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暮らしと食の、想うこと

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暮らすこと、料理をすること。 10年同じ部屋を借り続けて作り続けてきた料理と暮らしと想いについて。
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#コーヒー

「全ての支出は仕入れ」の発想

この2ヶ月あまり、食事はほとんど全て食材から調達して料理しています。この背景には、実は暮らしの中のできる限り多くのものから「価値を生み出そう」という僕の一種の意図的な取り組みがあります。 お金の流れは大きく分けると収入と支出だと思いますが、もう少し支出のほうをズームしてみると「仕入れ」と「支払い」に分けることができます。(厳密にはもっと分けられますが、会計学ではないので今回はこの二つに分かれるという前提で話を進めます。なお、会計用語も少し使いますが、あくまでもプライベートな

朝5時にもしカフェが開いてたら

朝5時。何をしていますか? アメリカのカフェは朝の5時、遅くても6時に開店するところが多く、しっかりとその時間からお客さんが入っていて面白いのでよく行ってました。日本ではカフェが開く時間が少し遅いので、ゆっくり飲んでいたら仕事に間に合いません(職種によるでしょうが)。5時から開いてくれていたカフェのおかげで、自然に早く起きて、朝から活動して、人と話して、それから1日をスタートできた頃が懐かしいです。 そんな話を以前喫茶店の店主にしたところ、先日本当にシアトルから東京に引っ

お客様がいらっしゃる家

現代の日本の住宅から消えたのは客間だと言われています。スペースが自ずと限られる都会生活では致し方ないという実状もあるかも知れません。 ちなみに「百科事典が最も売れたのは日本に客間があった時代まで」と言われています。読むかどうかは別として、ドカッと立派な本を客間に飾る人たちが昔はいたわけです。どうしていたのか?それは当時の住宅の間取りに関係があると推察してゆくことが出来ます。 これまで近代日本の住宅のデザインは居住スペースである複数の和室に対し、洋室の客間一部屋でした。しか

Je t'aime, TAIWAN ALISAN COFFEE.

以前から台湾・台北市によく出張に出かけていらっしゃって、仲良くさせてもらっているAさんから先日、ALISAN COFFEEのパックを頂きました。 えっ、でもしばらく行けないとなると分けてもらうにはちょっと貴重なのでは。 幸い海外出張が止まっている現在、台北店に行けなくても、京都四条店からALISANの豆が取り寄せられるとのことでした。 高校時代を僕は京都で過ごしていたんですが、大人になってからもう少し理解が深まった、京都の人たちが持っている「カルチャーと暮らしていく姿勢

キッチンをインスピレーションに

この冬は例年以上に仕事部屋のキッチンによく立っています。 以前はほとんど外食していましたが、特にこの1ヶ月ほどは、全く外で食べずにキッチンを活用しています。 コーヒーメーカー、フレンチプレスも大活躍です。 キッチンキャビネットにはお皿やカトラリー、調理器具も収納しているので、毎日三度の食事はこのキッチンを使います。 料理をしている間も考え事は続けられますが、食器や調理器具を手洗いしている時、色々なアイデアが浮かんできます。 食後に紅茶やコーヒーを淹れて一休みするのも