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「タイで最も美しい滝」の話をしていたはずがすっかりビリヤニ

引き続きカンチャナブリ。から少し北に60kmほど。「タイで一番美しい」と言われるエラワンの滝へ。

到着直後、カフェの前にやたら猪がいる状況に「ここは野生の地だ…」と気を引き締める。その後動物には一切出くわさず。引き締め損なのであった。

エラワン滝はLEVEL1〜7まであるのが特徴。

途中でメガネを落っことすも、タイで一番美しい情景の中では一句詠めてしまいそうなほど絵になるね。ここで一句と思い、構想を練り20分が過ぎた。これ以上は貴重な旅の時間を無駄にしてしまうので今回はお預けにしておこう。

す〜ぐ淵に座りたがるよね。

天然のウォータースライダーとして利用してたりとか。みんな思い思いに遊んでいたよ。崖みたいになってるところも特に柵とかないからさ、死ぬときは死ぬね。


まず、頂上まで写真を撮りながらとはいえ片道約2時間かかったことにびっくりした。山登りはなるだけ避けて生きてきた人生だったから、(かけるコストに対するリターンが少ないと思っている。)予想だにしない長期戦。Level3の滝を見ている時点で、(あ、これ多分めっちゃ時間かかるやつだ…)とはなったけども。実際Level3〜4あたりで登るのやめてる人も多いようで、上に行くほど人は少なくなっていったね。どうせ帰ってもやることないし、暇だったので登頂しきりました。暇 is Power.

ちょこちょこ見える魚は全てドクターフィッシュ。

鯉みたいなサイズのもいる…

やったことある人は分かると思うけど、めちゃめちゃくすぐったいよね。ドクターフィッシュ。あれがさ、小魚を越えるサイズになるともうくすぐったさも一入で、時折痛みを伴うほど。

しかし一定サイズ以上の個体は近づいてこない様子。角質なんておこちゃまの食べるものよフフフンということですか。そこんとこどうなんですか。


気になるから調べてみた。


(Wikiから一部抜粋)西アジアの河川域に生息する淡水魚で、37℃程度の高い水温でも生息できる。水温、水質ともに適応の幅が非常に広く丈夫な魚である。餌を求める時は活発に食性は雑食性。石や岩などに付着した藻類、微生物や昆虫の幼虫などを食す。
寿命はだいたい7年、角質を食べるのは生後2ヶ月から2年半ごろまでである。

やはり!!!!

寿命7年のうち2年半かぁ。人間に置き換えて(寿命85歳としておく)だいたい30歳くらいまでは角質食べるってことね。ほぉぉぉん…。30歳で卒業する食べ物なんだろ…。たべっ子どうぶつ…アンパンマンチョコ…いやそうじゃない、

脂っこい大量の肉だな!!!


満場一致で納得の答えが出たところで、これから行くかもしれない人にアドバイスがあるとすると、こんな感じ。

・とにかく少しでも朝早く行った方がいい(午後は人がゴミのようだ級)
・服と靴はどろどろになってもいいやつで(スニーカーとビーサンどっちもあるとGOOD、もしくは水陸両用のやつ)
・ちょっとキツくても是非7段目の滝まで行ってほしい(その代わり往復4時間はみておいた方がいい)
・帰りのバスめちゃ混むから早めにバス停行ってバスの到着を待つべし。(20分前くらいがいいかな、)


あ、あと久し振りに山登って思ったことが少し。

まず、超当たり前なこというけど、諦めたら(登るのをやめたら)見えなかった景色がたくさんあるんだなって。やっぱり上に行くほど澄んでて綺麗だったから最後まで行ってよかったもの。超疲れたけど。

あと、行きと帰りで見える景色全然違う。「つるっとしてるところは人がたくさん通った跡だから降りやすいの法則」を編み出し実践していたら、ふつうに水の通り道だったりした。となりにめっちゃ階段あんの。は?てなった。笑

あと、こういう木ね。黒くなってる部分をみてくだせぇ。

何年も、ここを登る人を支えてきたんだろうね。もうつるつるのピカピカですよ。その為に生まれてきたわけじゃなかろうに、ちょうどいい場所に生えたからにはと役割を担い全うしている姿に勝手に心打たれた。カッコいいぜ…。実際この子を握って登らないと足元きつい。

まぁ、躍起になって登ってるのは観光客だけで、地元民はみんなLevel1〜2あたりでピクニックしてたよ。



宿に戻ってからはご近所散策。

そこでなんと、

地元民が大量に押し寄せるビリヤニ屋台を発見しました。


 ビリヤニや!!!あぁビリヤニや!!!!ビリヤニやぁぁ!(5・7・5)

ビリヤニ、みんな知ってると思うけど、カレーとご飯を層にして炊き込み、最後にまぜまぜして完成されるゴハン。ベースとなるカレーの味もさることながら、炊き込み加減によってはパサつき過ぎてクソになるという、非常に店主の腕が試される、かつ見た目に反して一手間かかっている料理。(好きが高じて一度作ったからなんか愛着がすごい)

まさかタイでビリヤニ屋台を発見すると思ってなかったのだけど、遠目から見ていてやたら人が居て、滞在9日目にして既に「現地民のたかる屋台は美味いの法則」を導き出していた私は、それでもなお得体の知れない茶色いような黄色いような米を食べる人々の様子を伺い屋台の前を3往復…。

この日既になんかの麺と、串と、アイスを食べていたのでお腹は満足している…。

けど、気になる…。

どうにも並んでいる…。

気になる…。

ええい!

ということでたどり着いたのでした。(実は席に座るまでビリヤニの屋台と気がつかず。)

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

数日前のウママンガイを越える勢いのウマさ。

ちょうどよく炊き上げられたふっくらライス。大量の鳥の味がしっかりと染みていて、ベースとなっているカレーはもはやカレーではない。これはビリヤニのためのビリヤニ液や・・・。ライムをちょいと絞り、ふりかけられているエビと共にいただく。えもいえぬ甲殻類の香ばしさよ!!!!!奥にある謎ソースは酢と砂糖的なものに刻んだパクチーをつけてちょっとスパイスも加えたとか、そんな感じかな…?今思えばガラムマサラ感もあったかもしれない。定番の冬瓜浮島汁もアツアツでおいしい。お腹いっぱいでなおこの美味しさ、腹ペコで訪れた折には生きて帰れないな…。

お会計は40バーツ。140円。これだからストリートフードはやめられない。

帰国したらビリヤニ作ろ。


サポートしていただいた内容は次のチャレンジに繋げます。