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1ヶ月「自分で開発しない」体験をしてみてわかったこと

こんにちは、入江シンゴです。エンジニアのためのスキルシェアサービス「MENTA」をつくっています。

今年に入ってから、自分で手を動かして何か作業をする、ということをやめるチャレンジをしていました。

チームをつくっているので、できることはまかせ、自分にしかできないことをやろうと思ってはじめてみました。

でも、これまで手を動かしてきた自分にとっては、これがけっこう苦しかった。手持ち無沙汰になってなにをしようかと悩んでしまうことがありました。

開発だと開発した分だけ目に見えて成果がわかります。やればやった分、アウトプットができるので、仕事が進むのがわかります。いっぽう、考えることは、目に見えたアウトプットを感じにくいのです。

社長がやるべきことは3つある

社長の成功習慣」によると経営者の仕事はおおきく3つあると書かれています。

・企業の方向づけ
何をやるか、やらないか決めること

・資源の最適配分
ヒト、モノ、カネをどう配分するか考えること

・人を動かす
リーダーとしてどう考え、ふるまうか

この3つの視点から自分にやれることはなんなのか。

1)企業の方向づけ

何をやるか決めること。これはMENTAでやるべきissueを考えて優先順位をつけること。そのためにビジョンやミッション、10年後にどうなっているかなど、長い視点で考える。

戦略を考えるための経営やビジネスについての勉強、新聞を読んで世の中の動きを知るようにしたり、というようなこれまでやってこなかったことをやっていく。

2)資源の最適配分

予算をもとにお金や人員をどう割り振るか。売上からどのくらいを広告にまわすのか、人件費にあてるのか、ここも経験値が低いので勉強したいところ。少ない工数で成果を最大限にするための方法を考えること。

3)人を動かす

一緒に仕事をしてくれている人を幸せにすること。楽しいと思ってもらえること。意義を感じてもらえること。これも大事です。そのためにどうすればいいのか、チーム作りや、心理学なども勉強して心地よい場所をつくりたいです。

最悪の事態を想定して最善を尽くす

D・カーネギーの「道は開ける」に悩みを解決するための公式について、
こんな記述があります。

①状況を大胆率直に分析し、その失敗の結果起こり得る最悪の事態を予測する
②起こり得る最悪の事態を予測したら、やむをえない場合にはその結果にしたがう覚悟をすること
③最悪の事態を少しでも好転させるように冷静にエネルギーを集中させること

これを自分にあてはめて考えてみると①の最悪の事態はMENTAがなんらかの理由でつぶれてしまうこと。②そうすると収入がなくなるので、別の仕事をやるか会社に勤めなきゃいけません。これも最悪の事態として受け止めます。

大事なのはいまできる③。そうならないために、今なにをするべきなのか。MENTAと新しいサービスを進めることの2つしかないな、と思いました。

「選択と集中」を実行する

ここから考えたとき、まず、YouTubeの更新は減らすことにしました。YouTuberとして稼ぐつもりはなく、続けたらどうなるかなーというくらいではじめたものですが、サービスネタをたまに配信するくらいにしようかと・・・。とにかくペースを減らして時間を使わないようにする。

すべての行動をMENTAと新しいサービスだけに集めること。noteの毎日更新はつづけます。これは僕の学んだことをアウトプットすることによって、自分自身の理解を深めることにも役立っているからです。

船の船頭はやるけど、自分で船も漕ぐ

1ヶ月間、やることを決めたりチェックをしたり、戦略を練ることを意識してやってきました。これは続けていかなきゃいけないことだし、優先して継続していきます。

その上で、まだまだスピードが足りてないのも事実。潤沢な予算があるわけではないので、時間を捻出できた分は、やはり僕も開発やデザインをやっていくように切り替えます。

まだまだスピード感が足りないので、十分なリソースがそろうまではプレイヤーも兼ねてやっていこうと思います。

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