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#noteエッセイ

目の前に現れた女神は毛むくじゃらだった

目の前に現れた女神は毛むくじゃらだった

”女神”

ゆっくりと目を閉じて想像してみよう。瞼の裏に現れる女神は、絶世の美女で白いロングドレスを纏い、優しく微笑みかけているだろうか?或いは、右手の松明を高々に天へと掲げているだろうか?

私の目の前に現れた女神は毛むくじゃらだった。

人一番警戒心が強く、人見知りの女神は、知らない人が現れると途端に身を隠す。白いロングドレスなんてものは着ていないし、そもそも何も身に付けていないのだから、大事

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