フジモンとユッキーナは、かなり”新しい”結婚だった。

今回のシン・時事恋愛（2010年〜11年に連載していたオトナ女性のための恋愛コラムの再掲）は、「藤本敏史・木下優樹菜夫妻」がテーマです。

あれから10年、ふたりは離婚しましたが、今度はまた”新しい”離婚の形を見せてくれているようです。

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うまい比喩・たとえ表現が使えるようになる勉強会【おとなの寺子屋〜文章教室〜】

藤本敏史さん（40）と木下優樹菜さん（23）夫妻が結婚披露宴パーティーを行いました。お茶の間の人気者カップルの結婚には、現代的な要素がたっぷりと詰まっています。

　みなさん、こんにちは！　働き女子の“恋愛披露パーティー"を執り行う「時事恋愛」、今回のテーマは「イマドキ婚」です。
　
　先日、お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史（40）とタレントの木下優樹菜（23）夫妻が、都内ホテルで結婚披露宴を行いました。テレビ番組での共演をきっかけに交際の始まった人気者カップル。「恋と仕事のキャリアカフェ」としては、とても”イマドキ”な結婚として注目しています。
　
　夫・藤本さん（40）は、自他共に認める女子的な性格。スイーツが大好きでディズニーランドの大ファン。ミーハーでトレンド感度が高く自らのことを「OL」と呼ぶほど。共演者女子たちのガールズトークにも自然に入っていけるキャラクターです。
　
　と、ここまでは今で言うところの「草食系男子」を先んじていた印象ですが、こと恋愛に関してはバブル的な価値観が強い世代。繊細なセンスはロマンチックな恋愛へと昇華され、募る恋心にたびたび涙し、交際後はラブラブであることを公言。ついにはシンデレラ城の前でプロポーズしてしまったほどです。
　
　いっぽう妻の木下さん（23）は、元ヤンキーとしての逸話を数多く持つ男勝りな性格。ハスキーボイスと体育会系的っぽい潔さで人気タレントとなりました。交際について聞かれたときの応対も、なにか落ち着きというか風格を感じさせたものです。
　
　また、20代女性の特徴として、自分にいい暮らしをもたらしてくれる相手ではなく、身近にいる気心の知れた相手と「身の丈婚」を選ぶことが指摘されます。ガツガツと上を目指すのではなく、目の前のちんまりとした幸せを大事にする傾向は、いわば「草食系男子」の女子版とも言えるでしょう。
　
　正直、アラフォー世代女子から見るとフジモンは男として物足りなく感じるかも知れませんが、ユッキーナ的には居心地のいい相手だったのでしょう。会見でも「優しくて、後輩の方に愛されてるのを見て嬉しいし、世界で一番おもしろいです」とベタぼめでした。
　
　「乙女」な夫と「男前」な妻、バブル的な恋愛文化と安定志向トレンドの融合。17歳という年齢差も加味すると、一見芸能ニュースの中のおとぎ話のようですが、実はとても身近でリアルな結婚事例です。
　
　おふたりが末永く仲良しでいられることを、祈っています！