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卵を温めて21日目、ヒヨコ生まれる

8羽のヒヨコが生まれた

8個の卵を温め始めて21日目、午後10時近くになって最初のヒヨコが生まれた。その前日からヒナたちは卵の中でよく動き、少しづつ殻に穴をあけていた。ニワトリの孵化までの期間は約21日だけれど、概ね予定通り生まれてくるのだからすごいなあと思う。

翌朝、早起きをして確認したら更に4羽が生まれ、孵卵器の中を元気に転げ回っていた。その日の午後には2羽孵化したので大忙しであった。残りの1つはかなりおとなしいので心配だったけれど、夕方暗くなり始める頃にひときわ大きな鳴き声をあげて生まれてくれた。

6月10日から11日(2024年)にかけて8羽全てが無事に孵化した。

雄鶏か雌鶏か


半日から1日ほどで羽根が乾き、よちよちと歩くようになったので育雛箱に移した。生まれたばかりのヒヨコは自分で体温調節ができない。生後1週間はヒーターで36度ほどをキープしないと寒さで死んでしまう。その後、徐々に温度を下げてゆき、1ヶ月もすれば外に出しても平気になる。

家族や近所の人らと、ヒヨコたちが暴れ回る箱をのぞき込んで「こいつは小さいが賢そうだ」とか「こいつはボーっとしているので将来が心配だ」などと言い合っては笑った。

問題は雄鶏か雌鶏か、である。

ニワトリはだいたい雌鶏5羽に対して雄鶏1羽が1つの群れだそうだ。雄鶏が多いとケンカをする、雌鳥を奪い合う、人に襲いかかる、とあまり良いことがない。
昨年、我が家では雄鶏が4羽になってしまった。大飯食らいの上に気性が荒いし、卵も生まないので、穀潰しを大量に抱えているような気分になってしまった。

後に雄鶏が欲しい、と言う人たちに3羽引き取られて行き平和になった。雄鶏を欲しがるのは、繁殖させたいが雌鶏しかいないとか、老齢になった雄鶏の後釜が必要だとか、そういう人なので、滅多にいない。

とにかく目下の話題は8羽のうち何羽が雄鶏か、ということである。

どこの界隈にも物知り顔で嘘か誠かわからないようなことを言う人がいる。その人は「こいつの足を見てみろ。デカくてしっかりしている。体がデカくなるからそれを支えるために足もデカいのだ。つまり雄鶏だ」、「こいつは頭がデカい。頭がデカいということは支える体もデカくなる。つまり雄鶏だ」などともっともらしいことを言って、結局8羽全てを雄鶏にしてしまった。

雄鶏が8羽も増えてしまうことに頭を抱えながら過ごしている。

YouTubeでこれまでのニワトリたちの様子も見られます。


Instagramで最近の様子も見られます。


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