……僕も 姉上みたいになりたい｜漫画『芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました』第5巻
これまでの感想はこちら。
スートレナにも馴染んできたナゼルとアニエス。
平穏な毎日を過ごしていた2人の元にやってきたのは ――アニエスの弟・ポール。
「全部 全部姉上のせいだー！！」
アニエスが侯爵家を去った後。
弟のポールは社交パーティーで、アニエスと同じく好奇の目に曝されるという洗練を受けていたのだ。
そして、偶然スートレナへ行くと言う商人・ベルに連れられてスートレナへとたどり着いたポール。
社交パーティーでの顛末をポールから聞いたアニエスは。
「そっか ポールもついに世間と我が家の ずれを目の当たりにしたのね」
外へ出たことがなかったポールが知り得なかった事実。両親は嘘をついていたのか、何を信じれば良いのか。混乱するポールにアニエスはゆっくりと答えていく。
「……ともかく今は少しでも外の世界を見るべきだと思うの それからゆっくりポールの気持ちを整理しましょう
そこで私から一つ提案なんだけど………
せっかく辺境まで来たんだし エバンデール家とは違う文化に触れてみない？」
ケリーと肩を組んでサムズアップするアニエスの姿があった。
ストーリー序盤にあった問題が動き出した！
これまでは、ナゼルとの結婚、そして辺境スートレナへ、今まで経緯から“領主”という存在を嫌っていたスートレナの領民たちに馴染んでいく努力……と、自分たちの足場を作ることに一生懸命だったけど。
ポールがやって来たことで、エバンデール家の闇、そして没落、へと一気に行きましたね。
あと、ポールを連れてきた商人・ベルの正体。
ベルが本来の姿を現した時のアニエスのリアクション。
ど…… どちら様？
っていうのが、いつもの芋くさ令嬢っぽくて面白かった！
ここから、ポールはこのままスートレナに残ることになり、ナゼル（と、アニエス）は王家の色々に巻き込まれていくことになるのね……
っていうか、今回原作小説の新刊だ！と勘違いしてて、読んだらコミカライズで驚いた、っていう(笑)。
そして、古い伝統的な衣装を脱いだポールはアニエスと同じく可愛かった！
このビフォーアフターを楽しむのがこの作品のコミカライズの醍醐味。
この先も色々あるけど、たくましいアニエスが楽しみです！
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