見出し画像

一人っ子

⭐️⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
ある1つのことをテーマにして
記事を書いていきたいと思います。
(この記事は2023年2月16日に執筆し
タイミングを計るために
一時保存されたのち
加筆修正され
本日投稿されたものです。)



1、はじめに

僕ね、一人っ子なんですね。

当たり前ですけど
生まれてからずっと一人っ子で

おそらくこれから死ぬまで
滅多な事がない限り
ずーっと
一人っ子だと思うんですよ。

25年以上一人っ子として
生きてきて

一人っ子ってね
「きょうだい」がいる人たちとは
全然違うな
って心の底から思うんですね。

違うちがうとは
昔から思ってましたけど

今は
それにしてもこんなに違うもんなのか
って愕然とするくらい
違うと感じているんですね。

もしかしたら
男性と女性くらい差があるのではないかと
そう考えまして
今回は
「一人っ子」そして「きょうだい」
というものについて
僕が今まで感じてきたことや
関わってきた出来事なんかを
記事を丸々一本使って
書いていきたいと思います。

かなり長くなると思うんですが
是非最後まで
読んでいただきたいです。

一人っ子の方に
特に読んでいただきたいですね。

それではスタートです。



2、僕の周りの一人っ子

まずはね、
僕の周りのきょうだい構成なんかを
書いていきたいと思うんですけど

僕の周りは小さい頃から
きょうだいがいる人
多かったです。

父は4兄弟
母は3兄妹ですし

母方の祖父は7人きょうだい
祖母は8人きょうだい

いとこも多いですし

冠婚葬祭などで
親戚が大量に集まった時でも
一人っ子は僕だけで

ちょっと変な言い方ですが
一人っ子なんて一人も
いませんでした。

この少子化が進んだ日本でも
一人っ子が少ないのって
当たり前のことなんですよ。

だって一人っ子って
各家庭につき
最大一人しかいないですから

一人っ子できょうだいが
生まれたら
自動的にその2人ともが
きょうだいになってしまうわけで

それ以降生まれた人間も
全員きょうだいになりますから

一人っ子になる方が条件が
だいぶキツイんですよ。

きょうだいが出来るっていうのは
一人っ子が世の中から一人減るって
事なんですよ。


僕みたいなもんでもね
親友と呼べるような人間が
数人いるんですけど
ほとんどきょうだいがいますし

僕の同居人も一人っ子では無いです。

そんな中でね、
パッと思い浮かぶ
僕の身の周りの一人っ子が
数人いるんですけど

まずは僕の幼馴染ですね。

僕みたいなもんでもね
幼馴染がいるんですよ。

小学校から大学までずっと一緒で
大学はキャンパスが違いましたけど
確か教習所も一緒で

今現在その子も
東京に住んでいるんですけど

大阪に住んでいる親同士が
勝手にランチに行っていたり

僕が出演しているライブを
見に来てくれたり

そういう存在がいるんですね。

20年近くの付き合いですから

色々話すこともありましたよ

こういう書き方をすると
最高に気持ち悪いかもしれないですけど
僕はその子の元カレも結構見てきましたし
その子も僕の元カノを見てきましたし

会って話した回数なんて数え切れないです。

でもね、
一人っ子として
共鳴したこと
なんて
ほとんど無かったように思うんですよ。

わかるわぁ
一人っ子やったらそうなるよな

って共鳴するような
瞬間って20年間で
無かったんですね。



でもね、今


一人っ子として
共鳴することが無かった

という事実そのものが

最高に一人っ子として
共鳴していたのだと

心の底から思うわけですよ。


意味わからないでしょ


でも、意味わかるんですよ。

矛盾してて良いんですよ。


もう一人、大学の落語研究会の時に
仲良くしてくれていた同期が
一人っ子ですね。

この子の方が
一人っ子として共鳴する部分が
多かったですけど

こういうね、
人によって気まぐれに共鳴する
という事実もね

最高に一人っ子なんですよ。

一人っ子の最上級なんですよ。

一人っ子のエベレストなんですよ。

一人っ子の琵琶湖なんですよ。

これはね、
一人っ子、きょうだいっ子に限らず
共感できるかどうか
わからないですけど

共感できたとしても
できなかったとしても
一人っ子ですよあなた

今この記事を読んでくださっている
一人っ子のあなた

僕の言っている事が
理解できても
理解できなくても
あなたはめちゃくちゃ一人っ子です。



3、きょうだいがわからない

僕ね、一人っ子なんで
きょうだいというものが
わからないんですね。

どのくらいわかってないんやろ
