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アイリッジの「今と、これから」事業計画及び成長可能性に関する資料解説 その③

みなさんこんにちは。
アイリッジ IR担当です。

2024年6月28日に開示した「事業計画及び成長可能性に関する資料」では、事業の概要・その特徴・対象としている市場の環境・規模・成長性、中期的な成長戦略などの、「今と、これから」に関する説明を行っています。

IRnoteマガジンでは、今回の資料を5回に分けて解説していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

事業計画及び成長可能性に関する資料(2024年6月28日)

第1回 アイリッジが今やっていること
第2回 アプリビジネス事業
第3回 ビジネスプロデュース事業【今回】
第4回 フィンテック事業
第5回 アイリッジのこれから

第3回となる今回は「ビジネスプロデュース事業」を解説していきたいと思います。


ビジネスプロデュース事業概要

■事業の流れ


ビジネスプロデュース事業では、
・統合マーケティング支援※、ビジネスコンサルティング、実行支援
・イベントや店舗集客販促等のリアルプロモーション支援
などを行っています。

ビジネスプロデュース事業における収益の源泉は、
「コンサルティングに対する対する対価(代理店を含む)」
「制作成果物に対する対価(代理店を含む)」
であり、制作物については、一部外部パートナーによる支援をいただくことによって各種サービスの提供を行っています。

※統合マーケティングとは
「統合型マーケティング」とは、ブランド・エクイティ(ブランドが持つさまざまな資産価値)を高めるためには、ターゲット顧客だけでなく、より広い市場やステークホルダー全てを対象として、マーケティングを進める必要があるという考え方。1つの製品やターゲット市場ごとではなく、製品全体や企業全体でブランド価値を構築する。

グロービス経営大学院 MBA用語集より

「統合マーケティング支援」について、聞き馴染みのない取り組みかと思いますので、私なりに噛み砕いてみました。

統合マーケティング支援=「顧客企業の持つブランド(商品やサービス、あるいは企業そのもの)の市場価値を高めるための取り組み支援。」

例えば、
個々のマーケティング支援を、
「A商品をより多く販売するための取り組み」と整理した場合、
統合マーケティング支援は、
「A商品のブランド価値を高めることによって、A商品をより多く販売するだけではなく、A商品を取り扱う企業そのもののブランド価値も構築していく取り組み」と読み替えることができそうです。


■ビジネスプロデュース事業による支援は、顧客企業の新規事業開発・マーケティングに関する課題を"ワンストップ”で解決する


ビジネスプロデュース事業では、『つくれるコンサル』として、顧客企業が行うビジネスの全体戦略の立案から、実行支援に至るまで"ワンストップ"で支援しています。

【補足】
アイリッジでは、2018年にコミュニケーションデザイン・セールスプロモーションを事業展開するQoilを子会社に迎え、2023年4月から、統合マーケティング領域を統括する「プロデュース部」を新設しています。

これにより、コミュニケーションデザインの戦略立案からデザインとリアルを統合した施策の企画・実行領域が強化され、2024年4月には新たに「ビジネスプロデュース事業本部」として、新たな事業セグメントとしています。

詳細は「第1回 アイリッジが今やっていること」をご参照ください。 


■統合マーケティング支援事例(日立製作所)


株式会社日立製作所の事例では、同社の金融機関向けソリューションのBtoBtoCマーケティング戦略支援として、コミュニケーションプランニングとツール制作など『つくれるコンサル』としての支援を行いました。

その他にも、
大手動画配信プラットフォーム運営企業への「ブランディング戦略支援+キャンペーン運営支援」、金融大手企業への「新規事業におけるユーザー調査+制作物支援」、地方放送局への「メディアマネジメント+制作物支援」といった具合に、あらゆる企業の課題への伴走支援が進んでいます。


ビジネスプロデュース事業の強みと市場環境

■当社独自の強み


前々回の「沿革」では、アイリッジは創業以来、アプリビジネス事業を中心に事業基盤を構築・拡大してきたという背景について解説しました。

現在に至るまでの間に培われたアイリッジ独自の強みは大きく次の3点。

① テクノロジー・開発力
   スマホアプリを中心とした高度な開発力
② ビジネス創出力
   顧客企業の戦略から課題解決までトータルで支援してきた実績
③ 顧客基盤
   300を超える当社ソリューション導入アプリと、
   8,000万MAUを超えるユーザー数

この中でも特に「ビジネスプロデュース事業」において強みが活かされている②ビジネス創出力について見ていきます。

■マーケティングとテクノロジーの両面からビジネス創出を支援


アイリッジのビジネス創出力の源泉は、課題解決のための知見の多さにあります。

スマートフォンアプリの活用面の知見については前回の「第2回 アプリビジネス事業」にて解説させていただきました。

アイリッジは、主にオンライン側のマーケティング支援、また、スマホアプリを中心としたテクノロジー活用の知見を有しています。

加えてアイリッジには、Qoilという顧客企業におけるコミュニケーションの全フェーズで伴走できるマーケティングパートナーが存在しています。

Qoilは、オフライン側のマーケティング支援、また、リアルとデジタルを掛け合わせた総合型のクリエイティブ制作、コミュニケーションデザインを中心としたテクノロジーの活用の知見を有しています。

『つくれるコンサル』の根幹を担うQoilの存在によって、アイリッジのビジネスプロデュース事業は、既存エージェンシーや制作会社の枠にとらわれることなく、あらゆる面から顧客企業のビジネス課題を捉え、解決のために行動することを可能にしています。

これらの課題解決のための知見の多さが、アイリッジの「ビジネス創出力」の源泉となっています。


■ビジネスプロデュース事業の対象・関連市場の規模と潜在性


ビジネスプロデュース事業は、2023年4月からの助走期間を経て、2024年4月より本格的に展開が始まっています。今後、より社内体制を強化し、戦略から実行支援までの一気通貫の支援を強みとし、また、アプリビジネス事業との接点も増やしながら成長していきます(詳細は「第5回アイリッジのこれから」にて解説予定)。

2021年時点の市場規模は約1,668億円、2030年には4,330億円までCAGR※+11.2%の成長が見込まれています。

「ビジネスプロデュース事業」に関する解説は以上となります。

次回は「フィンテック事業」について掘り下げていきますので
引き続きどうぞよろしくお願いします。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。

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