見出し画像

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)

昨日、ドラえもんの映画、見に行ってきました。
TOHOのシネマイレージ会員になって2年以上経つけど、初めて、1200円で映画見れた。
いやー、面白かった。
以下、ネタバレあり。

カルト宗教の話でもあるし、多様性の話でもある。
でも、このパラダピアンライトを発明したレイ博士も、必ずしも世界を従えさせたいからではなく、人間はいつまでたっても争い合って戦争も無くならないから、平和な世界を作るのだ、と。

そして、物語の最後の、のび太の言葉
「ユートピアなんていらない。だって、この町は元々、素晴らしいから。
僕、前よりもこの町を好きになった気がする。」
みたいなセリフで、もう、号泣。
この、穏やかな日常がどれだけありがたいか。

それと、「『君』は、『君」だから好きだ」っていう。
とは言え。
見てて思ったんだけど、もし、自分の子どもが0点のテストを持って帰ってきたら「のび太~!」って怒るんじゃなくて、「よし、一緒に解いてみようか」になるよな、普通。
のび太ができないのは、ママが悪くないか?
という話を家に帰ってきて話してたら
「いや、だとしても、もし、のび太がテストとかできたら、そもそも、ドラえもん、来なくなっちゃうじゃん。」
と。
なるほど、そこは、物語の起点として外せないから、どーしてもそうなっちゃうのか。

あと、いつも、物語序盤のきっかけ作りとして機能している出木杉君、連れて行ってもらえない。
となると、出木杉君、友達いるんだろうか問題。
クラスで一緒のグループっぽいけども、みたいな話をしたら、いや、出木杉君、他のお友達とクラスで一緒にいる描写、あるよ、と。
なるほど、ちょっと安心。

あと、ちょっと感じた違和感。
ドラえもんの道具、ドラえもん自身も、ちょっと時代遅れのポンコツみたいな扱われ方をしてて、そうなっちゃうのかー、と。
私が子どもの頃は、もう、未来のロボット!最先端!みたいなイメージだったからなぁ。
それと、どこでもドアも、故障しちゃって、みたいな話が冒頭に出てきたと思うのだけど、ドラえもんの道具って、「古くなる」っていうイメージが全く無かったから、え?どこでもドア、消費財なの?と思ったのだった。
あと、ドラえもん、2112年9月3日生まれだって。
その時も、ドラえもん、まだ続いてるんだろうか。
どこかで、現実がドラえもんを追い越してしまうんだろか笑

この記事が参加している募集

#映画館の思い出

2,639件

#映画感想文

66,651件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?