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なぜ、中途半端な時期に7周年イベントを開催するに至ったか

前置き

今日はちょっと真面目な話。ああ、頭の中ではダダダッと怒涛のように思考が流れているのに文章にしようとすると途端に「あ、てにをはが」だとか「誤字脱字が」だとか「この表現じゃ伝わらなさそう」だとか余計なことを考えてしまって手が止まってしまう。今日は勢いのまま書きたいと思うので、そこらへんはご容赦いただきたい。と前もって書くなんてとんだチキン野郎だ!!とかこういう思考をダダ漏らすということなので、「まあなんか言ってることはよく分からんが熱意だけは伝わった!」となれば私が伝えたいことは十二分に伝わったといえるので万々歳だ。

さて、6月30日に大阪では7周年イベントを行う。

この話は本来であれば7周年イベントが終わったあとにでも書けばよい話なのだけど、それだけじゃ伝えたい人たちに伝えきれないところがあるので、出来れば参加を検討していてちょっと不参加寄りの人に届けたいところである。

正直なところを書くと、定員は48名だが、それほどの人が集まる気はしていない。7周年イベントの前の特別なイベントというと実は1周年イベントとなるのだが、その時には定員60名に対して48名の方々が参加してくださっている。60名に対して48名ではあるが、その時にも48名集まってはいるのだ。なら同じように集まるんじゃとお思いかもしれないが、そうは問屋が卸さない(意味合ってますかねー?)あ、こういう言葉を使うときって毎回意味をちゃんと調べて間違いがないか確かめてから使っているのだけど、こう、ほら、もう今日は良いや!って気分なので、ニュアンスだけなんとなく受け取ってもらえたらこれ幸いである。

以前は24名定員×二部制だったものが、現在は14名定員×二部制となっている。しかも直近の読書会ではそれも満席になっていないという事態である。通常10~12名ほどでやっているのにその4倍の人が集まるとは、無謀も良いところである。1周年のときも60名という募集だったので無謀ではあったのだが、何かよくわからない勢いがあったのは確かだ。こんな風に弱音を吐くようなこともせず、なるべく内面も見せようとはしていなかった。さすがに7年近くもやっていると、ある程度の予測はできる。予想は30名だ。多くても35名。40名を超えることはないと断言できる。

7周年イベントを行う会場は1周年イベントと同じ会場にしている。これにはもちろん意味がある。でも、本当ならば10周年までこの会場を使うのは置いておきたかったのが本音である。「10年後の同窓会・あれから10年、あの時のあの場所でまた会おう」なんてキャッチフレーズも浮かんでたくらいで、そういった位置付けでやろうと構想を練っていたくらいだ。ところがそうは問屋が卸さなかったのだ(これ本当に意味合ってるんですかねって考えている間に調べろっちゅー話ですな!!)

コロナだ。

新型コロナウイルスの影響で休止せざるを得ない時期があった。走り続けていたものを急に止めること(しかも自分の問題ではない)が苦しいことは多分皆さんにもお分かりいただけるだろう。だが、一度止めたものを再開することも苦しいことは、おそらく何かしらの経験がない限り想像はできても理解できないだろう。かくいう私も基本的には「やーめた!」とやめたものを再開することはなかった身なので、これほどしんどいものだとは分かっていなかった。

コロナ禍前とコロナ禍後。この二つでどうしても比較してしまうandされてしまうのだ。「以前はこうだったのにねえ」という嘆き、悲しみ、いとしさと切なさと郷愁感とがあって心強さはないっちゅー今更なぜこの歌が出てきたかというと今日たまたま有線で流れていたからだ。まあそれはさておき。

改善を加え、私自身の軌道修正も行い、ようやく形にはなってきたところだ。ただ、何かが足りないという思いが常にあった。

それが何なのか。

ここで、読書会参加者を5つの状況で分けて考えてみようと思う。特定の個人にというよりも、その状況に当てはまる方々に対して、それぞれに思うことがあり、それが今回7周年という中途半端な時期に特別イベントを開催するにいたった理由だからだ。


①コロナ禍前に彩ふ読書会に参加していたが、コロナ禍後(読書会再開後)は一度も参加していない方

コロナ禍となり読書会を休止して以降もオンライン読書会や文学フリマ企画などで細々と活動は続けていたものの、2年以上オフラインでの読書会はできなかった。その期間に本が読めなくなった方もおられれば、仕事等の環境が変わって読書会に来られなくなった方もおられる。再開してからしばらく経ってもいるため、なんとなーく顔を出しにくくなってしまっている方もおられるだろう。

通常の回を毎月定期的に続けていくことはもちろん大切なのだが、この①に当てはまる方が「以前のようにまた参加するのは無理だけど、特別イベントの今回くらいなら」というところで参加しやすい機会となれば良いなと思い、通常回よりも力を入れた7周年イベントを企画したのだ。

