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不登校を思い出したとき。



高校3年の娘は第一志望校に
特別推薦枠で受験しようとしている。


特別推薦というのは
入学金が20万円免除され
受験料はかかる。
自分の作品3点を持ち込み面接。


特別推薦でもしも不合格だった場合
には指定校推薦が受験できる。

指定校推薦は受験料免除
入学金10万円免除。
面接のみ。
募集は若干名。

特別推薦は要するに特待生みたいなもの。


なのでハードルは高い。


先週体験授業に参加してきたんだけど


事前に学校に電話して体験授業を受けた後に
個人面談をお願いして特別推薦・指定校推薦
について詳しく聞いてみようと思った。


電話をかけたら
その場で「どのようなご相談内容ですか?」


と聞かれたので

指定校推薦の募集が若干名と
あったのは何人くらいなのか、とか


特別推薦を受けたいと思っている
ことなどを伝えた。



電話口で、入学金10万円免除で
受験料も免除になる指定校推薦を受ける人がほとんどなんだそう。

面接さえ受ければ確実に合格が
約束されていて、必ず受験した学校に
行かなければいけないし
受験も一校しかできないのが
指定校推薦。



作品を見てないからレベルが
わからないから何とも言えないけど

指定校推薦受ける人が多い中特別推薦
チャレンジしてみるっていうのは
ありかもしれませんね。
とのこと。


体験授業に参加した時に
先輩に作品を見せたりして
聞いてみても参考になるかも。

ということだったので

スマホの写真に作品を納めて

体験授業に参加してきた。

付き添い

学校まで付き添って娘と一緒に
行った。


受付を済ませたら先生に案内されて
娘が学校の奥に入って行こうとした時
手を振ってきたので

「ここで、大丈夫。」


という合図だな、と感じた自分は
そこで娘を学校に置いて駅前まで戻ることに
した。


先生「お母様は大丈夫ですか?」

いっぱち「大丈夫です。」


と言い残し駅前まで暑い中20分
かけてきた道を20分歩いた。


3時間待って終わる頃再び20分かけて
学校の前で待ち、娘に連絡した。


しかし、返事が来ない。

様子がおかしい


体験授業が終わって30分が経過しても
娘からスマホに連絡がない。

先輩に作品を見てもらってるのかなぁ。


と思いつつも30分も
連絡ないのは変だなぁと思う。


チラッとスマホくらい

見れそうな気がするのに。


体験授業が終わって40分が経過した頃

ようやく学校から娘が出てきた。


急に泣き出し

スマホも見れなくなっちゃって
先輩達に作品の展示とか案内されて
断れずに40分ウロウロして
辛かったらしい。

中学校の頃を思い出した


中学校に入学して1ヶ月くらいは
通ってた時期がある。

その頃、教室でどう振る舞っていいか
わからず黒板を見つめていたんだそう。



周りの人達は先生とおしゃべりしたり
周りの人達同士で話したり

積極的に話しかけたりしてる。


そんな状況で自分は話しかけることも
出来ず、どう振る舞ったら良いか
わからなくなったらしく


中学校時代の不登校を思い出して
苦しかったようだ。
フラッシュバックというのかな。


大泣き


一通り思ってることや
感じたことを吐き出して
泣きまくった娘。

辛かったね。


思い出しちゃったんだね。

と傾聴して共感する自分。

今高校に通えてるのは
中学の時からの友達も同じ高校に
進学して1人は高2からは
クラスも同じで
その子の存在が大きいらしい。


ポケットティッシュが足らなくなって
ハンカチで鼻をかんだり

休憩で入ったカフェのお手拭き
で鼻をかんでやり過ごした。


散々泣いたところで
そろそろ帰ろうと

電車に乗ったけど
話すと泣いていて

不安定な娘だったけど

体験授業の内容は簡単で
楽しく独学でやってるイラストレーター
の仕事をするよりも捗って
作業ができたそうだ。

まとめ


こんなに不安定な状況でも
絵は描けるんだ!


それならとりあえず入学しても
通い続けられそうだし

親しい友達が一人でもできてしまえば
問題なさそうだ。


娘を信じてもいるけど
不登校をまたいつぶり返すかな
といつもどこか心配してる自分も
まだいる。


学校に個人面談のことで問い合わせした時に

体験授業の前に説明会が30分あるから
何度も聞くの面倒だろうし

聞かなくていいですよー。
30分遅れでお昼ごはん食べてゆっくり
来てくださいねー。


と言われていたので
15分遅れで到着した娘と自分。


娘は遅れたことに罪悪感があったり

一般的な流れと違う行動を取ったことで
不安になったらしい。


いつもと違う状況
新しい慣れない環境
遅刻した罪悪感
その日のメンタルの状態の悪さ

様々な条件の合わせ技で
不登校を思い出した。


体験授業の日からもうすぐ1週間経つけど
娘はすっかり安定した毎日に戻って

友達と遊びに出かけたり
部活の作品作りに集中したりと
充実した夏休みを送っている。


結局体験授業では自分の作品を先輩に
見てもらうことはできなかった
けど

特別推薦には受験するつもりなようだ。


ダメだったとしても指定校推薦があるから
なんとかなる。

成績がすごく良いので
どこかの大学とかいっても
いいんじゃないか、とも
思ってしまう自分もいるけど

娘に合った学校に通えることが
最優先だな、と思う。

久しぶりに娘の不安定な姿を見て
懐かしく感じられた。


そしえ不登校は過去になりつつあるんだな、
と思い時間の経過を感じた。


夫と一緒にやるキッチンカーのことばかりで
子育てが疎かになっていたこの頃だけど
娘の受験もしっかり寄り添い

これからも引き続き応援しようと思う。



そこそこ
コツコツやろう。
そこそこ
できることをやろう。






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