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4月11日放送分『青天を衝け』プチ解説

視聴率なんて関係ありません。今回の大河ドラマ『青天を衝け』は、近年稀に見る名作と言えます。脚本も良いですし、演者も良い演技をしています。「幕末・近代の大河はつまらない」と言う人もいますが、今回の大河はそんなマイナスなイメージを払しょくする、視聴者を引き込むストーリーなのです。

食わず嫌いの方、今からでも良いのでぜひ視聴してみてください。きっと大河のイメージが変わると思います。そんなきっかけになるべく、今回も『青天を衝け』のプチ解説をお送りします。

1.和宮

孝明帝の妹。有栖川宮熾仁親王と婚約しますが、幕府提案の公武合体策により14代将軍・徳川家茂と結婚することになります。ところが家茂は上洛することが多くなり、和宮は夫と離れて暮らすことに。いわゆる悲劇のヒロインです。戊辰戦争時には、天璋院(篤君)とともに徳川家の存続を訴えました

2.岩倉具視

身分が低い公家出身でしたが、次第に頭角を現し、孝明帝の侍従になります。王政復古に成功し、公家として唯一「維新の十傑」に選ばれています。歴史の教科書では岩倉使節団が有名ですね。のちの日本を築く著名な人物が多数随行しています。

3.安藤信正

幕末期の老中であり、別名・対馬守。井伊直弼が、桜田門外の変で倒れた後の幕府を支えました。上述の和宮の件(和宮降嫁)で攘夷派から非難され、坂下門外で負傷します(坂下門外の変)。その責任を取り、老中を辞職。戊辰戦争では新政府軍に対抗しますが、敗北。明治4年に死去してしまいます。

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以上、4月11日放送分『青天を衝け』プチ解説でした。今回は、桜田門外の変の描かれ方が秀逸でしたね。これまでの幕末のドラマ史上No.1かもしれません! まだ観ていない方は、ぜひ土曜昼間の再放送をチェックです!

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