鰹日記Lv5: サードプレイスのトイレ。あなたはトイレから何を学びますか。
どうも。インベスター鰹です。
外出自粛が続く中、皆さんはどうやってリラックスしてますか。
独身一人暮らしであれば、誰にも気を使わなくてええけど、
家族や恋人といたり、特に小さい子供と一緒に同じ空間に居続けると
たまーに1人の時間欲しくなりますな。(ありがたいことですが)
豪邸に住んでいたらいいけど、部屋数が限られている場合、リラックスできる場所がないよな。
そんな悩みを抱えてている多くの人が、
サードプレイスを "トイレ" にしてるみたいやで。
トイレは個室やし、毎日きれいに掃除していたら、ほっと一息したいときの休憩所になるな。
そんな素敵な場所を提供してくれるトイレやけど、座り心地や機能性も大事。
日本には
①TOTO
②LIXIL
③Panasonic
④ジャニス
⑤タカラスタンダード
などのメーカーがありますが、鰹の家にはTOTOがあるということで、
本日はTOTOについて調べていくでぇー。
目次
1.会社概要
2.株価推移
3.経営指標-稼ぐ力-
4. 市場からの評価
1.会社概要
創業者の大倉和親は、海外の進んだ生活文化に触発されて、
「快適で清潔な生活空間を提供したい」と思って、1912年、衛生陶器を開発するための製陶研究所を設立したんやて。
その後、陶製腰掛水洗便器を普及させて、
生活文化の向上や社会の発展につなげることを目指し、1917年に東洋陶器株式会社(現TOTO株式会社)を設立。
これがTOTOの始まりで、2007年に社名をTOTO株式会社に変更したと。
従業員数は連結で33,431名。
2019年度の売上高は5965億円。その内日本の住設事業が4361億の約73%やな。日本の住設事業の商品別売り上げ高はこんな感じ。
ちなみに、営業利益率でいうと、ウォシュレットが11%で一番ええな。
(出所:2020年3月期決算説明資料 https://ssl4.eir-parts.net/doc/5332/tdnet/1821569/00.pdf))
2023年までには、売上高を7200億円目指してるという。
鰹はよく出張や旅行で海外に行く機会あるけど、日本のトイレと違って汚いし、落ち着かないから、ぜひ改善していってほしい。
2.株価推移
東証1部への上場日は1945年。かなりの老舗。
発行済み株式総数は176,981(百万)。
大株主はGPIFで約7.7%やな。
3.経営指標-稼ぐ力-
売上成長率はこんな感じ。 ちょっと伸び悩んでるな。
ポイントは海外の売り上げをどうやって増やすかやな。そして、TOTOが根付かせたウォシュレット文化を海外にどうやって広げていくかがポイント。綺麗除菌水も日本ならでは。
中期経営計画でも「世界中にTOTOのファンを増やしていく!」って言ってるわ。
次にROICとWACCを見るで。LIXILと比較するとこんな感じ。
WACC(資金調達するときのコスト)が
ROIC(調達した資金を事業に投資して、どれだけ利益を生み出したかみる指標)
TOTOの方が稼ぐ力はあるけど、資本コストの方が高い。
一方でLIXILは資本コスト低いけど、全然稼げてない。
今後のTOTOの投資計画は明確。ポイントは資本コストをしっかりと最適化して、下の投資から利益を回収すること。
(出所:https://jp.toto.com/company/ir/vision/pdf/17_10.pdf)
4.市場からの評価
最後に、お馴染みのPERやPBRを見ていくで。本当は過去の水準とかもう少しちゃんと分析しないとあかんけど、今日はシンプルに現時点の値をみるで。
LIXILは大赤字やから直近の値がでてないけど、TOTOは少し割高水準かな。
コロナの影響もあるし、減益やな。プロの証券会社のアナリストも買い推奨してる人はほとんどいないな。
やっぱり、トイレをする場所は綺麗で落ち着いた方がいい。
そしたら、サードプレイスとしても活用できるな。
皆さんも海外旅行とか出張でトイレに行ったときに、
なんか落ちくなーと思ったら、どこのメーカーかみてや!
んで、TOTOやったら、
「TOTOすごいやん! 頑張ってるやん!」と思うだけでなく、
株投資も考えたらええかもな。
ほな、疲れたから、トイレで休憩してくるわ。
どうも。インベスター鰹でした。
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