イリュージョニストの登場である|漫画『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』第5巻
これまでの感想はこちら。
クリスマス。
それは、BLの世界に居ながらにして、BL展開を渾身の力を持って回避している主人公にとって危険な季節。
いつもなら、サンタの格好をしてアルバイトでもしていればいいのだが。
今回のクリスマスは弟・綾人の友人である旗野からの好意をビンビンに感じている中、街頭に立つようなことがあれば。
なので、主人公は策に出た。
イブには単発の表に出ないバイトをし、当日には、部外者が参加しづらい「家族との食事」を入れた。
弟は来ない可能性が高く「家族との食事」イベントがご破算になることを恐れて誘わなかったが、その結果、のけ者にされたことに腹を立て「絶対参加する」と来ることになってしまった。何故だ。
そしてクリスマス翌日。
主人公は件の旗野とばったり出会う。
しかし、相手は家族連れ。
クリスマスも終わっている。何の記念日でもない。
当たり障りのない会話をして立ち去ろうとしたが
何と。
まさかの。
ご本人の誕生日という、ライフイベントに遭遇。
彼はまた1つ、この世界の恐ろしさを知るのであった。
花見の回が最高…!
今回は、このクリスマスの回と花見の回が秀逸だった。
イベント系はあるあるの宝庫だよね。
花見の方は、桜の下で「お前が桜に攫われそうで…」という拉致未遂が頻発中(笑)。
何だろうね。
具体的な作品も思い浮かばないし、読んだことない気がするんだけど、この既視感。
と、思ったら、桜吹雪の中から旗野が登場。
登場するパターンもあった(笑)!!
イリュージョン(笑)!!!
そして一方で、弟・綾人のことを好きなイケメン・東條が弁当相手に「桜に攫われそう」というカードを切ったことに心配しているのも面白かった。
BL展開に巻き込まれたくはないけど、かと言ってそのセオリーから外れることは、やっぱり気になるという(笑)
あー、今回も面白かった。
現在(※2024-10-25)、KindleUnlimitedで3巻まで読めるので、まだの方は、是非!読んでみて!!