「オトナの包容力」なんて簡単に偽装できるからあまり信じちゃいけないという話。(シン・時事恋愛)
先週投稿したドラマ「やまとなでしこ」、観ました。
松嶋菜々子、異常スタイル。矢田亜希子、かわいい。押尾学も出てる。筧利夫って何してるんだろう? 西村雅彦って昔から過剰なんだな。堤真一が今の堤真一になるなんて。東幹久の「いい男でいい人なんだけど……」という感じ懐かしい。などなど、さまざまな思いがよぎりました。
ベストセリフは、堤真一を追ってNYまで行った松嶋菜々子の「残念ながらあなたといると私幸せなんです」。
2000年代のファッションも目に新しく(懐かしく)、総じて楽しい鑑賞でした。
あ、あと、森口瑤子という人を初めてきちんと認識したら脚本家の坂元裕二の奥さんと知ってびっくり、とかとか。ドラマってこうやって、ああだこうだ言いながら観るのが楽しいですよね。
とすっきり吐き出して、ようやく、今週のシン・時事恋愛です。女性が言う「オトナな男性」「包容力」ってほんと? 疑ってみようよ、というコラム。そうですね、これなども、なんとか時の流れに負けてない内容かと思います。お楽しみください。
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「いま好きな人は、オトナの余裕があって、すごく包容力があるんです!」
・・・その包容力、本物ですか?
みなさん、こんにちは! 働き女子の”恋愛訳あり物件”を厳しく査定する「時事恋愛」、今回のテーマは「エセ包容力」です。
「包容力」は、「恋と仕事のキャリアカフェ」でもほぼ毎日話題になる、重要恋愛キーワードのひとつです。
たとえば、学生だった女子が社会人になると、途端に好みのタイプとして挙げ始めるのが「スマートな人」。何ごとにも物慣れていて、スマートにこなせる先輩男子やおじさまに惹かれる年頃で、とくに一緒にお店でご飯を食べた後の支払いのシーン(伝票の扱い方、財布の出し方、適度なおごり方)に、オトナの余裕を感じるようです。
また、相談を持ちかけたときの受け答えにぐっとくる女性も多く、「経験に基づいて的確なアドバイスをくれる」「自分がパニックに陥っているときに、横でどっしりと構えられていると安心する」という意見は多く聞かれます。
このように、スマートな大人の余裕、どっしりとした器の大きさを醸し出している男性が、「包容力がある」と評価され、働き女子から人気となっています。
もちろんこれは働き女子に限ったことではなく、女性はそもそも小学生のころから年上の男性と親しみたがってきたわけで、どこか落ち着きのある彼らを、子供っぽい同年代男子と比べてきた歴史があります。
ところが、そうした包容力は見せかけだけのハリボテ、「エセ包容力」の可能性もあるので注意が必要、というのが今回の主題です!
そもそも、紳士的なエスコートやお店の知識などは、「慣れ」でどうにでもなるもの。
彼らとて最初からスマートに振る舞えていたわけではなく、レジの前でバタバタと財布を取り出したり、チェーンの居酒屋しか知らないような時代を経て、その後、単に「経験」と「慣れ」で現在の物腰を身につけていることが多いのです。
ピンチに動じない落ち着きも同じで、すでに自分が経験したことであれば冷静にアドバイスできるのは当然。それを「器の大きさ」と解釈するのは早計というもの。
その証拠に「包容力のあるオトナ」と思っていた男性が、いざとなると(あなたが本当のピンチに陥ったときや大ゲンカをしたとき)、逃げ腰だったり、正面から向き合ってくれなかったり、上から目線だったりという経験、みなさんはありませんか?
大事なのは包容「力」よりも、包容「心」。
あなたのことを本気で分かろうとする態度、あなたに対して一生懸命優しく接しようとする気持ち、あなたのことをなるべく助けたい・守りたいと思う心がけ、それこそが重要なのであって、不器用なマナーや経験不足から来る幼稚さには、多少目をつぶってあげてもいいのでは、と思う次第です。
あなたに対して真の包容「心」(マインド)を持っていて、包容「力」(テクニック)もそのうち身につきそうな”未完の大器”を、ぜひ身近なところから探してみてください!
みなさんの健闘と幸せを祈っています!
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