6.23 ラトヴィアのヨハネ祭「ヤーニ」
バルト三国の真ん中の国ラトヴィアは、首都リーガの旧市街が世界遺産だそうです。美しいですね。
そのラトヴィアは、盆暮れ正月、イースター、クリスマスどころではなく、夏至が最高に盛り上がるとのこと。ラトヴィアはキリスト教化が遅かったことで、キリスト教によって夏至祭が「ヨハネ祭(Jāņi)」に置き換えられたあとも、元々の太陽崇拝が色濃く残ったようです。
その太陽の象徴、ラトヴィアの「ヤーヌ・チーズ」に惹かれました。
円いチーズなんて『アルプスの少女ハイジ』かチーズ王国でしか見たことないです。買ったら何千円することでしょう?
夫にたずねました。
「夫、チーズ作れる?」
「たぶん。Wikiで調べたら、凝乳って成分的にモッツァレラと同じ。要するに高脂肪乳にモッツァレラを入れれば固まるってことでしょ」
夫は理科に強いですね。
夫は牛乳と生クリームとモッツァレラを買ってきて、鍋に入れて温め始めました。
クラフトワークを聴きながら鍋をかき混ぜています。
ところが、10分経っても、20分経っても固まる気配はなく、1時間が経過。
「……だめだ、固まらない。よし、明日これで美味しいシチューを作ってあげる」
私は思いました。
「舌かんで死ね」
そして翌日、冷蔵庫の鍋を開けたら、何ということでしょう!
シチューの素がキュッとチーズ状に固まっていました!
夫は鍋を温め直して、サワークリーム+バター+卵+塩+キャラウェイシード+ピンクペッパーを混ぜて、さらしで包んで冷蔵庫に戻しました。
終わりよければすべて良し!
《ヤーニのメニュー》
・クランベリージュース
・ヤーヌ・サラダ
・ライ麦パン
・はちみつ
・ヤーヌ・チーズ
・スモークサーモン
・鱈のピカタ ラトヴィア風バターソースがけ
・クランベリー・ムース
素晴らしい円いヤーヌ・チーズができました!
なめらかな食感の、優しい味のフレッシュチーズです。家でチーズが作れるとは思いませんでした。感動です! ライ麦パンによく合います。はちみつをかけると生チーズケーキみたいです。
ヤーヌ・サラダは、ダイスに切ったゆでポテト+玉ねぎの薄切り+きゅうり・にんじん・りんごの千切りに、ディル+ヨーグルトのドレッシングがかかっています。シャキシャキしたサラダです。
スモークサーモンは、夫の好みでスライスした玉ねぎの上に並べてケイパーがのせてあります。ラトヴィア風にディルをかけました。
そして鱈のピカタ ラトヴィア風バターソースがけ。
私は「ピカタ」初心者でした。つまり「魚の“とんかつ”」みたいなものなんですね。夫は迷いもなくピカタを揚げていきます。バターソースは生ディルが入っているところがラトヴィア風。気がついたら食べきっていました。旨すぎです!
デザートのクランベリー・ムースは、ラトヴィアでは小麦粉で作るそうなんですが、想像しただけで口の中が暑苦しくなり、普通に寒天で作ることに。クランベリージュースのゆるい寒天に七分立ての生クリームを混ぜ合わせて、ベリーミックスをトッピング。冷たくて甘酸っぱくて、夏バテに効きそう。
ちなみにクランベリージュースは抗酸化作用がめちゃめちゃ高いそうです。KALDIにデルモンテのクランベリージュースがありました。(デルモンテってケチャップだけじゃないんですね)
☆6.23は沖縄慰霊の日でもあります。日中はドキュメンタリーを観ていました。
☆「SDGsを羅針盤に一人ひとりが知恵を出し合い、行動を重ね、光り輝く明るい未来をつくっていきましょう」と宣言した小池都知事が、明治神宮外苑の3千本の大切な樹木を伐採して高層ビルを建てようとしています。
これこそ「舌かんで死ね」です。
伐採が始まろうとしています。
みなさま、↓署名のご協力をお願いします!(署名すると寄付を求められますがスルーで大丈夫です)
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