚々と1ヶ月ほど働いていました。
が、しかし。
飽きるというかそこに面白さを感じなくなってたんです。自分本意な考え方でそのときの自分は毎日の仕事にやりがいを見いだせず、日々の成長を感じることもできず、お客様へのおもてなしも頭になくただただ、面白くないな~って。特に私は野球が好きなわけではないのですが店長の趣味で店の装飾も野球グッズがいっぱいでテレビ中継も。大阪だったので阪神色です。(阪神がわるいわけではないですよ。。)
そんな環境にもなんか違うよなーと。
そんなときにボーッとしてるときに頭をよぎったんです。
やりたかったことって人に聞かれたときに
「かっこいい!」って言われたい!
そうか。
やりたいことがないわけではない
好きなものがないわけじゃない
一番の軸を忘れてたのか。
かっこいいって自分が思える仕事をすればいいのか。
今自分にあるものはなにかをもう一度考えました。
料理が好き
ウエディングの勉強をしてきた
たったこれだけか。
いやこの2つがある。
少ない情報の中から必死に考えたどり着いたのが
ウエディングサービスの会社でした。
サービスマンであれば料理に詳しければ役に立つ。そして元々ブライダルの勉強してたんだから学校に行った甲斐がある。一石二鳥だ。そしてかっこいい。
就職
ブライダルの会社を見つけ学校にいってたこともありすぐに採用となりました。
思ってたとおり。
実は力仕事で時間に終われ朝から晩まで休憩できない(その時代は)けど華やかで先輩はかっこよくて感動が生まれる仕事。
お客様への気持ちも自分の成長、仕事のやりがい。
なんて最高なんだ!と毎日が充実しました。
何度もやり直したっていい
道を間違えてもいい
自分が大切にしてるものはなんだったのか?を
忘れないように生きる
それが結果的に自分の幸福度を上げると
体感しました。
きっかけ
5年の月日がながれ同期達が次々に独立を始め
今まで一緒に走ってきた仲間が次のステップに進んでいくのを見ると自然に思いますよね。
不安というよりは疑問です。
好き、かっこいいというだけで突き進んできた私ですがここでまた思うわけです。
このままでいいのだろうか。
この先に何があるのだろうか。
「やめてみよう。」
役職がついていたわけではありませんがウエディングの仕事に携わり5年もいれば良い職務経歴書が書けます。だから次の再就職に不安はありませんでした。
この職務経歴書があれば必ず採用してもらえる。
根拠のない自信です。
そして、話は進みやめることとなりました。
その時私の元仕事場が東京で彼女が大阪にいたため(現妻)とりあえず大阪に行くかと彼女の家に転がり込むわけです。
とにかく夢に向かって前向きでパワフルな彼女でした。そんな、彼女を横目にとりあえずお金を稼がないと。
とまたまた好きから連想して中古車の車を売る営業へと転身。
全く違う職種でしたが共通点は一つ。
「好き」ということでした。
夢を叶える
車の営業を始め半年が過ぎた頃
起業するきっかけとなった出来事が。
彼女が大学時代から夢で現役合格出来ず
遠回りをしながらどうすればなれるかを常に考えて進んできた夢をついに叶えたんです。
喜んでましたよ。ほんと。
だって夢を叶えたんですから。
ふと思いました。
夢って叶うんだって。
夢を叶えるなんて考えたこともなかった。
夢を持つことさえも忘れてた。
飲食店への道
小学校の文集には社長になりたいって書いたんだった。そういえば回りのみんなも独立していった。
とにかくやれるはず。きっと自分にもできるはず。
やろう。やれるはずだからやってみよう。
そこから飲食店開業へと一気に進みます。