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JANOG53in博多参加コラム(タイトル捻り無し)

 イプリオのエンジニア4号です。インフラとか仮想化周りを勉強しながらやっています。ルータやスイッチ、むやみにポートの多いHWなどが好物です。


前置き。

 社内で月イチぐらいで開催される宴の席の事です。弊社トップによる『こんどのJANOG出展しようぜ!するんだよ!!』という謎にテンション高い宣言。一社員には抗えない波です。決定です。お付き合いのあるなし問わず、いろんな方々に『イプリオさんが何をしてる・何ができるのか知ってもらう』が記念すべき出展第一回目のテーマの一つです。

 これまでも社員が数名で現地参加したレポートを聞いたり、会場のプログラムをオンライン配信で視聴したりと間接的には触れていたのですがとうとう弊社メンバー大部分で直接参加することとなりました。私も年末年始をまたぐ業務に振り回されつつも、無事に行ける運びとなりました。

 なんとなくイメージするものとしては業界的に接点の大きい展示・商談イベントでinteropに参加経験があり、その縮小版かなあとか想像していました。

いざ福岡へ

 笑わないでくださいね?国内線の飛行機乗るのこれが初でした。これまで国内で割と遠出するといっても新幹線でいける範囲でしたので。空の旅もだいぶ久しぶりでして、このような電光掲示板見ただけでテンション上がりました。

会場なう。

 羽田を発って80分ほどで福岡着、会場へ。宿を取った博多駅近辺から余裕で徒歩圏内でした。

 参加事前登録者としてチェックイン手続きを済ませ(初参加でも実にスムーズに済みまして、運営の手配の行き届きっぷり、ならびに弊社スタッフの事前の情報共有には感謝です)、まずは展示ブースに向かい弊社ブースの設営作業からです。

いかがでしょうか。JANOG出展準備チームの努力の結晶です。

 弊社の出展当時のリアルタイムの状況などは以下の弊社公式アカウントの1/17~のポストなど御覧いただければ。

https://twitter.com/iprio

えっと、ぼくも頑張りました。…パーティションボードや机に両面テープ貼ったりとか。

写真は JANOG53ミーティング フォトアルバムより

 「メール配送スターターキット」は今が旬?滑り込み?これで実現するのは最先端サービスではないのです、今のメールサーバに求められる最低ラインです。「なんか不安になってきた」あるいは既に「メールが届かなくなった!」と自社のメールサーバについて頭を抱えておられる方はぜひ弊社へご相談を。

はじまた

 『JANOGの歩き方』初参加者に参加推奨されている最初のプログラムです。近年は感染症による会場現地開催そのものの断念などトラブルもあったものの、参加登録者は年々増えているそうです。弊社スタッフから聞こえてくる話でも懇親会の参加登録の競争率(早い者勝ちです)がやばくなる一方だそうで、ネットワークに携わる人々の熱意によって支えられ、かつ拡大し続けているイベントなのだなと感じました。

会場の雰囲気とか

 展示ブース会場においても、とにかく人と人との間が近いです。ビジネスショウ然としたinteropとは明らかに空気が違います(会場の規模やブース一つ一つのサイズ感等から必然的に生じる違いに依るところも当然あると思いますが)。出展しておられる各社、限られたブース内で何を置いて何をアピールするか厳選した結果の内容となっていると考えると興味深いです。『えっ 御社、これが今回の目玉?』といった普段私の抱いているイメージとは異なる、意外性のあるブースが少なからずですが、JANOGではあえてこれを推す、という判断の結果ですよね。

みたもの(抜粋です)

※各ブース写真は JANOG53ミーティング フォトアルバムより拝借しております。

Ciscoブース

 gNMI Telemetryについて紹介していただきました。Ciscoの機器監視・管理というとまずデバイスを買う際にライセンスを選んで~とか、あるいは単純にSNMPで、というイメージだったのですが、全然違う技術なのですね。個人的に学んでみたいリストに追加です。OpenRoamingについても聴いてみたかったですがタイミング悪く担当者離席中だとのこと。また次の機会に。