って考えてみたんですけど

多分セパタクローくらい
分かってないんですね。

セパタクローは全然見たこと無くて
きょうだいはいっぱい見てきたのに

同じレベルで
全く分かってないんですよ。

ということで
ここでは
僕がきょうだいってわからんなぁ
って思った出来事を書いていきます。

あれは僕が小学校低学年の時ですね

母方の祖父母の家に
ご飯を食べに行ったんですね。

母の姉も来てまして
その子供のいとこ達も来てたんですね。

いとこ達は3人きょうだい
男、女、女で
一番下の女の子が僕と同い年です。

食事が終わった後に
アイスが出てきまして
それがハーゲンダッツ
だったんですね。

バニラ、ストロベリー、抹茶、抹茶
みたいな感じでしたわ


全員でジャンケンをしまして
僕が勝って
1番に選ぶことになったんですよ

その時食べたかったので
ストロベリーを選びまして

最後の一つになったのが
抹茶だったんですけど

いとこの姉ちゃんが最後まで負けて

抹茶になるじゃないですか

そしたら
私抹茶食べられへん
って言い出したんですね。

え?
と思いまして

そしたら
いとこの同い年の子が
「いっぽ、あんた抹茶食べれるやろ
交換したりや」

って言うてきたんですね。

はて?
と思いまして


意味がわからないんですよ。

僕はね、ジャンケンをすると言われたから
したわけで

当然の権利を有した上で
ストロベリーを選んでいるんですよ。

もし抹茶が食べられないのなら
最初に言うべきであって
最後に言うのはおかしいんですよ


しかもそれをね、
当事者ではない同い年の子が言うのも
おかしいですし

その状況を見て何も言わない
長男もおかしいんですよ。

同い年の子は
僕より誕生日が早いので
実質、僕が末っ子ですしね


なんじゃこりゃと
思いまして

これが
きょうだいって理解できへんなぁ
と記憶の中で最初に感じた出来事
だったんですね。

そこからしばらく
細かい
きょうだいってわからんなぁ
と感じる出来事は
幾つかあったんですけども
特に印象に残っているのが
相方ですね。

うちの相方
うえやまりつきと言う男はですね
妹が1人いるんですね。

妹ちゃんと初めて会ったのは
今から5年ほど前ですかね

関西大学の文化祭のイベントに
僕たちが出演した時に
りつきが
「今日オカンと妹が見に来るわ」
って言うてきたんですよ。

いざ会ったらですね

めちゃくちゃデカかったんですね。

これはね、
僕がちょっと悪いですけど

「オカンと一緒に妹が来る」
って言われたらね

オカンに連れられている様子を
思い浮かべますから
小さい子を想像するわけですよ。

だから僕は
8歳くらいの妹が来るんだろうと
予想していて

いざ会ったらめちゃくちゃ
デカかったんですよ。

日本最大級の妹でしたね。

でね、この兄妹は結構仲良いんですよ。

でも隣で見ていたら
りつきってね、
ロクな兄貴じゃ無いなぁ
って思うんですよ。

例えば、妹のメガネをパクって
勝手に使っていたり

妹のアウターをパクって
勝手に着ていたり

妹がバイトしている店の服を
妹に社割でプレゼントしてもらってたり

どんな兄貴やねん
って思うんですけど

僕がちょっと前にね
『鬼滅の刃』を読みはじめた時に

妹を背中に背負う
というのが
なぜそんな事をするのか
意味わからなすぎて

LINEで
「鬼滅で思ったんやけど
お前も妹があんなことなったら
背中に背負う?」

って聞いたら

「背負う!」
って即答されまして

「逆もそうやと思う」
って言われたんですね。

つまり、りつきが
あんな状態になっても
妹ちゃんはりつきを
背負うという事なんですよ。

全く意味はわからないんですけど

素晴らしいこと
であるのは何となく理解できて

でも
こんな仕打ちを受けているのに
妹ちゃんはライブを見に来てくれて

りつきはりつきで
背中に背負うと宣言しているから

固い絆では結ばれているわけですよ。

よくわからないですけど

なんか、
わかりたいな
って思いましたね。

わかっていないのが
人生において損なような気がして


まあ、以上が
僕が
きょうだいってわからんなぁ
と感じた主なエピソードですね。



4、『いつもの朝に』

noteでは何度か
書いているんですけども
僕、今趣味というものが
読書くらいしか無いんですね。

小学校高学年くらいから
ハマりはじめて
途中全くしていない時期を
挟んで
今現在、再燃しているんですけども

今までに読んだ本の中で
失礼な言い方かもしれませんが
1位を決めるとしたら

今邑彩さんの『いつもの朝に』
という作品なんですね。

本自体の面白さとか
僕が受けた影響とかを
