見出し画像

「伝える力」というプレゼント

新刊「ことばの魔法図鑑」、好評発売中です。熱心に読みふけるお子さんの写真が、日々寄せられてほっこりしています。

多くの方がお子さんのコミュニケーションに課題を感じています。

・「バカ」「お前」など、言葉遣いが悪い
・友だちや兄弟とケンカばかり
・引っ込み思案で言いたいことが言えない
・学校でうまく自己主張できているのか心配

などなど、「うちの子、このままで大丈夫なのかしら?」と。

大丈夫です。子どもたちは、自分の気持ちをどんな言葉にすればいいのかわからないだけです。

うれしい・楽しい・悲しい・悔しい……心に芽生えた気持ちはあるものの、それをどんな言葉にすれば伝わるのかわからない。
相手がその言葉でどんな気持ちになるのかわからない。

だから、つい攻撃的な言葉を使ったり、押し黙ってしまったり、癇癪を起こしたり……そんな子が多いようです。

本書では、言葉を魔法に見立て、使うべき言葉・避けるべき言葉をそれぞれ30ずつ紹介しています。

どんな気持ちになったら、この言葉を使うのか。そうすると相手はどんな気持ちになるのか。
一つひとつ丁寧に解説していきます。

コミュニケーションは、生きる力です。

気持ちを上手に伝えられれば、友だち関係や学校の勉強でも悩まず、もっともっと楽しく生活できる。ひいては幸せな人生を送れるはず。

グローバル化・多様化が進むこれからの世界でも、コミュニケーション能力の重要性は増すばかりです。

言語やバックグラウンドの違う人と、いかに協力・協働していくか。いかに自分の意見を堂々と述べるか。いかに相手の気持ちを想像するか。
その基礎力を小学生のうちに身につけさせてあげることは、子どもたちへの最大のプレゼントと言えるでしょう。

実は自分の気持ちを上手に伝えるのは、大人でも難しいことです。
「これはできてるね」「わ、これ言っちゃってる!」などと会話しながら、ぜひ親子で楽しんでください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?