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傾聴を学び一番衝撃を受けたこと

「傾聴」は相手の話に耳を傾けて聴くこと、もちろんそうなんですが、私が学んだ傾聴は「自分に対してできることが他人に対してできること」。
だから「自分の心の声が聴ける人が、他人のお話をちゃんと聴ける人」ということだったのです…

お客様のお話をちゃんと聴きたくて

傾聴を学んだきっかけは前回の記事に書いたように、カラーセラピストとしてお客様のお話をちゃんと聴きたい!ちゃんと傾聴できるカラーセラピストさんを育てたい!でした。

それがですね…私が学びに行った傾聴講座での一番の衝撃が
「自分の心の声が聴ける人が、他人のお話をちゃんと聴ける人」だということ。

「え?なんて?自分の心の声って?自分の気持ち?なんで自分の気持ちを聴ける人が他人の話が聴けるの?わからない!!」

聴いた時には全く理解ができませんでした。
相手の気持ちを聴きたいのー!!とそればっかりが出てきます。

この頃の私は自分の心の声はほとんど聴いたことがなかったのかも知れない…と今思い返してもそう思います。
むしろ、自分の心の声の存在にすら気づいていなかったのかも。
だから、前回の記事に何度か書いたように、直感でなら動ける!という私だったのかも知れません。 

過去の私は…

振り返ると幼少期から、自分より他人を優先してしまうところがありました。

小中学生の頃はクラスのボス的な女子がいて、その子が「明日からあの子ムシね」と言われると、自分が仲間外れになりたくない一心でそれに従っていました。
そのボスが「あの子腹立つ!」と言い出すと、そんなに腹が立っていなくてもボスに迎合して一緒に悪口を言ってみるとか…
ボス以外は順番に仲間外れが回っていくから、自分がターゲットになることもわかっているのに。

あぁ…やっぱりずっとそうですね。
一緒にいる仲の良い子にも、気を遣いご機嫌を損ねないようにすることを、まずは第一に考えていました。

そして社会人になり、同期入社で入った今の夫と同じ部署に配属されました。
夫がカッとなると、キレるところがあるのは同じ部署にいましたので見ていて知っていましたが、そこはあまり気にしていませんでした。
付き合うようになってからも、私に対しては愛情たっぷりでとても大切にしてもらっている感覚でした。

私に対して怒ることはほとんどなく、たまにキレそうになった時にはまぁまぁとなだめる程度だったような…
ですが、やっぱりそれが続いてくると夫とうまくやっていくことを優先するようになっていきました。

ずっとそうですね。
この場でもめごとが起こらないように。
目の前の友達が不機嫌にならないように。
夫が怒り出さないように。

ずっと自分の気持ちに意識を向けて来なかった

自分は発言しないというわけではなく、相手の気分を害さないための発言をする。
一応発言もするので、私が本当にそう思っているんだと周りは思うでしょう。

空気を読むともいいますよね。
日本にはこの文化がありますし。
きっと人一倍空気を読んできたのかなという気もします。

傾聴に出会ったことで、この自分の心の声に耳を傾ける(=セルフ傾聴と私は呼んでいます)ことを、とても意識するようになっていきました。

そして傾聴で相手のお話を聴く時には、この自分の気持ちに気付いている感覚がとても大切になってくるのです。
傾聴の基本的態度を「受容・共感・一致」といいますが、その中の「一致」の部分ですね。

またこのnoteの中で、私の経験からも「一致」に触れる機会があると思いますが、ここが傾聴でとても大切なところになります。
また書きますね。


もし、傾聴の一致について早く知りたい!という方がいらっしゃいましたら、私が開催している傾聴1日講座(基礎・実用)にお越しいただけるのが一番手っ取り早いかと思います。


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「あなたがあなたでいること、私が私でいること」をサポートするための活動に使わせていただきます。 自分を大切にする傾聴を全国に広めていきたいです。