考えたらこの本なんですよ。

僕はこの小説を
度々読み直してまして

なぜ何度も読み直しているかってね

この本を僕が初めて読んだのが
中学から高校に上がるくらいの
時期でしたわ

僕は中高一貫校に通っていたので

中3から高1は
中3から中4に上がるような
感覚でして

高校受験とかも無かったので
読書したりして
のんびり過ごしていたんですけど

この本に出会った時に
衝撃を受けまして

マジか!なんじゃこの人!
この作者の書いている本
全部読もう


そう決意したんですね。

著書リストを調べるために
ネットで検索しましたら


その日から1ヶ月ほど前に
著者である
今邑彩さんが亡くなっていたんですね。



本当に驚きましたね
あの瞬間は

すごく好きな人を
見つけたその日に
その人が最近亡くなった事を
知るって

おそらく今後の人生の中でも
あまり無い経験でしょう。

でも、著書は沢山あったので

僕は新刊が出ないことを嘆くよりも
既刊を繰り返し読んで
それを広めることに決めたんですよ。

だから、『いつもの朝に』
僕の周りの読書好きの方にも
オススメしてますし
何人かにはプレゼントしたりも
しました。

で、この小説のテーマが
『兄弟愛』なんですよ。

この記事で僕
『きょうだい』とか『兄妹』とか
色んな書き方してますけど

この小説に関しては
『兄弟愛』です。

弟が主人公ですね。

上下巻に分かれていて
結構長いんですけど

この本をね、
上巻でやめられる人は
多分人間では無いですね。

上巻読みはじめて
読み終わって
気がついたら
下巻を開いてしまっているはずです。

電車の中で上巻を読んでいて
読み終わって
下巻は家に置いてあることに
気がついた瞬間
悶絶するはずです。

そのくらい上巻の終わり方が
衝撃なんですよ。

ここからは
ちょっとネタバレになるかもしれないので
ぼかしますが

下巻の後半にね、
兄弟の長い会話があるんですよ。

かなり長い会話です

ここがね、僕は
全小説の中でも
一二を争うレベルで好きな文章なんですよ。

僕はきょうだいと言うものが
わからないので

僕の中のきょうだい観は
ほぼこの小説で形成されたと言っても
過言ではないです。

かなりオススメなので気になった方は
是非読んでみてください。



5、最後に

ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。

まだまだ書きたいことありますが
キリがないので
今回は一旦これで終わります。

最後にね、
全体的な感想なんかを書いて
終わろうと思います。

色々書いてきましたけど
僕はね

自分が
一人っ子で良かったと思っています。

別にきょうだいが要らないというわけではなくて

細かい理由は沢山ありますけど

一人っ子で良かったなって
心の底から思います。

細かいところで言うと
例えば小さい頃
きょうだいの中で
何かを分けないといけないことも
ありませんでしたしね

兄として我慢したり

弟として兄と比べられたり
したことなんて一度もなかったですしね

きょうだいがいなくても
きょうだいみたいな関係、
きょうだい以上の関係って思える人も
いるんですよ。

例えば僕には
沢山のいとこがいるんですけど

いとこの事は全員
本当のきょうだいだと思っていますし

今までに仲良くしてくださったり
今でも仲良くしてくださっている
先輩後輩には
兄貴分、弟分、姉貴分、妹分だと
勝手に思っている人もいます。

その感覚は
一人っ子じゃないと
無かったと思うんですよ。

実際のきょうだいがいないからこそ
きょうだいみたいな人を作りやすいというか

まあ、向こうは
きょうだいがいる事がほとんどですから
この気持ちは一方通行にはなりやすいんですけど

ここで淋しいと思わないのも
一人っ子マインドの良さですよね。

一人に慣れているから
それで全然構わないんですよ。

だからね、
一人っ子って最強ですよ

今この記事を読んでくださっている
一人っ子の方の中で
きょうだい欲しいなぁ
きょうだいおってくれたらなぁ
って感じている人も
いると思うんですけど

一人っ子ってええなぁ
っと思う瞬間もきっとあるはずです。

僕はきょうだい欲しいと思った時期
めちゃくちゃ短かったですし

それでも欲しいなら
僕で良ければいつでも
あなたの
きょうだいみたいなものには
なりますよ

まあ、ゴチャゴチャ色々言うてきましたけど

一人っ子は最高です。

ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。


ではまた明日

今後もどんどん楽しく面白い記事書けるよう頑張ります! よければサポートお願いします😊