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先日 

京都府美山町にある「かやぶきの里」

へ旅行に行ってきました。

江戸時代〜明治時代に建てられた「茅葺き屋根の家屋」が数多く残されていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている場所です。

都会の喧騒から遠く離れた、自然豊かな場所で、文明社会とは一線を隠した場所でのひとときは、とても有意義なものでした。

伝統という言葉に「重み」を感じます。

伝統が歴史的な「重み」を持つのと同時に、時に個人の生き方を支配する「重み」になったりするのだなと、個人的には思うのです。

茅葺き屋根の家屋は古いものなら約200年以上前に建てられたものもあります。
現在でも、その家には人が住み続けていますし、それはこれからも続くのかもしれません。

江戸時代からずっと守り続けていたその家は、価値ある伝統的建造物として、旅行者を感動させてくれます。

一方、そこに住み続けている人たちは、生まれながらにして、その「伝統」を守る責務を背負っているのかなと思いを馳せます。

美しい景色に囲まれたその場所は、ある意味では不便さを伴うし、もしその家に住み続ける必要があるなら、彼らの人生のある一部は制限されることになるかもしれません。

実際、私は、茅葺き屋根の家屋にすむ人々の話を直接聞いたわけでもありませんし、詳しく調べたわけではありませんので、それはあくまで私の個人的な思考の一部に過ぎません。

それでも、美しい景色、新鮮な食材、美味しい日本酒を堪能しつつ、「伝統」というものの「重み」を多少なりとも自分なりに考える機会になった旅でした。



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