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おはようございます。
今日、令和4年度、最後の日です。

ぼく自身は、「転職」ということで、出向させていただき、過ごした3年間の職場での最後の勤務日ということになります。

桜も咲きはじめ、
この時期ならではの、切なさや期待が入り混じります。

この3年間を思い返すと、色々と感慨深いものがあります。


この言葉をご存知でしょうか?

「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」

ぼくが初めてこの言葉に出会ったのは、
野村監督の本を読んだときでした。

お金=財を残すのもスゴイことです。
仕事、偉業、名を残すのもスゴイことです。

それ以上に、後に続いていく『人』を残すことが一番尊いことだとおっしゃっていました。

野村監督は、有言実行。
その、地位名声をしっかりと遺されましたが、
野村チルドレン、教え子たちが今、球界で大活躍しています。
ボヤキや長時間ミーティングなどで、言う方も言われる方もツライことが多かっただろうと思いますが、こうして『人』がしっかりと後を歩んでいます。

この言葉は実は、昭和から明治にかけての政治家、後藤新平さんという人の言葉だそうです。
野村監督はその言葉を引用されたのだと思います。


この節目の季節にあって、この言葉を考え直します。

人を残せてきただろうか。


もちろん、
ヒット商品を生み出したり、
会社の利益や景気を成長させたりも大切なことです。

ぼくたちだったら、持続可能な方法で、コストメリットや市民ニーズに応えられる施策を実施できるか、重要なことです。

財や仕事を残すというのは、そういうことだと思います。

それ以上に、『人』だということ。
次に続く、人をしっかりと育てていけたか、ということ。
次をしっかりと引き継いでくれる人があってこそ。
次の新たな海原で局面を乗り切っていける人が育っているかということ。
やっぱり最後には人。
人や魂を繋いでいくことが大切なのでしょう。


ここでふと考えます。

『人を育てる』という、上下関係の目線でなくても良いと思います。

共感の輪が広がり、
それぞれの場所で、それぞれの人の花が咲いていく。

そんな、拡がっていく、深まっていく、ということも、
その地、その場所、そのポジションに、人が残っていく、ということでもあるのかなと思います。


ぼくは、大した、財も、仕事も残せていないですが、
関わっていただいた『人たち』は広がって深まっていったことを誇りに思います。

みんなで肩を組んで、
共通のテーマに向き合い、
一緒に取組んでいった。

そんな仲間・戦友の輪や絆が広がり、深まっていったように思います。

『人を遺す』
この言葉からストレートに感じるような大それたことは、できませんが、人の繋がりで、それぞれに次の未来に繋がっていくものはあると思います。

本当にありがとうございました。


また、ぼくも育てていただいた、成長させていただいた糧を、次の場所にもっていって、また新たな花を咲かせていきたいと思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。

また、明日、大きな扉を開けて、進んでいきましょう。


<1年前の”今日”の記事★>

人事はひとごと(笑)
ホント、それ(笑)
ぜひご覧ください。批判でなくポジティブに書いてますので。

この1年前と、今日。そして3日前の記事も、同じ季節感の記事です。
ぜひご覧ください。


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