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傾聴

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自分の経験からのリアルな傾聴の聴き方をお伝えしています。
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今日は傾聴の危機介入研修。「死にたい」という方にどのように寄り添うか。重いテーマなので心が揺さぶれることも多数。まだ経験はないが、いつどんな状況でこのような話を聴く機会が出てくるかはわからない。たった一人でも話をちゃんと聴いてくれる人がいることで、助けになることもあるのでは…

カルチャーセンターでの傾聴講座を開催しています。もう始めてから2年が経過。初期からお越しくださっている方々の傾聴力がめちゃくちゃ上がっていることを実感。セルフ傾聴を日々積み重ねていることで、自分と相手を分けられるようになられている。「楽に聴きたい人のための傾聴講座」はホントだな。

深いほんものの傾聴は存在レベルの共感。
その方の在りようへの共感。
自分という人間の在り方のエッセンスへの共感。

今日でこの研修の覚書きは終わりにします。
こんなセラピストを目指したいなぁ。
(in浅草だったので毎日浅草の写真でした!)

クライエントとの意識に入る。
自分を消して道具になる。
クライエントの鏡に徹する。
2人で居るけれど1人でいる。
クライエントの内的な世界を中心とする内側の世界へ入っていく。
内側の世界に溶かしこんでいく。

自分があたかもクライエントになったようになりきる、クライエントのフリをする。
自分の内側に出てくるものを感じる。直感、触感、全てに意識を向ける。
そしてただ心をこめてそこにいる。
生まれてくるのは繋がった感じ。

クライエントが内側のもっとも深いところに行く時、誰かがコンパニオン(同伴者or同行者)になる。道を共に歩んでいく。クライエントの渦の中にいる。傍観者じゃいけない。セラピストは渦の中に自分を投げ入れる。

数日間は学んだことを忘れないための振り返りのつぶやきにしようと思います。週末の2日間学んで来たほんものの傾聴は「クライエントのエッセンスへの応答である。言葉や感情や気持ちへの応答ではない」
エッセンスとは何かがそこにあって、言わんとされていること。語られようとしていることである。

なんのためにセルフ傾聴するのか

なんのためにセルフ傾聴するのか

毎週水曜日の11:11に彩-irodori-LINE公式アカウント「今日の傾聴スイッチON」を配信しています。
普段は私が個人的にどんなセルフ傾聴(=自分の心の声を聴くこと)をしているか、どんな風に人の傾聴をしているかなど、とてもプライベートなことを書いています。
今日は少し変化球で、なんのためにセルフ傾聴するのかを配信してみたので、noteでもシェアさせていただきますね。

今日の傾聴スイッチO

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傾聴で気付きがおこるのは?

傾聴で気付きがおこるのは?

傾聴でお話を聴かせていただいていると、ご自身で気付いていかれることがよく起こります。
お悩みの真っただ中にいると、感情があっちへ行ったりこっちへ行ったり…のくり返し。
そんな時に傾聴で否定されずそのままの気持ちを受け止めてもらえると、だんだんと気持ちが整理されていくことが多いのです。

目の前の人をそのまま受け止める目の前の人が悩んでいると、こうしたらいいのに。こんな風に考えたらいいのに。など問題

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自分にやってしまうことを他人にもやってっしまいがち

自分にやってしまうことを他人にもやってっしまいがち

タイトルは傾聴講座の中でお伝えしている内容ですが、これに反応される方がとても多いです。
あなたは心当たりがありませんか?

あなたはやっていませんか?傾聴講座では
①「自分にできることが他人にもできること」
②「自分にやってしまうことを他人にもやってしまいがち」
という内容をお伝えしています。

①に反応する方は少ないのですが、②に反応する方がとても多いのです。
例を出してみるともっとわかりやすい

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傾聴を学んだ後の傾聴の練習について

傾聴を学んだ後の傾聴の練習について

「傾聴を学んで実生活で使っているけど、これで合っているのかわからない」
など、傾聴を学ばれてから傾聴に触れずにいると、忘れてしまっていたり、使い方がわからなくなってしまうことがあります。
それはあたりまえです。
月に一度でも傾聴に触れる機会があると、思い出していただけるのでは?と感じています。

傾聴ってこれで合ってたっけ?傾聴を学んでくださったのに、
「私は本当に傾聴ができてるのかな」
などと思

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自分を信頼することで伝わっていく

自分を信頼することで伝わっていく

あなたは自分自身を信頼していますか?
傾聴でお話を聴かせていただく中で、自分のことを責めたり、自分はダメだと卑下したり、とても自分に厳しく接している方が多いと感じられます。
私自身もまだまだ自分を責めることもありますが、自分を信頼することに戻れる時間が早くなった気がしています。
自分自身を信頼できるようになった経験が傾聴をお伝えすることに役立っています。

傾聴の姿勢をモデリングしている先生何度か

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気持ちと気持ちのやりとりを

気持ちと気持ちのやりとりを

傾聴は相手の話を聴きながら、相手に「共感」をしていきます。
傾聴の「共感」は一般的に使う「共感」とは違っていて
「あなたはそう思うんだね」というところを支えていくのですが…
聴き手自身が相手の気持ちを感じないで、ただただ言葉だけで「あなたはそう思うんだね」と言うだけは、残念ながら共感したことにならないのです。

傾聴を学びたての頃は…傾聴の練習の初期の頃は相手の気持ちはどれだろうという聴き方を練習

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色んな人がいるから価値がある

色んな人がいるから価値がある

自分と波長の合う人と一緒にいると、とても気持ちがいいですよね。
だけどどうしても、波長の合わない人とつきあわざるを得ない時があります。
そんな時には波長が合わないからイヤだなぁ…という気持ちは出てきますが、少しだけ見方を変えるとちょっとありがたい存在に見えてくることがあります。

波長が合わないあの人は…職場の中、学校の中、どこかの集まりの中。
色んな場所で「この人とは合わないなぁ」と思う人と関わ

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