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「日本は子どもたちの自己肯定感が低すぎる!自己肯定感が低いとどうなるの?」

こんにちは
父親力、母親力アップコーチのサワラギです。

今日は、「日本は子どもたちの自己肯定感が低すぎる!自己肯定感が低いとどうなるの?」ということについて書いていきます。

というのも、実は日本は自己肯定感が低い子どもが増えているということが問題になっているようなのです。

自己肯定感とは、そのままの自分を受け入れることができるか、ということです。言い換えると、どんな自分でも好きと思えるか?調子のいいときも、悪いときも、そのままの自分を認めることができますか?という事ですね。

似たような言葉で、「自己効力感」がありますが、自己効力感とは、自分はできると思えるということで、能力に対する自信と言えばわかりやすいと思います。

私はこの二つの意味を正しく知るまでは、自己肯定感に自己効力感が含まれていると勘違いしていました。
そして、「自己肯定感 + 自己効力感 = 自己評価 」になります。

自己評価が高いと、ちょっと難しいことでもチャレンジしようと思えたり、例え上手くいかなくても大丈夫と思える、心の強さ、最近よく聞くレジリエンス(しなやかな心の強さ)に繋がる要素だと思っています。

ところが最近、日本では自己肯定感が低い子どもが増えているということが問題になっているようなのです。

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こちらは、平成26年度の内閣府が出した「子ども白書」です。
折れ線グラフが見にくいのですが、一番下が日本です。

こうしてみると、諸外国に比べ自己肯定感の低さが目立ちます。ちなみに年代でみると、ここには書かれていませんが、10歳からはどの国も自己肯定感は緩やかに下降するのが普通だそうです、このグラフには出ていませんが、日本では10歳で急激に自己肯定感が下がるそうです。

皆さんはこれを見てどう感じましたか?
私は正直、めちゃくちゃショックです。
私自身も自己肯定感が高かったわけではないですし、周りの大人たちも自己肯定感が低いというのはよくあること、とは思っていたのですが、同じアジアの韓国との差がこんなにある、というのに正直とても驚きました。


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次に、日本だけなぜこんなに自己肯定感が低いのか?という点は今日は省略させていただきまして、自己肯定感が低いと何が良くないか?という事をお伝えしますね。

自己肯定感が低いとどうなるか?
自己肯定感が低いと、自分らしい人生を送ることも難しくなり、また自分のことを受け入れていないため他者の受け入れも難しくなり、社会で生きていくのが苦しくなります。

”海外の研究では、低学力、少年犯罪、薬物依存、10代の妊娠、自殺などと、自己肯定感に相関があることが指摘されてきました。日本においても、居場所がなく不安を抱える子どもたちが増えていることが指摘されています。私の外来で診察している小〜高校生(小児の精神疾患)も、自己肯定感が低い子が多いといえます。”

( 青山学院大学教育人間科学部教授 古荘純一氏の記事より抜粋)

自己肯定感って、こんな問題につながるような重要なものなのですよ!
正直、私はちゃんと学ぶまでは自己肯定感がそこまで大切なものと知りませんでした。
そして、子どもの自己肯定感の形成に影響を与えるのは親です。でも、親自身の自己肯定感が低いと、子どもの自己肯定感を高めるのが難しくなります。

ということで、結論、
大人も子供も自己肯定感を上げるべし!!!

では、どうやったら自己肯定感をあげることができるのか?ということですが、子どもとの関わりにおいては、次のことを試してみてください。
(以前書いた記事と重複箇所ありますが、大切なので再度書きます)

子どもの自己肯定感を高める方法
①否定しないで聴く
否定しないで聴くと決め、真っ白な気持ちで最後まで話を聞きましょう。

②ポジティブなフィードバックを行う
子どもの未来が良くなるような、明るい未来に繋がるようなフィードバックをしてあげましょう。
例)○○ちゃんが好きなんだな、って気持ちが伝わってきたよ。
  いつも○○ちゃんを応援してるよ 
  上手になりたいって思っているんだね などなど

③親自身のメンタルの安定を保つ
人間ですから、いつも機嫌よく子どもと接することは難しいかもしれませんが、親の不機嫌=子どもにとって拒絶、と感じるときがあるため、可能な限り親自身の良い精神状態を保てるよう努めましょう。
そして、前述のように、親自身の自己肯定感が低いと良いメンタルを維持すること自体が難しくなるため、親自身も自己肯定感を高めるようにしましょう。

自己肯定感が高いことは、いうまでもなく人生の質に関わってきます。
親も子供も活き活きと、自分らしい人生を楽しめるようサポートしてあげることは、親が子供にしてあげる最良のサポートではないかと思います。
(私も親からそんな風に育ててほしかったです!)

今日の記事を読んで、こんなこと試してみようかな~と思いついたことがありましたら、小さなことでもいいので是非やってみてくださいね。

今日書ききれなかった、子どもの自己評価を上げるコミュニケーション方法や、頼れる父親に繋がるヒントが詰まった「父親力アップ~頼れるオヤジ講座」他、単発セミナー等もご用意していますので、よければHPも覗いて見てくださいね。

では、また明日もnoteでお会いしましょう^^

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