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SDGs de 未来構想 1DAY体験会@名古屋<前編>

SDGs de未来構想とは、
未来に向けたあなたの航海を支援する羅針盤ツール。

「社会の課題に、市民の創造力を。」を掲げ地域課題・社会課題解決において10年以上実践を重ねてきたissue+designが、地域や社会の「未来」を描き実践するために用いている思考フレームを、様々な立場の方にお使いいただけるよう、発想ツール化したワークショッププログラムです。

通常は二日間かけてじっくり体験いただく本プログラムですが、「二日間休みを作るのはなかなか難しい」というお声も多くいただき、気軽に体験できる1DAYプログラムをスタートしました。

今回から2回に分けて、名古屋体験会の様子とプログラムの概要をお届けしていきます。

後編はこちら

参加者の顔合わせから始まるイントロダクション

この日の参加者は4名。
SDGs de 未来構想は、仲間同士で課題を聞き合ったり、協力して解決の方策を考えたりと「探求を支援し合う仲間」としての参加者同士のつながりをとても大切にしています。
プログラムの早い段階でお一人お一人に自己紹介をしていただき、「何をテーマに未来を描いていきたいのか」をじっくり語っていただきます。

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SDGs de 未来構想は、4つのモジュールで構成されます。

Module1 MAP 地図を描く
Module2 ISSUE 目的地を定める
Module3 EXPLORE 未来の可能性を探求する
Module4 FUTURE SCAPE  未来の風景をカタチにする

イントロダクションでは、この4つのモジュールを通じて地域の未来を描いていくこと、一日の終わりにどんな成果が生まれるのかを共有し、いよいよModule1に入っていきます。

Module1 MAP 地図を描く

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Module1では、それぞれが持ち寄ったテーマの全体像と構造を明らかにするため、SDGsの17Goalsをガイドにイシューマップを描いていきます。

システム思考の考え方を参考に、全体の構造を明らかにすることで、課題解決のために効果を発揮するレバレッジポイントや、自分自身が熱を持って解決したいと願う問いが見えてきます。

前半は個人で課題と向き合い地図を作っていく作業。後半はチームメンバーとともに作成した地図を様々な角度から眺め、対話を深めながら磨いていきます。

Module2 ISSUE 目的地を定める

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Module2では、いよいよ解決すべき課題を特定するべく、「コアイシュー」として問いを文章にしていきます。

issue+designの課題解決プログラムでは、この「問いを立てる」という作業を非常に大切にしています。
「問いを立てる」ことには以下の3つの意義があると考えているからです。

1、好奇心の源泉となること
イシューを明らかにすることは、人が課題に興味関心を抱き、解決したいという気持ち、好奇心・解決心を持って取り組むその源泉となります。

2、発想のジャンプ台になること
仲間と課題解決に向けて発想を進めていく上で、イシューが明確になっていると、焦点が定まり数多くのアイデア、質の高いアイデア、実現性の高いアイデアを生み出せるようになります。

3、チームの拠り所になること
活動を進めていく上で共通のイシューを持っておくと、「私たちは何を解決するために活動するのか?」立ち戻って考える原点となり、それはチームの一体感を生み、プロジェクトの進捗をスムーズにします。

体験会では、解決したいと願う課題の現在と未来の姿を具体的に思い描きながら、チームメンバーと共有し、さらに力強い問いに磨いていきます。

この時点で「私が解決したいとなんとなく思っていた問いは、本当に解決したい問いじゃなかった」「改めて、自分自身がどこに情熱を注いでいるのか。解決にために自分の力を尽くしたいと願うポイントがどこなのかを知れた」という声が参加者から聞かれ始めます。

後半の様子は、<後編>に続きます。

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