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白と黒とグレーを飼う

私の頭の中は白と黒でできている。何事も明確に定義づけと言うとおかしいけれど、はっきりさせたいのだ。というか、白黒はっきりしている方が時間を無駄にせず、くよくよせず、テキパキしている人っぽい気がしていて、自分がそうなりたい願望の元何事も白黒はっきりさせたい。やるのか、やらないのか。好きなのか、そうじゃないのか。友達なのか、顔見知りなのか。たべるのか、食べないのか。なんでも2択の中で1択を選ぶ。実は私、見た目によらずはっきりしているのよって装ってしまう。はっきり、さっぱりしている人に憧れているから。

でも最近言われたことがある。「今は理解することが難しいかもしれないけれど、案外白と黒とグレーを頭の中に飼ってみるといいよ。」と。彼女は、私を高校生の時から担当してくれている美容師さん兼友人だ。歳も20歳程離れている。とっても綺麗な人で常に新しいことを学ぶ姿勢のある人で、ふわふわしているからお姉さんみたいな、でもどことなく雰囲気が心地よくて友人がしっくりくる。ちょっと私の中ではイレギュラーな友人だ。言われた時は、頭ではなんとなく分かるけれど実際は分からないが強かった。けれど、今週なんとなく気づけた気がする。

私が好意を寄せているあの子との関係。LINEのやり取りをしたり、一緒に遊んだりするけれど、あの子の気持ちが見えてこない。思わせぶりとかやめて。はっきり私のことが好きなのか、友達なのか早く明確にしてほしいと思ってしまう。一見さっぱり見えてじつは、毎度一喜一憂している自分がいたり、一方で自分の気持ちも分からなくなってしまった。でも、好きな人なのか友人なのかはっきりさせようとするから相手に期待してしまうし、返信一つとっても自分に興味があるかないかで判断して傷つかないためにネガティヴに捉えようとする。自分の思い通りにいかなくてイライラしてしまう。彼は別に女の子を誑すような器用な子ではないし、その誠実さ謙虚さが私が素敵な人だなと思った理由なんだ。もっと流れに身を任せて、彼氏でもなく、友人でもなく、別の枠の子でもいいのかもしれない。今すぐじゃなくてもどこかでまた繋がるかもしれないから。

2年ぶりに幼馴染と遊んだ。中学生の終わりかけ、お互い周囲の環境の変化とともにこの子と合わないなと感じて高校生のころは一切会わなかった。連絡先も知らなかった幼馴染。けれど、大学生になってインスタのおすすめに彼女のアカウントが出てきて久しぶりに会いたいなと思い、思い切ってフォローしてDMした。そこから1年に1,2回会うようになった。でも、気づいたら今回は2年ぶりの再会だったあの子。互いに今の自分の状況報告をする。けれど、全く共通しない環境でお互い日々生活を営んでいる。だから共感よりも発見が多かった。好きな音楽、趣味も全く違った。けれど、友人を大切にする気持ちとか、食に対する考えとか同じ価値観のところもあった。昔は私の1番の親友と思っていたけれど、今は違う。けれど、大切なこれからも仲良くしたい大切な友人の一人である。親友ではないから友達ではない。という白黒概念ではない繋がりを私は持っていることに気が付いた。

最近、本格的にジムに通いだした。ジムに通うために毎月7000円、プロテインも買っているから自己投資としては毎月1万円以上を使っている。今まで、服という物欲に対して自己投資という名目でお金を使ってきた私が自分の体や心の健康、綺麗になるために投資したのは初めてでとっても優越感と満足感がある。その影響で、最近は自分が食べるものにも興味がある。例えば、ここ1か月は肌荒れの原因になりがちなグルテンの摂取を抑えている。だから大好きなパンやパスタ、小麦系のおやつは自宅では極力食べないようにしている。けれど、世の中にはグルテンフリーとか、プラントベースとか色々な調理方法があることに気づいた。そこで、さっきココナッツオイルと米粉でバナナパウンドケーキを作った。久しぶりに大好きな洋菓子。とっても美味しかった。罪悪感も少ないし、なんとなく後味がもったり引っかからない。新しい発見だった。食べるか、食べないじゃなくて、工夫を凝らして食べる。これがグレーの概念なのかもしれない。と思った。

何が言いたいかって、頭の中に白と黒とグレーの世界を広げると、もう少しだけ楽になるかもしれない。楽しくなるかもしれない。発見があるかもしれない。そんな学びのある今週でした。お疲れ様です。

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