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日本酒プロジェクト始動!ぼくらがはじめる「いっぽんのお酒、」とは

はじめまして。
私たちは茨城県が主催する地域課題解決プログラム「if design project」から生まれました。

このプログラムに参加した私たちは、茨城県内のフィールドワークを通して地域課題を目の当たりにしました。
その後、チームで議論を深めていく中で、茨城をより知ってもらう、知りたくなるきっかけをつくるために、「いっぽんのお酒、」というポップアップイベントを企画することにしました。

このnoteでは、私たちのこれまでのプロセスをご紹介しつつ、どのような地域課題を解決しようとしているのか?何をしていくのか?を皆さんにもお伝えできればと思います。


1.if design projectについて

まずはこのチームが生まれたきっかけである「if design project」について紹介をさせてください。

「if design project」は茨城県が主催するプロジェクト。
「茨城の魅力を高めたい」「茨城の価値を高めたい」という思いではじまった取り組みで、茨城にある「地元企業」と「地域」とが掛け合わされて課題が設定されています。

私たちが参加した2019年度は第2期目で、「酒×地域」「海×地域」「農×地域」の3テーマが設定されていました。そして、私たちは「酒×地域」のテーマに集ったメンバーです。

「酒×地域」では『関東屈指の酒処「茨城の酒」のファンづくりを通じた伝え方を企画』というテーマが掲げられました。パートナー企業は老舗酒蔵の明利酒類さんです。

私たちのチームでは約4ヶ月間で現地視察やヒヤリングを繰り返し、都内で何度もディスカッションをして課題解決のアイデアを描き、2019年12月15日に最終プレゼンを行いました。

そのプレゼンで私たちは「いっぽんのお酒、」というお店を開くという企画を発表しました。続いて、なぜそのような企画をすることになったのか。プロセスについても、ご紹介していきたいと思います。

※「if design project」について、より詳しく知りたい方は是非Webサイトをチェックしてみてください。
https://if-design-project.jp/


2.「酒×地域」チームの課題・取組背景

明利酒類と水戸を対象とした「酒×地域」チームが課せられた地域課題は、簡潔に言うと「茨城のお酒が消費されないこと」でした。

明利酒類は酒をつくるもとである酵母を生成していて、関東東北甲信越エリアの優良どころの酒蔵も採用しているほど。故に業界では非常に有名な酒蔵です。
ただ、一方で茨城県がお酒という印象が県内外にあるかというと、そうではありませんでした。

ちなみに、それを裏付けられるデータもあります。
茨城県内には酒蔵が40弱あり、これは関東で1番多いです。が、酒どころのイメージでは39位。これは埼玉県が30弱の酒蔵しかないにも関わらず8位であることを比べると大きな差です。
また、日本酒の生成数量は全国24位となんともいえない数字で、これは茨城のお酒が全国的にもイメージが強くない、ということにつながっています。


ただ、このプロジェクトを通して、茨城について知れば知るほど、茨城には沢山の良いお酒や美味しい食べ物、素敵な観光資源があり、勿体なさを感じました。

「良いものがあるなら、違った視点を持っている私たちが、伝え方を変えたり、繋げたりすることで、今までなかった新しい価値を生み出せないか?」

現地視察を終えて、都内でミーティングを重ねるうちに、そんなことを考えるようになりました。

と、同時にお酒を活用してできることって何なのだろう?という問いにも切り込んでいきました。


昨今、若者のお酒離れが進んでいると言われています。

その中で焦点があたったのは、お酒はあまり飲めない/飲まないけれども、お酒のある空間が好きな人でした。
決して、沢山の日本酒は飲めないけれど、ちょっと料理に合わせてみたり、誰かと話すことが好きだったり。

確かに、お酒は料理を華やかにさせたり、コミュニケーションを円滑に進めさせたりと、そんな名脇役的な存在なのではないかと感じます。

お酒は他のモノと結びつける入り口であり、繋がりを円滑にし鮮やかにするものである。今回のプロジェクトの中でも、そのような立ち位置でお酒と向き合っていこうと考えています。

そのような背景から、私達はVision、Missionを下記のように定め、取り組んで行くことにしました。

Vision
茨城県のモノ・コトを再編集して届ける。
Mission
お酒を通じて、茨城県の魅力に気づくきっかけをつくる。

このVision、Missionを具現化するために考えたのが「いっぽんのお酒、」というポップアップイベントです。


3.「いっぽんのお酒、」とは?

「いっぽんのお酒、」では、茨城県の一本の日本酒に向き合い、じっくりと味わっていただくことをメインコンセプトとしています。

茨城県の人には、住んでいる県の日本酒の魅力を知ってもらう。
県外の人には、日本酒を通じて地域を知ってもらう。
そして、ここをきっかけに、茨城をもっと知りたくなる世界を作っていこうとしています。

ですので、酒マニアを作ろうとはしていません。
日本酒を好きになってもらい、茨城も好きになってもらう人を多く生み出していくことを目標に、取り組んで行きます。

「いっぽんのお酒、」に来ていただいたその日は、一本の日本酒ととことん向き合うことで、今までの日本酒への考え方を変えていただくきっかけにしたいと思っています。

また、このお店の中には、そんな茨城県のお酒をきっかけに華やかにしてくれるための、茨城県のモノも提供していきます。
茨城県の素材で作られたおつまみや、例えば酒器やお皿といった器を作る作家、席を盛り上げるためのアーティストとのコラボレーションといった、こんなことを考えています。


4.今後の広がりについて

私たちは、日本酒は茨城を知るためのきっかけにすることを考えています。

なので「いっぽんのお酒、」の店舗運営を初期の主軸としながら、

・自分が飲んだお酒とその日のおつまみ等の空間で使われていたものを思い返すためのアプリ
・茨城をより深く知りたくなる人のためのキュレーションサイト機能
などなど、ITを駆使した広がり展開を想定しています。

今後の取組内容はまた追って作り上げていき、皆さんに公表していければと思っています。


チームメンバーは、みんな本業と掛け持ちでこのプロジェクトに参加しています。それぞれ活かせるスキルや時間をつかって取り組んでいます。

それぞれの別の記事にてご紹介していきますね。


5.最後に

ゆっくりじっくりですが、日本酒をきっかけに地域を知る、茨城を面白がるひとを増やしていきたいと思います。

ぜひこのnoteを読んで応援したいと思った方は、SNSのフォローや記事のシェア、そして私たちが主宰するイベントにお越しいただければと思います。

そして、ぜひ一緒にプロジェクトに参加してみたい!という方がいらっしゃいましたらTwitterのDMでご連絡いただけると幸いです!

「いっぽんのお酒、」のSNSをご紹介!
Twitter:@ipponnoosake
Instagram:@ipponnoosake
Facebook:いっぽんのお酒、
ライター:しいたけ

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