今回のテーマは「わたしの推し本 神7」である。狙ったわけではないのだが、自分の神7は何かなと選んでみて気付いたことがある。神7は、「今までに読んだ中で面白かった本」を選ぶということだ。最近読んだ中で面白かった本ではなく、「自分の人生を彩った7冊」なのだ。この7周年イベントのために本を読んでくる必要はなく、今まで読んだ中から選べば良いだけなのだ。実際、7周年イベントサポーターの方の中にも「最近本を読めてなくって……」と言われている方もおられる。コロナ前から参加されている方もサポーターをしてくれているので、以前と全く顔ぶれが変わっているわけではない。きっと、「〇〇さん、お久しぶりです」となる機会は通常回よりもある。

最近足を運んでないな~という方にぜひ参加していただきたいなと思っている。



②コロナ禍前に彩ふ読書会に参加していて、コロナ禍後(読書会再開後)も参加したけど最近は参加していない方

コロナ禍前の大阪会場はずっと「オックスフォードクラブ」という会場を使っていた。かなり素敵なところで、彩ふ読書会の始まりの場所でもある。この会場の雰囲気を知っている方は余計に、読書会再開後の会場を見てガッカリしていることだろう。「まあ場所なんてどうでもええやん、本の話が出来たらええやん」というレベルではないほど、他にはない素敵な会場だったのだ。むしろそれがあって私自身が「こんなはずじゃないのに」という気持ちが強くなっていたのが、大阪会場である(ちなみに東京は以前から会場探しに苦労して転々していた)

今も会場問題が改善してるわけではないので、①や②の方に参加してもらうのはとてつもなく嬉しい反面、少し申し訳ない気持ちになってしまう部分でもある。会場もだが、その雰囲気でだいぶ自信がついていた私と、そうでない今では私自身からにじみ出るオーラ(出てますよね?)も違っているはずだ。②に当てはまる方は「会場もだけど、何よりのーさんの雰囲気もなんか以前と違う」と落胆された方も多いのではないだろうか。

そういった方にも自信を持ってお届けすることができるのが今回の7周年イベントの会場、ガーデンラウンジだ。ここは結婚式の二次会などにも使われている会場で、入口が本棚になっていてびっくりするぐらいびっくりする素敵な雰囲気なのだ。雰囲気にのまれやすい私が良い意味で自信漲る姿勢でいられるので、「こんなはずじゃないのに」という気持ちも全くない。何より、7周年イベントサポーターの方々の存在があるので、もはや自信しかない。



③コロナ禍後(読書会再開後)に初めて彩ふ読書会に参加して、ここ最近もよく参加している方

③に当てはまる方は、コロナ禍前の大阪会場を体験していないので比較なく今の彩ふ読書会を楽しんでくださっている方々だ。彩ふ読書会に居心地の良さを感じてくださり、毎回楽しかったと言ってくださる方もいる。最近よく参加している方々同士が次第に顔見知りにもなってきていて、おかげさまでとても良い雰囲気で読書会を行えている。

そんな方々と、何か一緒に一つのことをつくっていきたいという思いもあり「7周年イベントサポーター」を募った。実際、7周年イベントサポーターの方々には③に当てはまる方々も数名参加してくださっている。

今回1周年イベントと違うのは、「みんなで7周年イベントをつくる」ということを私自身がより強く意識していることだ。事前準備、段取りをそつなくこなしてしまう仕事早い人間のーさんなので、本来の力を発揮すれば、定員48名規模であろうが定員60名規模であろうがそれ以上であろうが、主催一人でやってのけるような計画を作っていく。ただ、それをやってしまうと後ろを振り返ったときにあれ私一人だけ?となってしまうし、参加者の方々に「楽しかったナー」と思ってはもらえても、ただただサービスを提供するだけで終わってしまうという事態を招くし仕事ではよくそういう事態になっている。それではいかんという思いもあるし、何より③に当てはまる方や、①~⑤には該当しない「コロナ禍前から今も参加されている方々」と混ざり合って、あえていえば新生彩ふ読書会?彩ふ読書会の革命なるものをしていきたいという思いがあった。なので、今回の7周年イベントは第一回打ち合わせの時点から、推し本にするか課題本にするかすらも決めていかなかった。

実際、この準備期間を通して7周年イベントサポーターの方々とは非常に交流を深めることが出来たと思っている。募集開始したのであとは当日を待つばかりとなったのだが、私は募集期間くるな!ずっと準備期間でいてくれ!と思っていたくらいだ。私は本番よりも練習を楽しむタイプなのである。もう募集開始してしまったので、私はここから一ヶ月間、毎日ガスター10を飲む日々が待っている。



④コロナ禍後(読書会再開後)に初めて彩ふ読書会に参加したけど、最近は参加していない方

④の方がどの時期に参加されたかにもよるが、再開後も試行錯誤が続いていた。会場も転々としていたし、私自身が迷っていた時期が多かった。せっかく読書会なるものに初参加してみた方、初めての読書会に彩ふ読書会を選んでくださった方に「こんなもんかー」と思われても何も言い返せないような有様だった。そんな方々に言いたいことがある。

