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身長 壁

⭐️⭐️
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5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックのいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
最近ふと感じた事を
書いていきます。

よくね、
壁に身長を刻んでいく文化って
あるじゃないですか

自分の身長が
何歳の時点で何センチだったか
家の中のどこかの壁に
記していって

成長を楽しむ
みたいな

そういうの僕には無いなぁ
あったら懐かしいのになぁ
なんて思っていたんですけど

よく思い出してみたら
僕にもね、
身長の記録をつけていた時代が
あったんですね。

今から何十年も前ですわ

僕、父方の祖父母の家に
よく遊びに行っていたんですよ。

遊びに行くと
リビングの扉近くの壁に
寄り添うように立たされて

背筋をピンと伸ばすよう言われて

僕の頭の上にティッシュの箱を
置かれるんですね。

ティッシュの固定位置が決まったら
はい、もういいよ
って言われて
ティッシュの底の面を使って
マジックペンで
線が引かれて

そこにその日の
日付が書かれるんですね。

これをね
僕、大昔やってもらっていたんですよ。

小学校に入ってからも
しばらくは
やってもらっていたと思います。

でもそこから
なぜやらなくなったかってね

僕が反抗期を迎えたからでは無くて

祖父母が引っ越したからなんですね。

これも変な引っ越しだったんですけど

祖父母は普通に違う場所に
引っ越して
僕と父と母が
祖父母が住んでいた家を改装した家に
引っ越したんですね。

ちょっとややこしいですね

僕と僕の父と僕の母が
Aという場所に住んでいて

僕の祖父母がBに住んでいたんですよ。

そこから
祖父母はBからCに引っ越して

僕たち家族は
改装されたBに引っ越したんですよ。

で、Aは
僕が知らないうちに跡形も無く
消え去っていたんですね。

取り壊された事
全く知らなくて

取り壊された何年か後に
たまたま前を通った時に
もう生家が無いことに気がついたんですよ。

あの時は
僕だけが生家を失ったように
感じていましたけど

よく考えたら父も生家を
失ったようなものですね。

変わり果てた実家に帰ってきたわけですから

引っ越した時はね
小3だったんですけど
嬉しかったですね。

引っ越しに対する憧れみたいなんも
ありましたし

生家はボロかったので
綺麗な家に住めるのも
嬉しかったですしね。

身長の記録は
全く無くなってしまいましたけど

非常に複雑な気持ちですねこれ

身長の記録なんて
見て懐かしむだけのものですから

新しい家に住めたことに
比べたら
全然良いんですけど

なんかね、
何かしら残す方法無かったんかい
とは思いますよね

悔しさとか悲しさとか
怒りとか全く無いですけど

生家が無くなっているのを
見た時と似た感情ですね。

あぁ…
っていう

漢字で書くと
嗚呼…
ですかね


皆さんが
子供の身長を刻む時は
是非無くなる可能性の少ない
壁にしてください

ではまた明日

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