見出し画像

このまちで、人が繋がって、穏やかに、安全で安心して暮らせるように~白野江校区社協小地域福祉活動計画策定~

昨夜、北九州市門司区の白野江市民センターにて
校区社会福祉協議会を母体とした『小地域福祉活動計画』のとりまとめとなる、第3回会議を開催いたしました。

第1回・第2回に続き、ファシリテーター兼コーディネーターとして携わらせていただいております。

それぞれ1時間半程度の会議を2度重ねてきました。
合計3時間弱での話題展開で、随分と内容が積み上がってきました。

ですが、まだまだ時間が足りないほどです。
この3回シリーズの設計・構成も当初描いておりましたが、皆さんの意見を汲み上げてこそなので、それに応じながら、進んできました。

一応の最終回となる今回にあたり、『計画』を完成させないといけませんから、ある程度、どうフィニッシュするのか、様々なシミュレーションをしてみます。
計画の素案もぼくの手元には作成しておいて、埋まっていない部分を皆さんと議論していきました。

こういう会議、特に計画を策定していく場合などでは、ファシリテーターとして、ただ現場に立って司会進行をすれば良いというわけではありません。
このように、事前に手元の資料だけでも作り込んでおかないと、「もう一回集まってください」というわけにはいきません。
また、色んな想定を描いておき、ナマモノの会議の進行を上手く進めていかなければなりません。


さて、今回の第3回会議での議題は、大きく2通りです。

ひとつは、日頃の『福祉のまちづくり』へ向けた活動・取組みの確認です。
5年前に策定された「第一次計画」には、ズラ~ッといろんな活動が記載されていて、これらを推進していきます!となっています。
これまでの会議でも、「いやいや、全然できてません」「コロナで・・・」とお聞きしていました。
計画が格好良くっても中身が伴っていなければ意味がありませんので、その進捗や今後の展望について確認していきます。

もうひとつは、『つながり』をいかに実現していくか。
校区全体としてのものと、小さなネットワークでのもの。
どのように活発にしていくのか。これを議論するものと位置付けました。


市民センターはすっかりクリスマス仕様

ひとつ目の話題。

5年前に書かれた計画に列挙されている取組みをひとつずつ、ぼくから読み上げて、「この活動、いま、どうなってますか?」「してる?してない?」と確認していきます。

と~っっても驚いたことに!!!
そのほとんどが、しっかり実施されていました!!

聞くところによると、細々と・・というものもあるようですが、コロナを経ても、まちのため、人のつながりのため、皆さん頑張ってる!!
無理に頑張るというよりも、楽しみながらやっているという声もありました。

一方で、ごく少数でしたが、実施できてないねっていうのもありました。
これで良いと思います。取捨選択も重要です。
自分達なりに、できること、したいことを続けていけば良いんだろうと思います。

さらに一方で、5年前のここには書けてないけど、いま、こんなことやってる!!!というものもありました。
とっても嬉しいことですね。
これからの福祉のまちづくりへ向けた、実務的な取り組みとして、これらを計画に列挙していきます。


2つ目の話題。
これがメインの話題です。

校区の中で『つながり』を維持・向上・実現させていくために、どのような方策がとれるか?

前回の会議でも、最後にこの話題を展開して、皆さんから出た意見を、今回は呼び起こして問いにしていきました。

Q:住民どうしの繋がりの場
Q:町内などの活動頻度や方法
Q:若い世代を含めた巻込み
Q:小さなネットワークでの活動の推進
などです。


地域住民の皆さんが楽しみにしていることや、多くの皆さんが集まる場ってどんなものがありますか?
そう尋ねながら、皆さんも、ポツリポツリと、こんなことやってる。
参加者は少ないけど、こんな活動を続けている。
など、次々とご発言をいただきました。

季節の行事のなかでも、秋の文化祭である「校区まつり」を多くの住民が参加するものにしていこう!ということや、
若い世代を多く巻き込んでいったり、校区内の教育施設とも連携したり、子どもが多く関わる仕掛けづくりをしていこうというご意見もありました。

また、日頃の取組みにおいても、人がつながっていく絶好の場面ですので、もっとアピールしていこう!という意見もありました。

粘り強く声掛けしている!というご意見も頼もしく、輪に加わるかどうかはその人しだいで、参加する人だけでもつながりの場面をもっていくように割り切っていき、とにかく声をかけていきたいということでした。

小さなネットワークとして、町内や班での取組みもそれぞれ少しずつ様子が違うようですが、コロナを経て、ある意味効率的になっているところもあるようですし、やっぱり繋がりが薄くなったということもあるようです。

民生委員さんや福祉協力員さんたちをはじめとした地域の見守りの中でも、回覧板が機能しているよっていうことや、散歩に行くと誰かしらに会うから、そうした場面が何だかんだ楽しいっていう声もありました。

こうした日頃からの取組みが重要なんだろうと思います。


『小地域福祉活動計画』策定に向けた、今回の第3回会議。
まだまだ課題を列挙したに過ぎません。
これからどうする!?っていうところまで踏み込めていません。

皆さんに、今後どうしましょう?と問い、
勉強を進めていく。話し合いを続ける。という声が、ポツリポツリと出てきました。
全体をとりまとめる形で、
地道にでも進めていこう!!話し合いや検討を進めていこう!!
そういう締めくくりで大丈夫ですか?と皆さんに問うと、参加者全員からの拍手によるご賛同をいただきました。



第2回のときに重点的に話し合った防災の対策も考えていかねばなりません。
多くの住民が参加してくれるような仕掛けづくりも秋に向けて考えていきたいです。
日頃のからの繋がりや小さなネットワークの育みも推進していきたいですね。


このまちのなかで、
人と人との繋がりが温かく、
このまちが好きっていう感情のなかで、
生き生きと暮らしていくことができたらと思います。

散歩して、豊かな自然が目の前にある穏やかなまち。
でも、ときとして災害の心配もあります。
いざというときに、声をかけ合えるまちでありたい。
そのためには、日頃からの繋がりが重要です。

高齢化も進んでいます。
でも若い人たちもいます。
世代間で繋がって、まちが進んでいきます。

共感できることや、共通項を大切にしながら、真ん中に置いて、
『福祉のまちづくり』をこれからも進めていっていただけたら嬉しいです。


ぼくとしての活動フィールドは、このような『地域づくりへの支援』です。
これからも応援していますし、支援していきたいと思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。



<1年前の”今日”の記事★>

これ、めっちゃ面白かった。
この季節になると毎年思い出しそう。


<2年前の”今日”の記事★>

これはとても大切なお話です。

いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!