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病気になってよかった。病気で今の自分がいるから、幸せがある。

高校を卒業して、病気(IBS)になって5年。
今、社会人1年目。

「病気になってよかった⁇」って聞かれると、たぶん一瞬答えをためらう。

まだ完治してなくて悩むこともあるし、
たぶんちょっとしたトラウマ?(恐怖)みたいなものは、この先残ってるんだと思う。

でも健康なまま生きていったら、
自分が今どんな人生を送っていたのか
全く想像がつかない。

それくらい病気になったことが、
今の自分の人生を作ってる。

そして、その人生が好きだから
たぶん「病気になってよかったと思う」と
答えると思う。

健康な頃は、周りの目を気にして行動し、
いい子を演じる、あまり自分がない人間だった。

でも病気になって‥

人からの差別が辛くて
自分は「どんなときでも、人に優しくあろう」と思えた。

「こんな人生なら、死んだ方がいいんじゃないか」って思ったとき
「いや、でもまだやりたいことがある‥」
「なら、自分がやりたいことをやる人生を送ろう」って思えた。

それから
「あのときこれをしとけばよかった」っていう後悔をしない人生を生きるようにした。

すると、生きるのが楽しくなった。

いつも1人でも、孤独じゃなかった。
1人だからこそ、誰にも左右されることなく、自分の意思をしっかり持って、貫いてきた。

周りの陰口なんか、もうどうでもよかった。

やりたいことをしたり
やりたいことを実現する未来のために
努力することにわくわくしてた。

早く社会人になって仕事してみたかったから
長期インターンを始めてみたり。

いい企業に就職したい!と思ったから
人よりも少し早く就活を始めてみたり。

色んな説明会に行って、「ここも自分がやりたいことじゃない」と模索した。

そうする中で、自分のやりたいことの価値観が病気になってできたものばかりであることに気づいた。

自分が病気でどん底を味わって辛かったから、幸せに生きられる人を増やしたい。

やりたいことをして後悔しない人生を送りたいから、挑戦できる会社がいい。そして、挑戦してる熱い社員に囲まれたい。

そうして見つけた第一志望にも
自分のやってきた長期インターンの経験と自分のありったけの思いを伝えて、無事に内定をもらえることができた。
そして今、楽しく働いている。

就活だけじゃなくて
辛いことがあったからこそ
人と一緒にしょうもないことで笑いあったり
なんでもない日常を送れることがすごく楽しかった。

健康なときは、健康な癖に
幸せって感覚が鈍くて、幸せが当たり前になってた。

今は、幸せな日常のありがたみが分かるし、
前よりも幸せを感じやすくなった。

それだけじゃなくて、

メンタルが強くなって
ポジティブな性格になって挫けることがなくなった。(何かあってもあのときよりマシと思えて、全然大したことない)

人に左右されず、自分の意見もしっかり持てるようになった。

人に優しくあれる人でありたいと思えるようになれた。

そんな今の自分の方が、前よりきっと人生を楽しめる。

前は毎日なんとなく生きてたけど
今は毎日幸せで楽しくて、自分のために、人のために生きている。

そんな風に変われるなら、
病気という代償もありだったのではないか、
と思えるほど。

だから、完治はしてなくても
「病気になってよかった」って言える。

この記事を書いて、言語化することで
色んなことに気づけた。

病気になったことを悲観することもあるし、 自分が嫌になることもあるけど、これからは自分自身も肯定して生きていきたい。

この病気のおかげで
今の自分がいて、幸せな人生を送れている。
だから、なってよかったのだ!と。

病気になったから
自分は多くの人に幸せを届けたいと思えて、今、頑張っている。そんな自分、最高じゃん!と。

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