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8月22日放送分『青天を衝け』プチ解説

前回の記事の通り、非常に暗い回となった8月22日放送分(第25回)。小栗上野介(演・武田真治)は処刑されるわ、川路聖謨(演・平田満)はピストルで自害するわで、旧幕府側の有名な面々が次々と世を去りました。従来の大河だとあっさり旧幕府側が瓦解してしまう演出が多かったですが、今回の大河は生々しいですね。それが今回の魅力でもありますが。

さて、今回も『青天を衝け』プチ解説をお送りします。土曜の再放送のお供にどうぞ。

1.上野戦争

前回紹介した江戸無血開城。それを不服として上野の寛永寺に立てこもった彰義隊と、新政府軍の戦いのこと。1868年5月に鎮圧されてしまいます。一部は旧幕臣である榎本武揚らと旧幕府の軍艦で逃亡し、箱館戦争に参加することになります。

2.会津戦争

長岡藩を含む東北諸藩は奥羽越列藩同盟を結成。会津藩は新政府軍に強硬に抵抗しましたが、会津藩は1868年9月に降伏。ほかの藩も10月までに鎮圧されてしまいます。白虎隊の悲劇が有名ですね。

3.五稜郭の戦い

榎本武揚や土方歳三らは箱館の五稜郭に向かい、五稜郭を占拠。榎本武揚を総裁とする蝦夷地仮政権(蝦夷共和国)を樹立させます。しかし新政府軍は東北での戦いで連戦連勝し、箱館に侵攻。旧幕府軍も徹底抗戦しますが、新政府軍の参謀であった黒田清隆の説得により降伏します。1869年5月に箱館戦争は終焉を迎えます。

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以上、8月22日放送分『青天を衝け』プチ解説でした。戊辰戦争は各地で争いが起きており、ここで紹介したものはほんの一部です。もし戊辰戦争に興味がある方は、ぜひ歴史書などに手を伸ばしてみてください。

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