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本当はのび太なのに出木杉くんのように振る舞う辛さ[INFJ-T]

INFJ-Tは出木杉くんのように優等生として生きるのがすごくうまいです。

それはFeの共感性の高さや、他人はあまり使わないTi要素により
ある程度現実的な側面を持ちつつ、他人と強調できるからです。
どれも主機能ではないゆえにさりげない一面としては機能しています。

でも、本質として出木杉くんのような優等生タイプではなく
むしろ真逆だと思っています。

Feの共感性の高さも、主機能ではないので突き抜けて他人にやさしくできず、自己を確立できていない状態だと他者依存になり存在感を発揮できませんし、Tiも結局は代替機能なので、得意ではなくあくまでそういう考え方もできる程度です。

つまり、一番のネックは、主機能という最大の個性が、Niという他人に理解できないミステリアスな領域だという点です。

さらにSe劣等で、現実的な対処が苦手でアドリブ感がなく
試行せずコツコツ目の前のことをまじめにやる、全力で楽しむというタイプではなく、常に思考を働かることでようやく社会に適合できるのです。

何事も器用にできるように見えますが
何事も器用にできるように振る舞えるのがうまいだけで、本質としてはかなり不器用なタイプだと思います。


本当は人の心の痛みがわかり、やさしいハートの持ち主であるのび太的なポジションの方が腑に落ちるのです。目の前の人が笑顔でいることが最大に幸せなんです。


でも、のび太だと社会では適合できなかった。求められるのはふわふわした笑顔あふれるものではなく、現実的な話なのです。恋愛においてもその主体性のなさが、男性としては良い面だと評価されなかった。

働くうえで、自らの個性が社会ではまることがなく
ジャイ子、しずかちゃん一家のように、不器用なところを受け止めながら自分エお理解してくれる人が現れることもない。



Feが補助機能にあるゆえに、おそらく自分が生きる意味として明るい希望を持った他者の存在が必要不可欠なのに、その幸せを能動的につかみに行くためには、不器用で理解しがたい自分を隠しながら社会に向きあう必要があり、ハードルがとてつもなく高い。

でもやらないといけない。大人になったのび太が、初対面のしずかちゃんやジャイ子と出会い、交流を深めないといけない。それが今の自分にとっての生きる意味なのです。


そういうハードな人生を強いられるゆえ、のび太ではいられない。
ドラえもんも、ジャイ子も、しずかちゃんもいないのだから。

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