見出し画像

日本職場の「報告」について

日本の職場では、人がやらかした時、間違った時、その場でその人に言うより、上司に報告する習慣があるらしい。

今日中国人の就活生と面談する時これが話題になった。この話題は実は日本に来る前から既に耳に入っていた。

中国人の目線から、これは「给上司打小报告(本人に黙って上司にこっそり報告)」というとても卑怯な行為である。なぜというなら、悪いことが上司の耳に入ると、本人の評価が下げ、報告者の評価が上がるのだ。昇任できる人が限られていて、能力で評価する職場によく見かけることである。

また、中国人の友達の認識は日本とやや違い、「为朋友两肋插刀(友達のために戦う)」という諺がある。そのため、友達であれば、悪いことを注意する同時に、かばってくれるはずだ。

この考え方のもとに、日本の職場が嫌い、また日本人に卑怯者が多いという認識が一部の留学生の間で発生している。仲のいい同僚であれば、直接指摘して、こちらが改正すれば大ことにならずに済むだと。

私は日本人ではないので、推測しができないが、恐らく日本人にとって「上司に報告するほうが正しい」ではないか。新人教育の時も、不正と思われる行為を見かけた時、本人に指摘するより、上司と相談するべきと私も教われた。

本人に指摘すると、喧嘩になったりするので、上位者の判断が入ったほうがことがスムーズに進める。お互い平等なので、ただの同僚の指摘は無条件に受け入れられない。人を説得する時、日本人のやり方は一人で証拠集めて努力するより、仲間をつけて多方面の意見を集めて圧力をかける傾向があるらしい。

また、年功序列がメインなので、報告したらそこまで人に迷惑かけないだろうという考え方もあるかもしれない。(日本人は人に迷惑かけるのが大嫌いだけど、迷惑の定義におかしい所もある話はまた別途で笑)。

以上は差異が生まれる原因でしょうか。ぜひコメントでディスカッションしたいです。もちろん文法レベルの指摘も嬉しいです。よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?