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あなたはどのタイプ?『リーダーシップ』の4つの型

昨日、可愛い後輩君が、とある職位のリーダーに昇進するお祝いをしました。
どんなリーダーになりたいのかって、みんなで色々と話していました。

そこで、
リーダーシップには色んなカタチがあると思います。

もちろん、そのリーダーとなる人の性格やタイプによっても違いますし、
その集団の特性や目標などによっても異なると思います。

何の集団かによって、適したリーダーシップの型があるんだろうと思います。

自分はどのタイプと決めなくても、変幻自在にできるのが理想ではありますが、なかなか難しいですよね。


また、リーダーシップ論というのは、数々出尽くされているでしょうし、色んな文献があります。
ぼくもこれまで、色々と学んできたことがあります。

PM型が~、専制型が~、など、、、、、
ちょっと難しい?(笑)
また、言い方によっては、6つとか、3つとか、型の捉え方も様々です。

今日の解説は、ぼくが個人的に勝手に考えて分類したものですので、予めご了承ください。

以下の4つの型に分類してみました。

青い人が集団を構成するメンバーで、オレンジ色がリーダーを表しています。
集団が向かっている方へ、どうリーダーシップをとっていくかという分類です。
うん、絵にできて良かった!!

それぞれのリーダーシップの特性について、自戒を込めて、解説していきたいと思います。



①『監督型』リーダーシップ

日本社会に深く根付いたリーダーシップのカタチです。

監督がいて、指揮・命令に基づいて集団が動くというものです。

会社でも、社長さんや上司さんがこれに当たる場合が多いのではないでしょうか。

これには強い権限と統率力が不可欠です。
「あの人の言うとおりにやっていけば大丈夫だ!」っていう信頼関係が必要です。

強いカリスマがいれば、多くの集団を導いていくことができます。

一方で、メンバーが「しぶしぶ」やっていたり、
ただ、従っているだけで、主体性が欠けていってしまいがちです。

自分は強いリーダーだと思い込んでいて、メンバーと意識の差があったりしてしまうと、途端に集団の能力は落ちていってしまうので、要注意ですね。


②『キャプテン型』リーダーシップ

これも分かりやすいですね!

前を走っているキャプテンがいて、「オレについてこい!」っていうやつですね。
とても頼もしい存在で、後ろから追いかけていきます。

監督型に比べ、一緒に走ってくれているので、信頼関係が築きやすいですね。

キャプテンには、相応の能力や、熱意が必要です。
気力・体力、必要ですね。

キャプテンの勢いが衰えると集団としても衰えていく可能性もあります。

また、ちょっと心配なのが、集団の後方を走っている人が見えなくなったり、
ふり返れば、思いっきり、みんなとの差が開いてしまっていたりします。

キャプテン自身にも、これで良いんだろうか、みんな納得しているんだろうか、進む方向は正しいんだろうか。
悩みや不安が生じやすいものです。


③『並走型』リーダーシップ

そこで、キャプテンが、もっとみんなと歩調を合わせたバージョンが、『並走型』です。

いわゆる「みんなで肩組んでいこうぜ!」っていうやつですね。

同調性が高いため、一緒に進んでいる感が強くなります。
信頼関係も厚くなるでしょう。

メンバーと対話し、共感を生み、感情を合わせ、一緒に走って行こう!

実力や体力でのキャプテンシーが心配な場合は、この並走型が良いかもしれませんね。

一方で、みんな横並びであるが故に、誰がリーダーか分からなくなるという欠点もあるんだろうと思います。

また、みんなのスピードに合わせるため、なかなか前に進まないという問題も出てきます。


④『フォロー型』リーダーシップ

最後に、フォロー型です。
これが一番、リーダーシップとして難しいパターンです。

いわゆる、「後ろから応援しているよ」っていう感じです。
「見守っているから頑張ろう!」っていう感じです。

背中を押して、それぞれの成長や努力を支えます。

①監督型は言われないとしない。
②キャプテン型は前を行かないといけない。
③並走型は一緒に進んでいく苦労がある。

これらに比べて、フォロー型の最大のメリットは、それぞれが主体的に進んでいくことができるということです。

四方八方に進み出すこともあるかもしれません。
でも、それぞれが進むスピードや距離は、個人単位で比較すれば大きいものになるでしょう。

それらを見守っていく「マネジメント」とも言えるのかもしれませんね。

このリーダーには、「先見の明」が無いと大きく逸れだす可能性がありますよね。
また、懐の深さが必要かもしれません。
任せたはずなのに、ちょこちょこ首を突っ込んでしまったりしてしまうものです。
「好きなようにやれ!オレが責任はとるから!」っていう寛大さが必要です。
時間や予算や人材などの余力があってこそ、ということもあろうかと思います。


まとめ

ということで、4つのリーダーシップの型を見ていきました。

あなたはどのタイプですか?
また、あなたの属する集団は、どのタイプのリーダーさんがいらっしゃいますか?

完全にどれと分類できるわけではないでしょうし、複数に当てはまるということもあろうかと思います。

ぼく個人のことを思い返すと、若い時は、①と②ばかりでした。
このときは自分に自信がみなぎっていて、ついてこい!っていうエネルギーがありました。

でも、いまのNPOのメンバーに出会い、ぼくの実力の無さに絶望しました。
すごいメンバーが揃っていたんです。
そこで、ファシリテーションを自然と身に着け、③のリーダーを目指していきました。

組織が大きくなったり、他との連携が増えてきた頃に、『協働』の面白さに気付き、④を考えるようになりました。それぞれが主体的に動いていただくこと。この可能性の拡がりを感じるようになりました。

ぼくのリーダーシップは浅はかなものだと思いますし、このような口先ばかりで実力が伴っていないのですが、
①・②・③・④、どのリーダーシップも体現できると思っていますし、それが理想だと思います。

つまり、場面に応じて、どのポジションにも付くことができれば一番良いのだと思います。

時には前を走りみんなを引っ張って、所々で振り返って、みんなと足並みを揃えて。時には一歩下がってやってみんなを励まして。

すぐに全部は難しいでしょうが、この絵を頭の片隅に入れて、意識していただけたら、リーダーシップのあり方が少し透き通って見えてくるのではないでしょうか。
もしかすると、リーダーシップだけでなく、色んな人間関係にも当てはまるように思いますね。


今日もご覧いただきありがとうございます。

この春の異動や進級なんかで、新たなリーダーがたくさん生まれることと思います。
応援しています!
一緒に頑張りましょう!!

(頑張って!より、頑張ろう!これも②・③・④のリーダーシップのコツですね)


<1年前の”今日”の記事★>

今日はサンキューの日。
流れる季節の真ん中で。
あの名曲を考えた記事です。Twitterなどでも引用されて嬉しかったー。
今日、ウチの息子1号も卒業式です。


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