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【女ひとりでエベレスト街道】ロマンのベースキャンプ そこにテントはなくとも
トレッキング8日目。
この日はとうとう目的地のひとつであるEBC(エベレストベースキャンプ)に到達する日!
ここまで既に出発から1週間が経っている…長い道のりでした。
まずはロブチェ(4,930m)からゴラクシェプ(5,140m)へ。
その後、ゴラクシェプからベースキャンプ(5,364m)を往復します。
1.青が濃くなっていく
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朝、ロッジでペットボトルの水を買ったら、間違ってお札を多く出していたらしい。
ロッジの人が「100ルピー多くもらってたよ」と言ってわざわざお金を返しに来てくれました。
エベレスト街道の治安の良さとロッジの人たちの良心はもはや日本並み。
さて、午前中はこの日宿泊する予定のゴラクシェプを目指して歩きます。
標高が上がるにつれて、空の青さが深みを増していく。
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昼前にはゴラクシェプに着き、部屋に荷物を置いてお昼ご飯。
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2.いざ、ベースキャンプ
お昼を食べたら、小さいアタックザックで身軽に出発します。
歩き始めてすぐに、ガイドさんが「明日登るカラパタールはあっちだよ」と教えてくれました。
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ベースキャンプまでの道は、岩がゴロゴロ。
なかなかワイルドな趣き。
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途中、ガイドさんが大きめのスポンジのようなものを見つけて持ち歩いていました。
一体あれは何に使うんだろうと思っていたら、休憩の時に「ここに座って」と言って、ゴツゴツした岩の上に座布団のように敷いてくれてびっくり。
こういう細やかでさりげない気遣いを沢山してくれるガイドさんだったので、長いトレッキング期間も本当に快適に過ごせました。
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そうこうするうちに、いよいよベースキャンプに到着!
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バッチリ記念撮影もできた
ちなみに、この時期にはもはやベースキャンプに登山者のテントはありませんでした。
エベレストの登山シーズンは10月までのようです。
事前にテントがない情報は知っていたものの、前日読んでいた小説の影響で「冬季・単独・無酸素・南西壁!」みたいな人がいるんじゃないかとちょっとだけ思っていたけど、そんなわけはなかった。笑
とは言え、そこにテントはなくともロマンはあるベースキャンプ。
歴代の登山者たちが、ここで氷も溶かしそうなほど熱い情熱を持ってエベレスト登頂を夢見ていたことを思うと、感慨もひとしお。
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氷河は見応えある
3.残すはカラパタール
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写真を沢山撮った後は、元来た道を戻ってゴラクシェプへ戻ります。
帰路、遠くの方で明らかにルートを外れていそうな女性の単独トレッカーが見えました。
電話をしながら歩いていたガイドさんが気付き、すかさず指笛を吹いてこっちに戻るように伝え、その人は正しい道に戻ってきました。
ガイドさんは何事もなかったように再び電話しながら歩き始める。(かっこいい)
ガイドをつけない単独トレッキングは、やっぱりそれなりのリスクがあるなと感じました。
ロッジに戻り、ストーブの近くで本を読んでいたら、日本語に気付いてくれた日本人男性が声をかけてくれました。
彼は明日カラパタールへ行った後、ゴーキョピークにも行かれるとのこと。
私自身、ベースキャンプ&カラパタールに行くか、ゴーキョピークに行くか悩ましかったので、両方行けるのはとっても羨ましい。
もっと色々お話ししたかったけど、夕食の時間になったので席へ移動。
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夕食後に念のため血中酸素濃度を測ったら、数値は90%近い。
この高度でこれだけあればVery goodとのこと。
さすがにもう高山病の心配はしなくても大丈夫そう。
明日は万全の体制でカラパタール登頂するぞー!ということで、この日は早めに部屋に戻って就寝しました。
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