「読書会は、こんなもんじゃねえぞ」

もし、「こんなもんかー」と思ってしまった方には、ぜひもう一度チャンスをいただきたい。そのために企画したようなものでもあるので、ぜひご検討いただければ幸いである。



⑤まだ一度も参加していない方

⑤の方は読書会そのものに不安がおありのことだろう。なんか怪しいし怖いしやめとこ、となるかもしれない。だが、ここはもう思い切って飛び込んでいただきたい。通常回よりも力を入れているし、初参加の方が孤独になってしまわないような体制もできている。通常回で初めて参加するよりもおすすめしたい。

ちなみに通常回でも当てはまることだが、初参加の方が楽しむためのポイントは、自己紹介の際に「読書会は初めてなんです」と打ち明けてしまうことだと私は思っている。無論、主催者の方はあなたが参加する前から初参加かどうかは把握しているだろうが、他の参加者はそれを知らない。自己紹介で言ってもらえると、主催者だけでなく周りのみんながあなたをフォローしようという風に思ってくれるので、あなた自身も過度に緊張せず喋りやすい雰囲気が作れるのではないかと思う。お試しあれ。


以上のように①〜⑤に当てはまる方々に対してそれぞれに思うことがあり、私は10周年を待つよりも「やるなら今だ!」まちがえた「いつやるの?」「今でしょ(古い)」となったわけである。

状況別に書いたが、特定の個人に対してももちろんある。ここには書かないしそれぞれ事情もあるだろうから私から連絡することはしないが「あの人元気かな〜」と気になっている。もしこの機に参加してくれたらとてつもなく嬉しい。むしろ足が遠のいている人たちで「彩ふで7周年やるらしいで」「〇〇さんは行く?」といった話題になるだけでも(参加するかは置いといて)7周年イベントを実際する意味があると思える。

7周年ということは、すなわち彩ふ読書会は7年目ということだ。初期のころと現在とでは参加者も違っている。厄介なのは、それがコロナで休止を挟んでしまったことにより分断化してしまうおそれがあるということだ。実際書いてみて気付いたが、現状①〜⑤+⑥(コロナ禍前から今も参加されている方々)
コロナ禍前から参加していた人が(意図してなくても)ベテラン面してマウンティングしまう可能性もあり、また最近参加している人が逆に現状を知ってるからとその人たちだけで固まってグループ化してしまう可能性もある。7年もやっていれば初心者、中堅、ベテランといった具合には分かれてしまうだろうが、ここが厄介なところで、あいだに新型コロナウイルスによる休止再開を挟んでしまったことにより、①〜⑤+⑥という6つもの状況に分かれてしまっているのだ。これは私の望むところではなく、ここをフラットな関係に戻したいという思いがある。そのための7周年イベントでもある。コロナによる分断ではなく、「7 周年イベント以前」「7周年イベント以後」にしたいのだ(あ、これだと結局2つに分断されちゃううう)

5周年にあたる時期には5周年イベントも考えていたのだが、コロナ禍で断念していた。7周年は5周年のリベンジでもある。そのときに構想したいくつかの企画は今回実現には至っていないが、何より大元のオフライン読書会を特別イベントで実施できるのだ。他は先の楽しみにしておこう。

最後に。

上の方に「出来れば参加を検討していてちょっと不参加寄りの人に届けたいところである」と書いた。既に予定が入っている方は仕方ないが、もしそうでなければ参加していただきたい。イベントの後日にアップするレポートを読んで「参加しておけば良かった!」と後悔するのはなんとももったいない。彩ふ読書会の大阪7周年イベントは今回限りで二度目はない。

「絶対」という言葉を使ってしまうと「絶対って言うたやん!詐欺や!」なんて捉えかねないので、普段は強気な発言を控えているが、今回ばかりは言っておきたい。

7周年イベントは「絶対に」楽しめる読書会だ、と。

そう断言できるほどの自信がある。

どうしても楽しめなかったのなら即日返金対応しよう。「わたしの貴重な時間を返せ」と言われたら「わたしの3時間をあなたに捧げます」としか言えないが、参加費の返金ならば対応可能だ。しかしそんなことは「絶対に」起きないと自信を持って言える。

何故なら、私一人で作った7周年イベントではないからだ。

会場の予約やある程度のタイムスケジュールなど大枠は私のほうで準備しておいたが、読書会の中身に関しては7周年イベントサポーターの方々とあーでもないこーでもないと相談しながら作ってきた。私が内心描いていた構想は良い形で変容し、より良いものとなっている。サポーターの方はコロナ禍前からのサポーターや参加者、コロナ後からの参加者、最近参加し始めた方など様々な参加状況、バックグラウンドの方々が集まっている。それぞれが「彩ふ読書会の7周年イベントとしてはどうなのか」をもとに考え、より良いものにしようとアイデアを出してくれた。彩ふ読書会を少しでも知ってる人、まだ参加したことかなくても何となく知ってた人、以前から知ってる人。誰も彼もが面白くないわけがないのだ。楽しめないわけがないのだ。

7周年イベントは「絶対に」楽しめる読書会である。

予定の空いている方、参加申込お待ちしてます。


さて、募集開始して当日までも一ヶ月を切った。これからどうなるか楽しみだ。

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