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この3年間、大変でしたね。
『新型インフルエンザ2009』のときの教訓も多少はあったはずですが、
コロナ禍で社会が一変しました。

経済や流通や暮らしぶりが変わりましたが
誰しもに共通して変化したのは『マスク』だろうと思います。

公式に、3月13日から、マスクの着用は『個人の判断に委ねる』ということになりました。
これは大きな転換期ですね。

個人の判断に委ねるというのは、そもそもそうじゃなかったの?という気もしますが、強制力があったのは事実かと思います。
指示されないと自分で判断できないという国民性もありますかね。

ちょっとこの話題について考えてみたいと思います。
これまでも、コロナ対策においては、マスク、ワクチン、休校・休店、人員制限、時間制限など、意見が二分していったこともありました。
特にどちらへの主張をも込めずに、フラットに書きますので、予めご了承ください。

冒頭の可愛らしいイラストは、ぽにょんちゃん|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


①マスクの意味?

マスクをする意味・理由について考えてみましょう。

1:自分への感染を防止する。
2:自分から他人への感染を防止する。

というのが大きな理由かと思います。
これは感染対策としての意味です。

一方で、集団社会の中では
3:みんながしているから同調する
4:していないと周りから見られる目が気になる
5:していないことで、周りに気を遣わせたら悪いと思うからする

こんな気持ち、心のバランスがあるのではないかなと思います。

感染対策としては、1・2だけで済みますが、
社会性ともなると、3・4・5が出てきます。

3においては、集団性ですね。
みんなで行けば怖くない的な。みんなと同じようにしておけば大丈夫っていうやつです。

4は、周りから自分への目線。
5は、そんな自分側から危惧する目線。

分類に分けるとこんな感じかと思います。

感染対策で言うと、1・2だけを論じれば良いのでしょうが、集団性ともなると3・4・5のことをどう捉えるか、ということでしょう。
ここへのケアが必要な気がします。
今日の論点はこの部分です。


②卒業式で!?

こんなマスク解禁においては、
3月上旬の卒業シーズンに合わせること狙っているのかな?
(ちなみに、ウチの中学校は3月9日なんですけど・・・)

マスク無しで卒業式に出させてあげたい!
そんな気持ちだそうです。

それはありがたいことです。
ウチの中学3年生なんて、入学式もできんやったし、2年生までマスクなしの集合写真さえありませんでした。
マスクを外せば、いまだに顔立ちに違和感のある友達もいるでしょう。

晴れの卒業式をマスク無しで!

ん?
ありがたいような、そうでもないような・・・。

運動部なんかのマスク無しで友達同士交流しているような関係だけなら良いですが、
『マスク外すと恥ずかしい・・・』って思う子が多いのも事実かと思います。

だって、ずっと、マスク外すなって言われ続けたのに、
最後の卒業式だけ、『外せ!』とか言われたら、イヤですよね。

しかも多感な年ごろです。
顔つきや身体つきもどんどん成長する時期です。
髭が生えたりもあるでしょう。

この3年間は、
大人の感覚の3年間と、
子ども達の感覚の3年間と、
全然違うものとして感じた方が良いと思います。

マスクを前提とした心の変化・成長をしています。

それを痛烈に感じたのは、コロナが蔓延したときの、自宅から参加するオンライン授業の際に、特に女子生徒はマスクをして参加していたそうです。
家にいるのに、です。


③同調圧力・・・、呼吸でなく、目線での対策を

やっぱり、マスク対策、マスク解禁においては、
集団性ということがテーマかと思います。

外して良いんだから、『一斉に外すべきだ』みたいな雰囲気はやめてほしいですよね。

あんたが外さないからオレも外せない、みたいなこともあるのかな?
そちらがマスクしてるから、こちらもします、みたいなこともあるのかな?

同調圧力は無しにするように、それぞれが気遣っていきたいなと思います。

呼気や飛沫対策でのマスクですが、是非ぜひ、温かな、気遣う目線として対策していけると良いですね。

④徐々に・・・

この記事のタイトルでもありますが、
『徐々に』ということが良いんじゃないかなと思います。

不思議ですよね、3月13日からOKなんて。
12日と何がどこまで違うんでしょうか?

まぁ、例えば、「3月から徐々にどうぞ!」って言っても、2月28日との境があるから同じか。
じゃあ、『3月上旬から!』みたいにぼやかしたら良いんじゃないかなぁ。

徐々に、やっていった方が良いような・・・。

例えば、人見知りの人に、この日を境にコミュニケーションとってくださいなんて言われてもしんどいですよね。
徐々に、仲を深めていくこともあります。

マスクは感染対策よりも心の問題も大きいです。
徐々にシフトできると良いですね。

でも、逆に、
あの人、いつまでもマスクしてるね・・・
お!ついに外した!みたいに注目されることもあるんかな?
それはそれで、どこかで背中を押してもらえるタイミングが欲しいよな・・。
ん〜。


何かを食べたり、飲んだりするときには
自ずとマスクを外しますから、
徐々にそうした場面で、外しやすくしていけたら良いのかなぁ。

あっ、感染対策上はそんなときの方がリスクが高いのか?(笑)


特に、中学生の3年生は、
3年間、スクール形式の座席で、黙食を続けてきた生徒たちです。それぞれの席の周りに衝立がありました。
よく頑張ったね。
コロナ禍の3年間、卒業おめでとう。


社会全体としても、『強制マスク』からの卒業です。

コロナ関連での、『議論』ならまだしも、心底対立した意見闘争。
こんな気持ちからも卒業しましょう。

お互いを思いやり、色んな意見や考えを認め合う社会へと成長していきたいですね。



今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

『手段』と『目的』
『方法』と『ゴール』の違いですね。
目的やコンセプトを決めておくと、企画などが考えやすくなります。




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