DYDENブース

 メディコン分野で大活躍しておられますね。わたくしメディコンの質感というか存在感が大好きなのに使う機会が少なくて残念に感じている人なので、分厚いカタログもらいつつ今のトレンド製品など教えていただきました。障害に備えた冗長化であるとかSNMP対応であるとか色々な付加機能を盛り込んだ製品出しておられるのですね。施設内の10Gアクセス化などの案件でSW+SFPと比べコスト的にどうなのか考えてみようと思いました。

Tp-Linkブース

 スイッチ機器とAPが並んでいたと思います。家電量販店でもコンシューマ向けにHUBやWiFi機器が置いてあるぐらい日本市場にも食い込んでいるメーカーです。スタッフの方に最近のビジネス向けラインナップについて説明していただきました。特筆すべきはL3SW製品の対性能比脅威のコストパフォーマンス。検証機の貸出についても積極的にアピールしていただきまして、弊社の構築案件にも入れてみたい気持ちが沸々と湧いてきました。ゲートウェイ機器は他社製品を前提とした構成案なども普通に挙げておられたので、つまり他社製品との相性についても考慮されて設計されているということでしょう。

きいたもの(抜粋です)

※各リンクにあるor在ったYoutubeアーカイブ配信は2024/2/29に公開終了だそうです。プレゼンテーション資料などは残ると思いますのでそちらだけでも。

プログラム『エンジニアのキャリアパス古今東西 ~エンジニアが経営に参加してみたら見えるようになった世界』

 会社のトップに立たれる方って総じて身の振り方が思ったよりだいぶ自由なんですね、一度会社を離れてまた戻ったり。弊社代表も出ておりますが私は弊社代表の出番の前あたりで離席して自社ブースのお守りに戻りました。この非国民。アーカイブで見ればいいよね?ね?

プログラム『倉庫で構築するNWで苦労したこと』

 オンラインクレーンゲームってこうやって創ってたんだ!という新鮮な驚き。そして支えるシステムの構築の苦労であるとか、そこ気を付けないといけないんだ!といった気付きが多々ありました。クレーンの台数もべらぼうにあるわけで、一台一台に手動設定とかそりゃしてられないですよね。そういう所から自動化とか半自動化とかの必要性が生じてくるわけですね。参加者からの質問とか体験談パートでも農家のビニールハウス内でのネットワーク機器運用保守まわりのお話などは大変興味深いものでした(夏の暑さに対する開き直りとか素敵でした)。

プログラム『これからのIPv4 over IPv6の話をしよう』

 策定されている「標準プロビジョニング」に合わせるかどうかについては各社それぞれ意見が分かれるものの、「プロビジョニング方式がこれ以上増えないように」という前提のもとに事業者や機器メーカーがベストを尽くす、が当面の方針になる感じでしょうか。たしかYAMAHAさんがお話ししておられたと思いますが、宅内のノードからクエリが来たら採用方式の情報を返してあげる仕組みはぜひ欲しいですね。v6の普及を進めるにあたりv4o6は終着点ではない、というのも心に留めておきたいところ。

~おわってみて~

 時間と体調が許せば会場プログラム片っ端から聴いていたかったです。別ホールで時間重なっているものも無慈悲に多く悩ましいです。
 各社展示ブース、光ファイバーやスイッチやストレージ機器をデンっと置いて体験コーナー作るところとサービスの喧伝中心でありながらしっかり体験環境つくっているところ、後者のパターンは会場の通信事情にも左右されてなかなか苦労しておられたようです。弊社でも同様にブース内で何か体験いただくとしたらどうしようかな?とか考えるきっかけにもなりました。

おまけ:JANOG4日目(そんなものはない)

 ららぽーと福岡の例のアレ。あいにくの天気ではありましたが3時間ぐらい滞在、店内空いてたのでストレスもなく全力で堪能しました。

おわりです。


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