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防災まちづくりへの「はじめの一歩」

2023.11.11(土)PM
北九州市小倉北区の日明市民センターにて
『日明校区防災まちづくり講座』を開催いたしました。

地域住民のことを想う民生委員さんたちの、小さな声や不安から始まった、この一連の流れは、校区全体の町内会やまちづくり協議会の皆さんもご参加することとなりました。

 

想定していたよりも、大勢の方がご参加くださり、会場はぎっしり(笑)

当初、縦長の会場を設定しようとしていましたが、人数の多さと一体感を出すために、急きょ横長に変更していただきました。

その急な、対応にも、力を合わせて、テキパキとされる皆さん。
うん!とっても素晴らしいチームワーク!
それぞれが力を貸し合っていくという、気持ちや素地を感じました。

まずは前半は、ぼくから、
まちづくりと防災のこと。
命を守る『防災まちづくり』の要素。
そして、このまちの災害特性。

災害というのは、何が起こるか分からないものです。ちょっとした数時間先に、災害が起きてしまうなんて、考えられないものです。

そこを地域の中で声をかけあって命を守っていく。
空振りすることも多いでしょう。
現実的に声掛けが難しいこともあるでしょう。

でも、まさか、のときに備えて、少しずつ歩みを進めていきたい。
それが防災まちづくりです。

他の地域などに比べれば、災害リスクが低いまちと言えると思います。
でも、ハザードマップを見れば色がついています。
不安があります。
でも、大きな災害の経験はあまりありません。
何となく、漠然と、安全と思ってしまっているのかもしれません。

川の流れ方、水の集まり方。
海との関係、高潮や津波。
川岸の高さ、溢れ方、レベルごとの浸水想定。

自分たちのまちのマップを見つめ、
まちの様子を写真をもとに解説され、
皆さんの熱意の高まりを感じました。

休憩を挟んで後半は、質疑応答と、グループディスカッション。

どんどんと、次々と、議論や質問が出ます!!
まさに住民の生の声に、皆さんの関心も高まります。

ぼくも分かる限りで、率直に答えさせていただきました。
ときには、ズバッと言ってくれる存在や、現実トーンの意見も聴きたいところかと思います。
ぼくたちは、そんな役割なんだろうと思っています。

とっても様々な質問や意見が出されました。

地域コミュニティの活性化に関する意見も多かったです。
町内会の加入促進や声掛けは、筆頭の課題です。

介護や支援が必要な方への対応を心配する声もありました。

川の整備や情報発信などでの、行政への期待や要望もありました。

一方で、自分たちで何とかしていこうという意見も出ました。

自分たちの暮らしのこと。
自分たちのまちの自然のこと。
自分たちの命のこと。

自分ごとと思い、主体的に取り組んでいくことが、重要です。

正直に申し上げると、
もっとあっさりと浅く終わってしまうのかなと思っていましたが、
とても、熱を帯びていて、自分たちのまちの課題だという真剣味のある講座となりました。


防災をテーマに、まちづくりを進めていく。

まちづくりのなかに、防災や災害対応のテーマを加えていく。

自分たちの命や暮らしを守り、
地域のことを思い、住民のことを思いやる。

そんなまちづくりの一歩を大きく踏み出すような講座となりました。
今後、このまちでの進展が、とても楽しみです。


今日もご覧いただき、ありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

おぉ!!
良いテーマですね!!
これは、もっともっと考えていきたいテーマですね。



<2年前の”今日”の記事★>

子どものプレゼン力の凄さって何だと思います?
分かりますか?
それは・・・(記事をご覧ください(笑))

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