大丈夫 何も変わったりやしないよ|漫画『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』第4巻
残業続きで疲れたサラリーマンの佐々木さんの癒やしは、スーパーの2番レジにいる、笑顔の素敵な山田さんに接客してもらうこと。
ひょんな事から、そのスーパー裏の従業員用喫煙所で、山田さんの同僚の田山さんと定期的に一服するようになった佐々木さん。
田山さん=山田さんとは気づかずに……
これまでの感想はこちら。
相変わらず、帰宅は深夜。
佐々木さんは、帰りの電車の中で後輩がミスをするのは自分の教育が甘いからだ、と言う上司の言葉を思い出していた。
そんなことが、ずっと頭の中を巡っている。
それは、自分の誕生日を遠い彼方へ押しやってしまうように。
スーパーのポイントカードで佐々木さんの誕生日を知っていた田山さん(※山田)は、いつもの喫煙所で、佐々木さんに誕生日を思い出すように誘導した。
しかし、誕生日だと言うことを思い出しても佐々木さんの表情は冴えず。
その通りかもな、とこぼす佐々木さんの手を取った田山さん。
今までは、早く田山さんの正体に気づいて!って思ってたけど
もう、3巻までずっと思ってたの。「佐々木さん、いい加減、田山さんの正体に気づいて!!」って。
だってさ。佐々木さんはどっちかって言うと田山さんのことは恋愛対象になると思ってないじゃない。
好みじゃない、とかじゃなくて、年齢差もあるし「こんな若い娘が自分をそんな対象に見るはずがない」って思い込んでいるというか。
でも、田山さんは違うよね。
佐々木さんと一緒にいるのは居心地が良いし、ハッキリとではなくても“良いな”くらいには思ってる。
だから、たまに田山さんが接近するような行動をすると、不意をつかれる佐々木さんは動揺しているんだけど。
でも、今回の巻で、お互いが、会いたいと思っていて、居心地も良くて。
そうなると、もう、田山さんの正体がどうとか、あまり関係なくなってきたのかな、と感じました。
スーパー裏の喫煙所から、一歩出た2人がどうなっていくのか。
これからすごく楽しみです。
よろしければサポートをお願いします。