セミナーや説明会などでの「質問」、よくぞそれを聞いてくれた!っていうことありますよね。
また、会議や打合せの場面でも、ひとつの「質問」を機に風向きが大きく変わることもあります。
また、日常会話でもありますよね。「質問」の上手な人は、話が尽きません。どんどん展開して、とっても面白いおしゃべりになります。

ぼくは、とっても苦手なので、憧れです。
『質問力』について考えてみたいと思います。


冒頭の可愛らしいイラストは、イラストレーター・ヤマモトクミコ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます!


憧れの質問力について、以下の場面に応じて、ちょっと書いてみたいと思います。


①風向きの変わる『質問力』

よく、色んなディスカッションの場に入れていただくことがあります。

とても尊敬する人がおられて、その方は、ズバッと質問するんです。
ハッとさせられることがあります。

議論の本質を突いていたりとか
そもそも論的な、ふわふわっとした疑問を改めて再認識したりとか。

何となく進んでいた議論が、急に、本質的なことを見つめなおすきっかけになったりします。

この質問力、ほしい!!!
どうやったら、こんな風な質問力を得られるのかなぁ。。。

考えてみると、
体系的に物事を考えていること、
これまでの経験や知識に裏付けがあること、
議論の要点を見極めていること、
言うべきタイミングを逃さないこと。

それぞれに細かく考えていくと、
体系的に物事を考えていても、そればかりを主張していたら頭でっかちになってしまいますよね。一方的に喋っていてはそういう雰囲気になりますが、質問になった途端どうでしょう?すごく理解されていて、議論が前に進んでいる雰囲気になります。
経験や知識についてもそうです。前はこうだったああだったなど、ツラツラ言われても、ふ~んとしか思わないことってありますが、質問としてそれを言われた途端に積み上げたものが可視化されていきます。
議論の要点やタイミングについても、風を読んでいることが大切ですね。聴きながら、議論を構築・整理するチカラが根本的に必要な気がします。
そして、質問する勇気が必要です。時には、議論をひっくり返してしまうようなことにもなります。でも、大切な発言です。勇気をもって。

うん!!
こんな風になりたい!!


②みんなそう思ってる!「質問力」

よく、説明会や講演会やセミナーなど、一方的に様々なことを話していただいて、最後に「質問はありませんか~?」という質疑応答タイムがあります。

たいてい、最後にちょこっとだけ設けられた時間だったりしますが、
この質疑応答タイムの時間が濃厚だったりしませんか?

聴講者の中から、ハイッ!て手を挙げ、的を得た質問をするツワモノがいませんか?
「そう!そこが気になってたんよ!」
「そう!その部分がよく分からなかった!」
「よくぞそれを聞いてくれたっ!!」
っていうやつですね。

①で書いたことと同様に、しっかりと理解していないと、こんなに堂々とは質問できなかったりもします。
でも、逆に、理解できている人は質問しないですよね。

大切なのは、みんな同じことを疑問に思ってるんじゃないかなぁ?と感じることだと思います。

誰が代表選手になるか、ということなのかもしれません。
ぼくみたいに図々しい者は、どんどん質問したいと思います。

ぼくが聴きたいことは、きっとみんなが聴きたいことだろう、と思っていたいと思います。

そのためにも、勇気!!
これが必要ですね。

100%勇気でいきたいですね!!

細かすぎたり、マニアックな質問や、時間オーバーしているときなんかは、終了後に個別で質問しましょうね。


③知ったかぶらない「質問力」

「え、そんなことも知らないんですか?」って思われたくないですよね。
ぼくもそうなんですが、
だから『知ったかぶり』をついついしてしまうんですね。

何だかよく分からないことでも、ついつい、うんうんって頷いてしまって、二度と聞き返せない(笑)
今さら聞けない(笑)っていうことありませんか?

これは避けたいですね。
実は知らないんだって思われたらカッコ悪いですよね~。。。

役職や肩書きがとってもスゴイのに、
知ったかぶりをせずに、「それって何ですか?」って堂々と質問する方もいて、とっても尊敬します。

素直、正直とも言えるのかもしれませんが、
知らないことを恥ずかしがらずに訊くという姿勢が大切なんだろうと思います。

「ちょっと確認なんですけど、~」とか
「勉強不足でスイマセン、~」とか
「改めて教えていただけませんか、~」とか
枕詞を添えて、質問すると良いように感じます。

素直に、正直に、勇気をもって、知ったかぶらない!!(笑)


④指導的な「質問」

何か指導をしなければならないとき、
いわゆる説教をしてしまいます。
あーだこーだ、悪かった点を一方的に指摘していきます。

我が家でも、親⇒子のよくある風景です(笑)

会社でも上司と部下、先輩と後輩などでもあるのではないでしょうか。

その際に、説教されている方は思ったより耳に入ってなかったり、頭に残っていなかったりするものです。
また、怒られたという印象だけが強く残ってしまったりします。

そこで説教じゃなくて、質問にしていくと良いと学んだことがあります。

訊き方もケースバイケースだと思います。
例示を上げるとキリがないので書きませんが、
質問を中心に、悪かった点、まずかった点を自発的に見つけていけるような話題展開にしたいですね。
そしてご本人の口から、こんな風にすれば良かったとか、次はこういう風にしたいとかいう言葉が出たとしたなら、その失敗は既に前に向いていますよね。

うん!!!こんな質問力を身につけたい!!!


⑤タテに深めていく「質問力」

最後に、日常会話的な質問力について考えてみます。

おっとその前に、営業や商談などが上手な方は、相手に会う前に、ちょっと想像を膨らませて、雑談を含めた話題をいくつか準備しておくそうです。
そんな風に相手のことへ思いを巡らせておくことで、気遣いにも感じますし、話題が広く展開され、関係が深まったりするそうです。

これは、横の拡がりを持たせる「質問力」かと思います。
その人の性質や特性、属性などから、色んな話題展開を横に横にしていくと、対話の中での世界観がどんどん広がります。

日常会話でも、友達が多い人や、いつまでもおしゃべりが上手な人はこういった能力が素晴らしかったりしますよね。

前置きが長くなりましたが、一方で、
『縦の質問力』です。

ポンと新しい話題が出て、すぐ次の横の話題に展開していったのでは、表面的な話題ばかりで、いっこうに深まりません。

広いかもしれませんが、浅いものばかりで、話題も関係性も深まらないですよね。

逆に、縦にタテに、奥へ奥へと、深く深く、話題展開できると良いなと思います。
「それってどういうことですか?」
「その経験はどんなことからですか?」
「それを始めようと思ったきっかけがあったんですか?」
「そういうことって嬉しいですよね!」

その人の話題のストーリーを遡るように、質問を縦に深めていくと、
どんどんその人のパーソナリティーが知れたり、自分との共通項が見つかったり、深い付き合いが生まれたりします。

こんな『タテの質問力』を身につけたい!!

センスもあるのかもしれませんが、意識してトレーニングすることが大切なのかもしれませんね。今日、せっかくこれを書いたので、意識してみたいと思います。

深く深く問われていくと、「そんなに詮索しないで」って思われるかもしれませんので、バランスや雰囲気をキャッチして、ほどほどにしないといけませんね(笑)


もっと詳細に書きたかった点も多かったですが、3,000字を超えてしまいましたので、この辺で・・・。


5つのケースで書いてみました。
憧れの『質問力』
近づいていけるように鍛えていってみます!

今日もご覧いただきありがとうございます。
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