見出し画像

#573 教務部長との思い出話〜教員は孤独である〜

 教員という職業は「孤独」である

 そんな話をしたことがあります。

 教員の職業的価値は、「児童・生徒が生涯にわたり学び続けられる支援をすること」になり、それはつまり「自立」を促すことにある。

 「〇〇先生のおかげで今の自分がある」という言葉は、児童・生徒側からすればそれは1つの貴重な体験になりうるのですが、教員側からすればそれはあまり良いこではありません。そこには〇〇先生への何かしらの「依存」の片鱗が見え隠れする可能性があるからです。

 教員はいづれ彼らの中で「不必要なもの」となり、「忘れ去られていく」、そんな存在であるべきではないだろうか。

 自分の存在を児童・生徒に気づいてもらいたい。自分の頑張りを彼らに認めてもらいたい。自分の頑張りによって児童・生徒が活躍してほしい。

 そんな雑念を持ちながら業務をしていた過去の私。

 主体的に影となる。

 これが教員に求められる資質なのでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?